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DDT後楽園 橋本千紘戦 2022年12月29日からどちらがどれだけ「練習」をしてきたのかの闘い

4月4日アントニオ猪木引退の日 DDT7日の東京・後楽園ホール大会橋本千紘戦に向けたアドバイスをケンドーカシン先輩と藤田和之さんに頂こうと千葉・外房にまで行って参りました。ケンドーカシン先輩の「〝闘魂スタイルズ〟をやりたかった」話や「〝脱箱者〟が出かねない。」話を5段構成を思わせる丁寧説明で世に出していらっしゃる投球術に圧倒させつつ、橋本千紘戦のアドバイスに関しては「そんなの、俺じゃなくて俗議員に聞け!」と豪速球を投げ込んできて、僕はパスボールを覚悟しましたが、記事にした東スポ前田記者は西武黄金時代の伊東勤捕手を彷彿とさせる捕手力でありました。ケンドーカシン先輩が狙ったところとは違う流れ弾も着弾しそうだし、結構ギリギリだと思うんですがどうなんでしょうか。

橋本千紘さんとは2022年12月29日に初シングルマッチをさせて頂いていて、「プロレスの試合に負けた」以上に「取り組みの質と量」で負けた事実を試合を通じた勝敗によって見せつけられました。格闘技界でそれなりの立ち位置になった気でいた僕が鼻っ柱を折られた試合ではあるのですが、橋本千紘さんとの試合があったことで楽な道に逸れない本来の格闘技の道に軌道修正できました。感謝している大事な試合です。2023年の僕はMMAの試合はなかったけれど、2023年を2024年1月の試合に向けた下地を積み上げた年とするのであれば、橋本千紘戦はターニングポイントとだと思います。

7日の後楽園ホールで再戦となったわけですが、勝負は当然のように勝ちに行くし勝つ気でいます。勝利は至上命題として当然ですが、それ以上に2022年12月29日からどれだけ積み上げてきたかをぶつけたいと思っていて、いい試合をしようとかいい格好をしようではなく、ただただやってきたことを「問いたい」です。上手さとか格好よさではなく、質実剛健なレスリングをぶつけ合いたいです。

本来は格闘技もプロレスもビジネスも自分達の思想信念主義主張を「世に問う」ものです。世の中に受け容れられやすい形に合わせていくものではないのですが、短期的な数字を見るが故に世の中に合わせていく風潮にはなっているのが現実です。今回も変わらず自分の思うレスリングを追求するし、下手でも不恰好でもいいから個性を失くすことのない試合をします。上手さは要らないから、強さと凄さを存分に発揮する試合で橋本千紘を乗り越えたいです。

橋本千紘さんは日本の格闘技プロレスを通じて、一番練習をしている人だと僕は思っています。橋本千紘さんのSNSを見て頂ければわかるのですが、とにかく練習をしています。昔、パラエストラ東京に貼ってあった練習に対する心構えを思い出します。(元々は朝日昇さんのお言葉で大宮ジムに貼ってあったのが始まりと聞いています)橋本千紘さんはまさしくこれを自で行く人です。

プロアマを問わず修斗選手もしくはそれを目指す方へ

とてもレベルが低くて情けない話ですが、毎日練習してください。弱いんなら、勝ちたいんなら練習してください。強い方は結構です。ただし、それを証明してください。どんな言い訳もいりません。理屈抜きです。練習してください。もしそれが出来ないんなら選手やめてください。    
                               以上

僕も40歳の格闘技選手では「練習」していると思います。上がってしまって練習しなくなるのは成長を止めるので、現場で若手と練習するのを大事にやっています。もちろん自分が若い頃と比べれば練習量も減っているけれど、それでも現場でマットで若手とぶつかる練習を大事にしています。現場のマット以外に現実はないのだから、練習する以外にないはずです。

練習した成果物を7日に後楽園でぶつけ合う。シンプルな話ですが、自分のやってきたことがジャッジされるのは、楽しみでもあり怖くもあり、それが試合なのだと思います。互いに怖さと希望を持って、リング上で向かい合いましょう。おれだって練習してきたんだ。ぎゅん。

※ここからは青木真也の近況とONEへ希望を返信した話にガラリと話が変わります。

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