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オンラインコミュニティ構築の9ステップ

オンラインで大学の授業をすることになった。正直なところ15年間インターネットをベースに仕事をしてきた私は「なんとかなる、むしろ可能性が広がる」と感じた。だけど、ネットを今まで使って来なかった人たちにとって、このオンラインのみの環境はしんどそうだ。そこで、ここ1年にやってた仕事やコミュニティ構築の経験まとめてみた。授業の進め方を迷って困ってる先生は、騙されたと思って、ひとまずこの9ステップ試してみてほしい。

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オンライン9ステップ@4mimimizu
1-メール(またはSNS)で呼びかけ
2-Slackで全員集合/知り合う/緊張...
3-zoomお茶会で緊張を解く
4-お茶会の延長雑談チャットが生まれる
5-ラフな会話が自然になる
6-プライベートSNSの共有
7-一人の作業スペース確保
8-自分の好きなタイミングで意見を求められる
9-スタンプのシグナルが身近になる

1-メールで呼びかけ
2-Slackで全員集合
3-zoomお茶会

大事なのは,3-zoomお茶会で自分たちも戸惑ってること、みんなでこの場を作り上げたいこと、どんどん情報交換したいことを伝えること。

そしたら...自動的に4.5.6は進む。(...と思う)

4-お茶会の延長雑談チャットが生まれる
5-ラフな会話が自然になる
6-プライベートSNSの共有

ここで、焦ってはいけない。
どんどん仲良くなろ〜〜〜!と時間同期を高めて、流れるタイムラインを見てるとお互い疲れてくる。みんなが見える場だけでなく、ひとりになれる場を用意。

7-一人の作業スペース確保

Scrapbox、Googleドキュメント、Notion、などなど

一人になったあと、そのまま一人ではオンラインの意味がない...。自分の生活リズムに合わせて、好きなタイミングでみんなが居る場所にいけることが重要。

8-自分の好きなタイミングで意見を求められる

リンクを貼って、「これどう思う?」言えるようになれば、そこはもう、人がいるコミュニティだ。

ここまで来たら完璧。

9-シグナルを身近に感じる。
いいね!のアクション、
ログイン点灯の印
アプリについた通知の印

ささやかなシグナルがあるだけで「みんな今日もネット上にいるね...!」と確かに感じられる!(ようになる...かもしれない、 私はそういう認知になってる...)

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この1ヶ月感じたこと。オンライン授業対策は、災害対策くらいヘビーな仕事。情報視点での避難が必要。
メールだけでやり取りするのは、津波が来てるのに傘をさして何とかしようとしてるくらいヤバい。全力でテクノロジーを活用して、先生も学生も情報のやり取りの嵐から避難せねばならない。

ネットで難しいのは、何かひとつ強い乗り物を探すのではなく、場合に応じて臨機応変に乗り換えていくこと。ある時はメールかもしれないし、ある時はSlackかもしれない。次の瞬間にはDropboxかもしれない。DJのようにつなぎ合わせて体験を作る。その技術が遊びのように見えてることも課題かもしれない。

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それにしても、オンラインMTGとリアルMTG。
受け取る情報の種類は減るけど、その分、情報をつなぎ合わせるための認知負荷は上がってないか...?

オンラインの1時間MTGは、リアルMTGで言うと2時間くらいに感じる。
いつもの分量でMTG入れてるとダメな気がするけど、思い込みかもしれないし、実際どうなのか気になる。



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