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「ザイム真理教」

以前、こんな事をつぶやいたのですが。

今回、森永さんの本を読んで、「やっぱり財務省は解散すべきだ」と思います。

序文で、

財務省は、宗教を通り越して、カルト教団化している。(略)なぜザイム真理教が生まれ、それがどのように国民生活を破壊するのかというメカニズムを述べていこうと思う。

とあります。そして、

使えるお金が減れば、消費が落ちる。消費が落ちれば、企業の売上げが減る。そのため企業は人件費を削減せざるを得なくなる……という悪循環が続いた

これは皆さんも実感されているのではないでしょうか。

ここから、本書から少し引用させていただきます。

財務省の思想や行動が、文化、あるいは宗教を通し越した反社会的な「カルト」である


ザイム真理教は、財政破綻をすれば、ハイパーインフレや国債や為替の暴落が起きるぞと脅したうえで、必要のない増税を繰り返して、国民生活を破壊してしまう


財務省は、自らが作り上げた財政均衡主義という教義を持ち、その教義を正当化するために、「日本の財政は破綻状態だ」と国民を脅す神話を作り上げてきた。

さらに、議員さんの証言。

長妻昭議員が、
「森永さんの理論は間違っているとは思わないんだけど、なんとなく腑に落ちないんだよね」と言われて、遠回しに否定されてしまった。ザイム真理教は、さほどに多くの人々の心に深く根ざしてしまっているのだ。財務省の40年間にわたる布教活動の成果だろう。



犯罪行為を財務省幹部に決意させてしまうほど、「消費税は引き上げていかなければならない」というザイム真理教の教義は重い


国が滅びても、財政規律が保たれてさえいれば、満足なんです。(安倍晋三著書より引用)

引用したいところはたくさんありますが、控えます。下の目次を見るだけで腹立たしさも倍増です。

◯教祖と幹部の豪華な生活

◯強力サポーターと親衛隊

◯岸田政権は財務省の傀儡となった


経済学がわからなくても最終章(岸田政権は財務省の傀儡となった)は明解なので、彼がやってきた悪行について知ってもらうためにも、著書を全文載せたいくらいです。
彼は政権についた途端に180度転換しました。でもそれはこの総理だけでなく、安倍首相以外は該当者です。別の政党が政権を取った時も、さんざん税制を批判して政権についた途端、180度転換しました。
それだけ彼らが本来持っていた思想を、財務省は転換させてしまうのです。そのやり方はもはや「カルト」だ、と著者は言うわけです。要するに、

それは信者8000万人の巨大カルト

というサブタイトルにも表現されています。だからこそ、「あとがき」には絶望感も綴られています。

いくら頑張って書いても、世間の意識を変えることはできないのではないか、という懸念も同時に持っている。

なんと、民主党の小川淳也議員は、消費税は25%にすべきだと語ったそうです。
だから与党でも野党第一党と言われている政党でも、どっちが政権についても変わりがない、という事だと思われます。むしろダメになるかも。

さらに「あとがき」では、この本自体を出す事ができないかもしれない、と。いろいろな出版社に持って行ったが、難色を示されたと言うのです。
今のテレビメディアのコメンテーターについても、政権批判をする人間はどんどん弾かれ、タレントばかりになっている、と著者は述べています。
要するに「言論統制」です。

完全につるんでいる、メディアも共犯者レベルです。


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