最近のmtg事情

久しぶりに書きたくなりました。
自分の現状の気持ちを整理するためでもあるし公の場に文章を残したいという気持ちもある。


2023年度を振り返って

今更振り返ることになるが語る。2023年度の最初(厳密には今の予選システムが始まった時から)の方は勝ちたいという気持ちがとても強かったし、ちょうどMOCSに出場出来て、ここから俺のmtgは始まるんだと気持ちは舞い上がっていた。
プロツアーに初めて出るも0-5というひどい結果に終わったが、その時は落ち込まずまた頑張っていこうというモチベーションが生まれたと思う。

帰りの飛行機の中でずっと思い返しながらこの文章を書いたことを覚えている。

この流れのまま、次のチャンピオンズカップファイナル1-3は力を入れた。緑単を使い結果は4-3初日落ちだったがデッキ選択に後悔は無かった。

チャンピオンズカップファイナル2-1

ここでファイナルの権利が途絶えることになる。
自分としてはまだまだ競技mtgをしていきたいという気持ちが強かったが、やっと背けていた現実に目を向けることになる。

この時、mtgをやっていることに負い目や後ろめたさを感じていた。
理由は2つある。

一番の理由としては、大学に行っていなかったからだった。
高校に途中から行かなくなり、ずっと引きこもってMOをやっていた。
そんな人間が3年ぶりに大学に通い始めてもまともに行けるわけがなく、通い始めて一か月で行かなくなった。

そういった現実の生活から逃げてプロツアーに出たりファイナルに向けてマジックをしていくことにはやっぱり息苦しさがあった。MOCSの権利を取れた時やプロツアーの権利があったときは、mtgで一時的に勝っているという多幸感やmtgに集中することで気を紛らわせていられたのかもしれない。
しかし一旦大会の権利を失ったことで以前よりもそういった現実が浮かび上がってきたような気がする。

もう一つの問題は単純に金が無いということだった。
幸いにもエリア予選を回った経験は無い。1-1の時はMOで権利を取り、1-2と1-3はプロツアーの権利のおまけで出れていた。

ただ、1-1の時には何度か店舗予選やプレミアム予選に出たことがある。
現行の予選システムに不満があるわけではないが、やっぱり紙からプロツアーを目指すうえではそれなりにコストがかかると、自分で予選に何度か出たり、エリア予選を回る友人やSNSの人たちを見て感じた。

この時から自分の中で一つ、mtgをやるうえで決めた方針がある。
無理をしてまでmtgをやらないということだ。
収入もなくカードもまともに持っていない学生が、予選の参加費と交通費を払い、人から毎回すべてのカードを借りてまで大会に出続ける。
そこまで自分と他人に負担をかけてまでmtgを続けようという気持ちにはならなかった。

そうこうあってこのシーズンはファイナルに出ないことを決めた。MOで権利が取れたら出ようと思ったが、権利を取るまで必死にMOのイベントに出ることもなかった。
この時期はMOの方もあまり触らなかった。人生で一番MOを起動していなかった時期かもしれない。

大学にも後期から多少は通った。結局途中で授業に行かなくなったりはしたが、一年時よりは大幅に通ったし、教員の方と相談も何度かできたため今までと比べると比較的大学と向き合うようになったと思う。


このシーズンはちょうど会場が愛知県内だったので、日帰りでレガシーのエターナルウィークエンドに遊びに行った。

ファイナルには出ないと決めたが、いざ会場に着いてファイナルの柵を見に行ったら、やっぱりこの場所でプレイしたいと思う気持ちを再認識させられた。元から競技シーンを引退したつもりはないしプロツアーには出れるものなら出たいとは思っていた。知り合いと会ったのも大きかった。
リアルも多少安定はしたし、抜けるまで出ようとまではいかないが、次のシーズンは少しだけやろうという気持ちになった。


チャンピオンズカップファイナル2-2

そういうことでこのシーズンは多少やることにした。
結論から言うと運良く苦労なく権利を得た。
店舗予選は2回目?で権利を取り、エリア予選は1回目で抜けた。

途中でなぜか2-3の権利を取ったりもした。

ただ結果としてはしこりの残るシーズンになった。今回は最初からある程度デッキを絞っていた。モダンは上位のデッキを使えばまあなんでもいいかと思っていたので、練度を大事にしてみようと思ったからだ。
URかカスケードで悩んで楽しかったからURにした。

ただ今回はファイナル直前に新弾が出たことで波乱が起こった。
といっても自分にはデッキを変える資産もないし、デッキを借りるあても出来てしまっていたのでURでロックした。
後出しのようになってしまうが本当はリビングエンドを使いたかった。
URのサイドにリビングエンド対策を増やそうかとも思ったがカードもないのでそのままにした。
SWDさんと前日のホテルでリビングエンドを使いたいと言いあいながら寝た。結果的にリビングエンドというデッキはあの大会においてベストな選択だったと思うし自分の考えが間違っていなかったというのは嬉しかったが、紙mtgの不完全さを感じた大会でもあった。
こうは言っても何も文句はない。デッキを用意する気が無い人間は何も言う資格が無いと思う。


そして現在

ある程度今の気持ちや考えがまとまったので書いていく。
まず、mtg以外の面においてはかなり安定してきた。
一般的な大学生と比べると劣るかもしれないが、大学に通っていると人に言えるくらいには行けるようになった。
金銭的にもあまり不安にならない程度には余裕ができた。

そういった生活面が安定してきたからなのか、最近はかなりmtgのモチベが上がっている。だが店舗予選、エリア予選と回ってプロツアーを目指そうという気持ちはあまりない。一旦mtgから距離を置いたことによって、自分がどうしたいかがわかってきたような気がする。


プロツアー関連

mtgをやりたいという気持ちが強くなったとは言ったが、プロツアーにどうしても出たいという気持ちはあまりない。
以前はプロツアーは夢の舞台で、そこが絶対の目標だった。
ただ自分の中での理想が、地域CSやプロツアーで勝つことやタイトルを取りたいという方向から、ゲームの内容を上手く理解したいという方向に変わっていったからだ。

このフォーマットはどういったものか、どのデッキを使うべきか、どんな構築がいいか、ゲームの焦点は何か、上達に必要なものやするべきことは何かなど、そういったことを上手く考えられる人間になりたいという気持ちが強くなった。
もちろんこういった事の先にあるものが勝利なので、勝ちたいというよりゲーム理解を深めたいという気持ちが強いということは因果がおかしいように聞こえるかもしれないが、まあ今はこういう説明になってしまう。

プロツアーの権利も欲しいし出たい。だけれどプロツアーというもの自体に出たいというよりは、プロツアーに向けて色々なことを検証して考えていって自分を試す場としてプロツアーに出るために、プロツアーの権利が欲しいという感じなのかもしれない。

MO関連

プロツアーで勝ちたいという気持ちは薄い反面、MOは自分にとって比重の大きいものとなっている。MOでは強いプレイヤーでありたい。
単純にMOでゲームをする方が紙より好きなのもあるが、自分がmtgで重視している要素がMOで大きく求められていると思っているからだ。
MOの大会は、様々なフォーマットをプレイする必要がある。
基本パイオニアモダンレガシーパウパーに加えリミテッド、時にはスタンダードやヴィンテージの大会もある。
MOで多様なフォーマットをプレイする際には、実際にプレイして試していくには時間も必要なため手あたり次第プレイするという行為は現実的ではない。
MOをプレイしていくうえで大切なのは、データを読み取りフォーマットの特徴やデッキ選択と構築を考えていくゲーム外部からの思考だと感じている。
MOが、という話ではなくmtg自体がそうだとは思うが、自分にとってMOでいろんなフォーマットをプレイしていると特にそう感じる。

だからMOCSには特別出たいという気持ちがあるし、ファイナルに出るためにMOの大会と被る土日に開催される店舗予選やプレミアム予選にはあまり出ようとはならず、MOを優先している。

一度MOCSには出たがやっぱり胸を張ってMOCSに出たとは言えない気持ちがある。MOCSという大会に出ること自体はすごいことだと思うが、どうしてもかなり運が良かっただけだなとか、たまたま出れただけで出る過程や出たことで得られたものがあったかは分からない。


終わりに

MOもやる気があるし2-3のファイナルに向けて力を入れてはいるものの苦しい、単純にしばらく勝っていないというのもある。勝っていないからといって間違っているとも限らないが少なくとも結果は得られていないわけで、結果が悪い状態で続けるのも苦しいし自分の考えや行動に不信感を覚えながらプレイすることになる。
どうすればいいのか分からない停滞感を感じながらMOをやっている。
最近は特にスタンを中心にやっているが調整していく中でうまく自分の考えがまとまらなかったり話せないと自分を責めてしまう。


色んなことに手を出すのも良くないのかもしれないし力の入れ方を絞ってもいいのかもしれないがどうしたものかという感じ。
結局暇だし趣味が他に無いので出れるオンラインの大会には全部出たいと思ってしまう。
とりあえず常滑には行くがあまり勝てる気はしない。








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