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超RIZIN RIZIN.38 メイウェザー朝倉戦で花束投げたごぼうの党の人がバラちゃんから前田日明さん以来史上二人目の「品性下劣」をいただくの巻

やってきました。超RIZIN &RIZIN38。

蓋を開けてみたら普通のRIZINでした。地上波開催に合わせて気合を入れたカードを組むぞ!程度のマッチアップではあるのですが、地上波がうっかり外れてしまったのをABEMAPPVのインパクトとプロモーションで精一杯誤魔化したりしたところで、そもそも超RIZINとRIZIN38に分ける必要もなかったし、「超」なんてつけてしまうものだから、「これのどこが超なんだよ!」と突っ込まれているあたりは、相変わらずの脇の甘さではあるものの今回も国内格闘技市場にそれなりの話題を提供していて大したもんだなと眺めておりました。

今回のマッチアップはTHE MATCH2022でPPVに味をしめたおれたちのバラちゃんこと榊原信行さんと国内格闘技初と言ってもいいPPV成功事例を上げて飛ぶ鳥を落とす勢いのABEMATVと週刊文春もなんのそのドン北野こと北野雄司プロデューサーの「今回は売ったんで!」の想いを反映する清濁合わせ飲むというか、物語があるというか、人間模様溢れる涙なしでは語れないヒューマンドラマに仕上がっておりました。PRIDEの事務所があったビルが北野さんの御実家でありまして、僕も契約書を交わした場所はPRIDE事務所であった思い出の地も、PRIDEがUFCに買収されて当時のスタッフであった笹原さん達が追い出されたのもプライド事務所でありまして、場を辿れば辿り着く北野さんとこうして我々格闘技界が仕事をさせて頂くなんて生きてると何があるかわかりませんよね。

2007年にPRIDE買収されて事務所がなくなったので、あれから15年になるわけですし、15年の間にいくつかの場面があって当然ではありますが、何か一つボタンのかけ違いがあればこうはなってはいないわけで改めて人生って面白いなと思います。ちなみに榊原さんの1回目の週刊誌報道からの地上波撤退が2006年のことでして、2022年に16年ぶり2回目の週刊誌報道から地上波撤退をそっくりそのまま再現されている勇姿を拝見させて頂くとちょっとは改めたり学習した方がいいんじゃないかと思わなくもないです。僕が2006年と2022年の違いは影響がない位置から見物できていることですね。その当時は震源地と言っても差し支えない位置でしたが、今はやってるなあ!とわざわざ見物に行かないとわからないくらいの距離感でこの距離感が心地よいです。

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メイウェザー対朝倉未来は画期的な試みのように言われてはいますが、この手のインフルエンサーとメイウェザーや名のある格闘家とのボクシングマッチはアメリカでは2020年前後から行われていて、特に目新しい話ではありません。

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