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やりたいことがあるなら、今すぐやれ!

もし、みなさんにやりたいことがあるのなら、今すぐにでも始めてほしい。

モタモタしていると、いずれ手遅れになってしまう。まさに「時すでに遅し」だ。

かくいう私も、最近やりたいことを見つけたが、時すでに遅すぎて断念するしかなかった。

私がやりたかったこと。それは、競艇選手(以下ボートレーサー)になることだ。

引用:ボートレーサー養成所 | 募集要項

競艇は「水上の格闘技」とも言われ、命を落とす危険も伴う公営競技の一つ。

一年ほど前に競艇と出会い、最初はオンラインで賭けて楽しむ程度だった。

しかし、実際に競艇場で選手たちの激しい戦いを目の当たりにした瞬間、私の心の中に「モンキーターンをキメてぇ」という欲求が湧き出てきた。

もし、まだ間に合うなら、ボートレーサーにチャレンジしてみたい。今のキャリアを捨てることになったとしても。

未来の可能性に期待を膨らませながら、私はボートレーサーの募集要項を確認した。

一般試験で定める応募要件では、年齢15歳以上30歳未満で中学校卒業程度の学力を有し、身長172センチメートル以下・体重は男子47~55キログラム・女子42~50キログラム、視力は裸眼で両目0・8以上などと定められています。

引用:競艇選手、ボートレーサー | 未来の職業研究 - 東進

結論から言うと、ほぼ不可能だった。

例えるなら、ナルトのカカシ先生に「諦めろ、お前の未来は死だ」と引導を渡されるくらい詰んでいた。

引用:NARUTO ©️岸本 斉史・集英社/週刊少年ジャンプ

ここで終わるのも悲しいので、一つ一つの条件を確認してみよう。

まず、年齢がアウトだ。募集条件は15歳以上30歳未満なのだが、私は来月で30歳になる。しかも、今年の募集はもう締め切られているというオーバーキル状態。

そして、さらに絶望的なのは体重だ。男性は47kg〜55kが条件だが、筋肉量が多い私は現在80kgある。計量オーバーどころの騒ぎではない。

仮に応募期間内だとしても、約30kg減量する必要がある。巷で騒がれている内臓脂肪減少薬「アライ」を服用しても到底無理だろう。

ちなみに、裸眼だと何も見えません。終了。

私のボートレーサーになるという夢は、儚くも舟券と共に散っていった。

悲しいが、人生にはどうにもならないことがある。みなさんも手遅れになる前に、やりたいことにチャレンジしてほしい。

どうやら私は、養分として生きていくしかなさそうだ。

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