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「RIZIN LANDMARK」見所と与太話 ※追加カードあり次第追記していきます。

雨が続いた8月半ば。コロナ陽性者は5000人を越えて緊急事態宣言延長。オリンピックにパラリンピックにフジロックと理屈の合わないことだらけで先がまったく読めません。明るい未来が見えないけれども、それでもなんとかしようと皆が足掻いている現状です。

ようやく晴れて夏が戻ってきた8月21日土曜日。RIZINの新機軸大会「RIZIN LANDMARK」が発表。新たな取り組みとか、新規軸と打ち上げたところで、ただのPPVの放送大会のように見受けられます。今までの会場に客入れしてのPPVマッチから、無観客でコスト削減してのPPVマッチで効率化を狙っているのではないかと僕は見ています。それでも何か新しいことをするのは意味があるし、現状から何かしらの打開をしたいところです。

PPV10万件売る宣言の榊原さんの伝統的なプロモーターらしさ。泣きとカマシの砂糖醤油感。

昨年は7億円の損失を盛大に掲げて「クラウドファンディング」を開催したもののリターンがアレ過ぎて、結果的にPPVを売っただけになってしまったりと見てるこっちが照れてしまう面白案件でプロモーターの腕を見せつけた榊原さんですが、今回はPPVを10万件売るんや!と見事なカマシを見せてくれています。

プロレスラー的というか、わかりやすいプロモーター気質というか、攻め所に甘え所と泣き所とよく心得ております。照れがない。伝統的なプロモーターだなあと思います。UFCだろうとONEだろうとプロモーターって生き物はカマシてナンボなのだろうし、虚勢を張ってでも強みを見せていくのが仕事なのでしょう。冷笑的に冷静に見えてしまう僕としては毎回、首を傾げてなんだかなあと思っております。どこのプロモーターも程度はあれど同じようなものです。改めて僕はプロモーターはできません。冷静に見て本当のことを言ってしまいますからね。

威勢よくカマしても5000円で10万件ってなかなかに難しい数字だと思います。10万件で5億円の売り上げですが、流石にそこは難しいと僕は見ていて、1万件売れたら恩の字だと思うし、5000件でもまあ悪くない数字なように見えるのですよね。そもそも今回は5試合しか組まないようだし、朝倉未来さん頼みではあるもののそこまで甘くないと僕には見えます。

カマシをするにあたって舐められたらいかんと思ったのか、榊原さんが髭を蓄えており迫力を感じました。一応、記者会見なのですから爽やかに印象よくいったほうが良いのではないかとも思うのですが、今回はどっしりカマシ方針だったのでしょうか。僕は爽やかな短髪モードが好きです。

時代の流れの早さ。PPVと言っても様々あって流れは早い。

格闘技の企画PPVはabemaが早々にぶち上げて成功しています。
芦澤企画とか安保企画の1回目は僕でも見てしまったし、K-1の後にそのまま流れるセット売りも商売で導線に長けていて、手玉に取られました。野村克也の継投采配か中日のようだ。最後は高津。

芦澤企画も安保企画も2回目以降は同じものではなく、変化があります。同じものでは飽きられてしまうのだろうし、視聴側の心理を作り手側が感じ取っているから優秀なチームなのであって、彼らの変化を見ていると時代の流れの早さを感じます。自分たちが思っている以上に今の時代の流れは早いし、明日には全く新しい世界になっているのが珍しくないです。そもそもルールがガラリと変わるのがよく起こるっています。それは新しいサービスの誕生で新しいルールで新しいスターが産まれすい。

その中で新しいPPV企画に乗り出すRIZINチームには興味があります。
佐藤大輔さんの伝統芸能があるのが一番の強みです。佐藤大輔砲がある限りはジャパニーズMMAであるし、日本の中心に鎮座し続けます。佐藤大輔さんのInstagramには参拝して手を合わせている関係者も多いはずです。情報ダダ漏れ。貰い火しない程度の距離感を大事にしています。

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