違国日記がすごいよかった
違国日記、配信でリスナーさんからおすすめされて、読みました!
すっっっっごいよかった!
すっごい良かったのに、小学生みたいな感想しか出てこない自分が少し嫌になってしまった
私の言語化能力が無いせいでうまく言えないけど、本当によかった。
友達とかリスナーさんとかにも読んでほしいと思いました。
良かったけどうまく良さを説明できないのを、「良かったけどうまく良さを説明できませんでした」だけだとあれなので
思った登場人物の考え方とか言葉に、いいなと思ったものがあったので、それをいくつか紹介しようと思います。
※ここからネタバレ注意!
これは親が死んでも悲しくならない自分を変だと思っている朝に向けた、槙生の言葉です。
私も去年ようやく「自分が誰に何を思っても自由なんだ」って知って、逆に言えばそれまで知らなかったってことで、自分がどう感じようが自由だ思えるのは当たり前のことじゃないってわかります。
分かってる人にとっては当たり前なんだけど、分かってない人にとって当たり前じゃないことを言える槙生すごいって思った。
こんな大人になりたいかもしれない。
これ、槙生が朝を見ながら考えてたことだけど、私は全然最近までこれだった
自分だけが誰からも愛されなくて自分だけが孤独だと思ってた!
でも高校生とかの時はもっと孤独だと思ってたかも
槙生は、ヤマシタトモコ先生は、そうじゃないって分かってる人は、そうじゃないってわかっててすごいなぁ
槙生が朝の友達・えみりに映画『フライドグリーントマト』のBDを貸した時の言葉。
私はずっと、誰かを好きにならないのは重い罪になると思っていたのでこの言葉を聞いて泣いてしまった。
この映画もいつか見てみようと思う!
Amazonプライムビデオにはなかったです!
あとこれと同じ4巻で、1日で部屋をごちゃごちゃにした槙生に朝が「なんでこんなこともできないの!?」って言うシーン、これ読んだ時ちょうど私もいろんなことに対して「自分はなんでこんなこともできないんだろう」ってちょっと悩んでたので、自分に言われたみたいな気持ちになって泣いた。
飽きっぽくてひとつのことを続けられなくて部屋が汚くてどんなに寝ても眠くていろんなことへの返事が遅くて忘れっぽくて何を忘れていたのかすら忘れる自分が嫌なのになぁ。
朝が槙生に作詞のアドバイスを求めた時の槙生の言葉。
ブルーピリオドでも同じようなシーンがあったけど、何かを必死で作るってこういうことだよね。
この殺意は私にも覚えがあります。(強い気持ちだけど、矛先が自分に向くと本当に自分を殺しかねなくて、今の私には危険だと思うので封印中)
また強い気持ちで、殺意を持って創作ができる日が来るといいな。
恋愛しないことを決定した(わかった)槙生の友人、コトコの話を聞いてしばらくしてから槙生が考えたこと。
この言葉、ちょうど私がこの作業をしていたからなのかとても刺さった!
「あなたの作品の孤独な人が書いてそうなところが好きだから恋人とか作らないでください」ってファンレターをもらった槙生と笠町の会話、ここも好き!
私の大好きな水城せとな先生は、この世の恋愛の全てを知り尽くしてるに違いないって私は思ってるけど、そうじゃないかもしれないってこと?なんかやだなあ
童貞の描くファンタジーすぎる展開とファンタジーすぎるヒロインが出てくるエロ漫画の方がエロいって話も思い出す。
私は物語を描くタイプの創作者ではないから、ここの感覚は「書かない人」そのものだと思う。
でも逆に考えたら深みが全然ない私でも、嘘を紡いで深みのある何かが作れるってこと?(深みのない発言)
ここ…大好き…
私も昔は朝みたいに考えてたんだけど、色々経験して今は槙生みたいな考え方になったよ。
昔は恋するのが当たり前だと思ってたし自分も大多数の人と同じに決まってると思ってたし、そうじゃなかったとしても無理矢理そういうふうになろうってしてた!
これ1番好きな言葉かも(1番はいくつもあっていい)
私の話だけど、絵を描くの何度もやめてまたはじめてを繰り返してるうちに、あ、これやめられないんだ…って悟る瞬間があった
私はなんの結果も出してないし、それで生きていけるほど能力があるわけじゃないから才能があるかはわからないけど、「やめられない・やめられなかった(そしてきっとこれからもやめられないと予想がつくぐらいに続けてきた)」のは事実としてある
「諦め」としか表現できないよねこれ
去年、また絵をやめようとしてたら友達に
「もう南星は絵描きから抜け出すことは許されない」
って言われたこと思い出した
そう考えると、この一年で抜け出すの諦めたんだなあ。
「呪い」って表現も、私も同じ表現をしたことがあるのですごくわかるんだぁ
絵がなければ私は普通だったのかなって何回も考えた。
これさえなければ私はもっと他のことに興味を持つことができて、他のことに時間やエネルギーを使えて、今みたいに偏った人間じゃなかったのかなあらなんでそうなれなかったのかなって考えて超絶病んだ!
一生この呪いと付き合っていくしかない!
素敵な言葉がいっぱい!
いろいろ挙げすぎて、まだ読んでない人の読む意欲が無くならないことを願います。
でもね、私だって近いことを日々考えているのに、それをうまく作品にできていないのはどうしてなんだろうって少し思った
毎日色々考えてるから発言や絵にもっと深みが出ていいはずなのに!
ヤマシタトモコ先生にあって南星ぽぽにないものってなんなんだ!?
あと別の感想なんだけど、朝が無知で純粋ゆえに知らない間に人を傷つけている様子を見てたら、自分の昔の発言とか思い出して
それで、私が無知でなんでも決めつけたがるせいで、周りのいろんな人を傷つけてたんじゃないかとか、自分はそうじゃないからどうでもいい!って思ってたり、無関心だったなとか、なんか反省した
傷つけた人の傷を治したりなかったことにすることはもうできないけど、これから自分が傷つけられたりした時に相手のことをもっと考えたりとかしようと思った
槙生のお姉さん(朝のお母さん)と槙生の関係はもうダメになってたけど、関係がダメになったあとも槙生のお姉さんは変わっていってて、多分それと同じなのかもなぁ。
誰かを傷つけたとしても関係がダメになったとしても、考え方を変えることはできるから、変えたいと思ったら変えればいいのかもしれない。
物語って何かの変化を描くものって聞いたことある。
この物語で1番大きな変化は、槙生がただ嫌いで関わらないようにしていた姉のことを、ただ嫌いなだけじゃなくて、子供を15歳まで育てたことを尊敬したり、子供を残してこの世を去ることがどれだけ無念だったかを考えるようになったことだと思いました。
わ!すごい稚拙な文章!!!
稚拙すぎて公開するの止めようかと思ったけど出します!
自分のために!
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南星ぽぽは、Twitchで週に2~3日配信しているVtuberです。
配信内容は【雑談配信・イラスト制作作業配信】で
水曜と木曜は昼、そのほかの曜日は夜に配信しています。
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