リチウムイオン

みなさん!おはようございます。こんにちは。こんばんは。

旧車を日常の足として使い続けている葛城です。

そんな私が今日はリチウムイオンバッテリーについて語ります。

結論から言えば、微妙です。

リチウムイオンバッテリーは、全てに良い訳ではありません。

実例を3例程挙げましょう。

その1
単車 GPz400F
使用バッテリー ショーライ

始動後2km程走った。キャブやエンジンが絶好調とはいえない状態であったが、まあ、大丈夫だろうと思った矢先、カブってエンジン停止。

セルを3回程掛けるも始動せず。4回目からセルも回らなくなり、そのまま押して帰宅。押し掛けすら効かない。

普通の鉛バッテリーであればもう少し耐えてくれたろう、押し掛けも可能だったろうと思う。


その2
単車 RZ350R
使用バッテリー ショーライ

始動しようとキーを回すと、何もランプが点かない。リチウムは自然放電はないんじゃないのか?と思いきや、それはバッテリー繋いでいないマルの状態の時だけ。車体に繋いでいる時は普通に減る。バッテリーから時計とか電圧計を直に装着しているなら、乗っていない時は常に充電しておかないとベストパフォーマンスは保てない。
しかも完全放電されると再充電不能という…(他のバッテリー繋いでジャンプさせて再充電させるという方法はあるが…ボンクラじゃね?それって。)


その3
単車 ウルフ125
使用バッテリー リチウム全般

2年程使って、走行中電圧を見ると、15.2V…。
高血圧のおっさんのような危険さ…レギュレーターが心配。まあ、寿命なんだろうけどね…

ほぼ毎日単車使ってますが、AZや、スカイリッチは何の問題ありませんでしたが、ごめんなさい。ショーライだけは私とは合いませんでした。使えない。
それが5000円なら分かる。でも2万も3万もしてこれは無いわ。あまりにも理不尽過ぎるバッテリー。

だいたい、バッテリー系のミスをするのはライト消し忘れとかそういうのが日常は多い訳で、常時単車を使う人間はレーサーマシンのように常に最高の状態で車両維持出来る訳ではない。

しかも出先で何かあったら終了?これってそういう意味よね?

もちろん、ここ一発!のお出掛けの時とかは事前に満充電したりする訳ですけど、それは鉛バッテリーでも同じ。むしろ常用で信用性があるのは鉛。

ただ、使用時の安定感は確かにリチウムはある。それに軽いしバッテリー自体の持ちもよい。しかし安定して性能を発揮するのは、マシンの整備がきちんと出来ていて安定しているという絶対条件下での事。

したがって、いつ不具合が出るかわからない、不安定な旧車の世界ではリチウムイオンバッテリーは諸刃の剣です。

出先でカブってバッテリー上げてセル無しでもエンジン掛けられるならなんとか大丈夫ですけどね。キック無し車両なら地獄ですよ。押し掛けではまず掛かりません。

今時のインジェクションの最新電装のバイクなら安定感抜群なので良いのかもですけどね。

と、書きながらH.craftさんのリチウムイオンをRZ350Rに完全放電させてしまったショーライに変えて積み込みます。

H.craftさんなら旧車乗りの気持ちも分かって作成してくれていると予感。使うのはまだこれからですけどね。レギュにも配慮してくださっているのがありがたいです。10V以下に減らないように遮断するというのがありがたい!たったそれだけの配慮で旧車乗りは救われる。

要は考えて作れ!という結論ですね。失敗してもいいから試行錯誤して良いものを。
まあ、メーカーには試行錯誤して考えて使え!と言われるかもですけど。(笑)

ショーライさんはごめんなさい。改良されない限り今後使うことは無いでしょう。使ってみて駄目でした。




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