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きみに嫌なことがありませんように


こんばんは、じゃないです。


4/27で半年記念だったので彼がケーキを買ってくれました🎶🎶(サムネの写真)絶対に排出したくない、ずっと胃の中に置いておきたいけれどそれは人間の構造が叶えてくれないのでここに残しておきます。



彼と付き合うまで、ほんとうにまじで冗談抜きにかなり死にたかったけれど、死ななくてよかった。死にたいとかあんまり言いたくないけれど、何もない日に早く目が覚めてしまって「今日が長くなってしまったな」と思ったり、左右を見ずに交差点を飛び出してみたり、治安の悪いと言われている道を選んで通ったり、そんなささやかな生への抵抗を続けていたのは、死にたいという気持ちがあったからだと認めざるを得ない。



生きていてよかった夜なんて、もう二度と来るはずないって、街のどこかを睨みながら歩いていたし、小さな幸せを大きな幸せだということにして、頑張って解釈して、えずきながら飲み込んでいた。人といなきゃおかしくなりそうだったけれど、人といても何も埋まらなかった。お酒を飲んで、お酒を飲んで、もう飲めないと言えなくて、最寄駅で吐いたこともあった。元恋人に似た名前の人とよく遊んだ。自分のことも、人のことも大切に思えなかった。読書という趣味も、自分と似た境遇の登場人物がいれば泣くし、そうでなければつまらないとするだけの選別作業のようだった。音楽も同じだった。



彼と付き合って、ずっと一緒にいるために生きなきゃと思うようになった。味のするご飯を食べた。交差点では立ち止まったし、押しボタン式の信号には気づいていないふりをして少しでも長くいようとした。嘘みたいに食べたり、嘘みたいに食べなかったりして増減を繰り返していた体重は、彼と付き合って10kg減って、一般的なBMIになった。減ってからも、そのまま保てている。



わたし、今日の夜、生きていてよかったと思った。もし、この恋が途中で終わってしまっても、思い出が、一緒に食べたごはんが、頬を撫でてくれた手の温もりが、ずっとずっと残って、わたしが生きていくことを認めてくれる気がする。人生が長すぎると思っていたのに、もっともっと生きたいと思える日が来るなんて思ってもなかったな。



私は何にも頑張ってないのに、こんなに幸運なことがあっていいわけがない。この先の人生が怖すぎる。一応、それ相応のつけを払う覚悟はできているつもりである。「ずっと幸せでいてね」って言ったら、「ずっと幸せでいようね」と言ってくれた彼には、どうか、嫌なことがありませんように。おやすみ。またね。



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