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トキメキの喫茶店


喫茶店という響きがまず好き。

レトロ喫茶、ネオ喫茶
などと呼ばれるお店も増えて行っているけど
そこもまた良いがやっぱり昔ながらの喫茶店…
昔ながらっていう言葉もなぜかしっくりはこないのだけれど。

まあ、昔からある喫茶店が好みだ。

どっしりとした深煎りコーヒーと
薄いパンと薄いハムのサンドイッチ(褒めている)
既に完璧だ。

そこにちょっと気の強めなおばちゃんの店員さん。新聞を読むおじさん。タバコを吸うサラリーマン。井戸端会議をしている40代後半の女性たち。

一人でふらっと喫茶店に行くと、本を読んでいるふりをして(少しカッコつけて笑)その人達の物語を勝手に作っては妄想している。
碌でもない妄想なんだけど。
ドロドロの昼ドラ妄想も多い。

結局、小説でも映画でもベタベタで結末が想像できちゃうラブストーリーより、少し嫌な気持ちで曖昧で完結するラブストーリーが好きだったりする。
愛がなんだのテルちゃんみたいに都合の良い女の子にはなったことないけど、ちょっとわかる。みたいな。
吹いたら飛んでいきそうな軽い人が好きな時期もあったな…なんてクリープハイプの歌詞を思い出したりなんかもして。


とりあえず夏のせいにしとこうか。
(まだクリープハイプ引きずるよ)

大好きなカツセさんにクリープハイプの小説書いて欲しいなあ、どう解釈してどう物語で男女が動いていくのかとても気になる。

トキメキの喫茶店なのに全然ときめいてないじゃん。って思ってるよね。
特に喫茶店でときめいたりしたわけじゃないけど、朝から好きな人とコーヒーを飲みに行きたいって話。
光が差し込む窓際の席で今日何しよっかって、ちょっとチープなサンドイッチと目が覚めるくらいの深煎りコーヒーと共にその日の予定を決めたい。


あれ、ちょっとトキメキの喫茶店じゃない?

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