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#GLEAT TDCホール大会解説と #グリートしようぜ! 

明日のGLEAT TDCホール大会で解説を務めさせて頂きます。GLEAT の解説は2022年末のGLEAT MMAでやらせて頂いて以来です。その際は評判はよかったような気がするのですが、その後声が掛からずなのは「プロレス」は多種多様な解釈の存在するコンテンツの中で、解説席も日々日頃団体と寄り添っている解説者が解説をするのが文脈を伝える意味で適当だと思いますし、何よりも僕は現場で動くレスラーなので試合を頂けるのが一番嬉しいです。来年は一つよろしくお願いします。

公式YouTubeチャンネルで17時50分から無料生放送です。レスラーはもちろんのこと解説陣も全力でグリートします。画面の前でグリートしようぜ。

今回、唐突にケンドーカシンさんと青木真也がゲスト解説に座るのはGLEAT鈴木社長としてはスケジュールを聞いていてはあったけれど、どの試合にもハマらなくて無かったことにしたいけれど、無かったことにするとあとで彼方此方でと定期的にチクチクとやられてたまったもんじゃないと考えての登用であるような気がします。鈴木采配は企業経営の荒波とプロレス格闘技業界の狂乱怒涛を生き抜いてきた強さを感じます。そこらへんは先日のケンドーカシン先輩の30日出場直訴問答の中でも垣間見れて、ケンドーカシン先輩の「赤字なんですか」の火の玉ストレートを「会社全体では黒字です」と返す強さを見せていて、強いとただただ思いました。

スケジュールを押さえておいてもハマらなかったらなしにするのはプロレスでも格闘技でも一般の仕事でも多々あって(むしろ主流)、それも一番初めに煽りを喰らうのが我々フリーで慣れっこになっているのですが、知らないフリをせずにこうして大事に埋め合わせをしてくれる姿勢には感謝です。ここら辺の丁寧さは回り回ってお客さんにも伝わるし、団体の熱とか愛に繋がってくるような気がします。まあそれはそれとして。

僕はケンドーカシンに憧れてプロレス格闘技に入って、ようやく2015年にケンドーカシンに辿り着いて(IGFでシングル初対決)、そこから9年近く掛けて解説として並ばせて頂けたり、一緒に出場直訴するところまで来れたのは「よくぞここまできた」感があります。カシンさんは毎回、自分が面白いと思うことにに対して一切の妥協がない姿勢は学ぶところが多くて、僕も自分が面白いと思うものに対して、一生懸命やっていこうと会う度に決意を新たにさせてもらっています。強さと真剣さの基準が物凄く高いからプロなんだと思います。

明日の大会はUWFルールのタイトル戦があったり、K-1引退した愛鷹選手がプロレスデビューだったり、タッグのタイトル戦があったり盛り沢山の大会ですが、見たい試合はT-Hawk対田村ハヤトです。T-Hawkさんの「強いけど責任感がない」とか「強いけど弱い」の言葉で試合の見方を提供してくれているというか、導線がしっかりしていて客としても見やすい上に何より興味が惹かれます。勘違いしてはいけないのはマイクや見せ方が上手なのではなく、懸命に生きて表現しているからこそ、強いしマイクも見せ方も上手なのだと思います。ここら辺を勘違いして、小手先だけを学ぼうとすると痛い目を見るような気がします。これはプロレス格闘技に限った話ではありません。T-Hawkさんと青木はやっていることがまったく別に見えますが、表現方法が違うだけでマインドは近いところがあると僕は思っています。後楽園のメインを追い込まれて追い込まれて最後に丸め込みで王座防衛した度胸ある試合が僕は好きです。あれは結構共感と感動したんですよね。まあそれはそれとして。

今のところはT-Hawkさんが機先を制して、T-Hawkペースで進んでいるように見えるのですが、試合では田村ハヤトさんがドカン!やっちゃってくれるような気持ちもしなくもないし、T-Hawkさんはそんな田村ハヤトさんを引き出そうとしているようにも思います。真骨頂ですね。とにかくリング上でどんなものを見せてくれるのか楽しみにしています。本音で大晦日の格闘技よりも僕は楽しみです。期待。

明日は解説席から一生懸命仕事します。本音を言えばプロレスがしたかったです。ワシだって「GLEAT」で本気でやってきましたからね。来年は試合ができるように明日は神妙に解説します。それでは #グリートしようぜ

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