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【朝礼 5/21】成長の環境を自ら創り出し、更なる成長を目指す

今朝の朝会では、多少の忖度はやむなしと割り切り、「Bリーグ全体として良き方向に向かっていると思うか?」とスタッフ全員に尋ねてみました。

2024-25シーズンから新たな5か年中期経営計画を設定し、アリーナがかなり出揃う2028-29シーズンを短期的なピークに持っていくということ。そこに対して、実際やっていること、感じるものがポジティプか如何?

オンラインでしたが、概ね、挙手ボタンを押していただけたかなと思います。個人的に大切なのは、世の中にBリーグの面白さを届ける仕事なのに、自分たちがワクワクしていなかったら、届くものも届かないでしょう!、と考えているからです。いける!とポジティブにみんなが思うことは、成功する上で大切な要素だと思います。

実際に、
ビジネス面でも入場者数をはじめ各種経営数値は劇的に伸びています。強化面でもワールドカップのみならず、Bリーグ勢で88年ぶりに中国代表に勝利した日本代表、B1はもちろんのこと、ここ数年でB2.3のレベルも間違いなく上がっています。EASLは、千葉Jが初優勝。韓国KBL、中国CBAもベンチマーク、意識し始めていると思います。そして、アリーナの誕生、メディア露出、社会的プレゼンスも向上しています。

まさに、B.革新で大事にしていこうとしているクラブ経営強化、日本代表強化、社会性の向上への道を歩めている実感もあります。

実力、ひたすら頑張っただけでどうこうなるものでもないのが、世の中の厳しいところ。今のバスケ界の人も頑張っていますが、過去のバスケ界の人も頑張っていたはずです。

では何が違うかというと、

環境かなと思います。2016年、Bリーグが誕生して、歯車が噛み合い出して、ビジネスのスケールが拡大して全てが変わるチャンスを得たのだと思います。

今期の入場者数の伸びの原因を先週、B.革新による意識、経営改革が進んだこと。次に、ワールドカップ。あの盛り上がりは凄かったこと。そして、新アリーナが誕生したクラブが数だけでなく、観戦体験も牽引していること。

つまり、外的要因、風が吹いたのは、ワールドカップのみ。残りの二つは、Bリーグがいかなる状況でも事業継続するために、先に打っていた手です。今シーズンの盛り上がりへのワールドカップ効果は大きいですが、それだけではシーズン当初のブームで終わっていたでしょう。

ビジネスは博打ではありません。風が吹いたらなぁーなんて言っているところには風は吹きません。実力だけで報われる世界ではないですが、いかなる状況でも結果を出すという強い意志が何より大切です。

・日本代表が結果出ない
・NBA選手が来日しない
・看板選手が移籍
・他クラブに比べて資金力がない
・他競技に比べてメディア露出が少ない
…  

うまくいかないと嘆く理由をあげたら枚挙にいとまがありません。経営がそう思ったら絶対ダメ、経営層だけでなくスタッフもそうでなくてはなりません。リーグもクラブも、徹底的に言い訳できる環境をなくす。何とかするのが、経営です。

リーグもクラブもこんな想いでここまで頑張ってきたからこそ、運も引き寄せ、風が吹いたりしながら、今のBリーグの盛り上げに繋がったのだと思います。今、はじめてチャンスがようやく巡って来た感じです。

良い流れになったことで、今まで手にできなかった優位性を手にしたからこそ、無いなら無いなりに頑張ってきたときの言い訳しない文化から、優位性を享受できるからこその言い訳が生まれやすい環境になっているとも言えます。

B.革新は、システム・仕組みとしても言い訳を出来ない、成長するための環境をセットするという機能も有しています。入場者数4000人、売上高12億、夢のアリーナなんて高い目標で夢のまた夢でした。

しかし、このアプローチがなかったら、業界に言い訳が横行して、今の成長はなかったと思います。漠然と頑張っているだけては結果は出ないし、高い目標を目指すから積み上げではなく、逆算して埋めにいける。だから、知恵を絞れる。

そんな高い目標を立ててアジャストし、また、高い目標を立ててアジャストする。10年スパーンで非連続の成長を目指す。2016年の開幕戦、2026年B.革新がまさにそう。良き環境の変化を創り出し、Bリーグを未来に繋げていきましょう。

こんなメッセージをお伝えしました。

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