アメリカで観察した複数人種におけるマスク装着者の属性と日本人の劣化

こんにちは。僕はカリフォルニアに10年住んでいる中年サラリーマンです。ライブドアブログにアメリカ生活全般に関する駄文を書いてきましたが、2020年大統領選挙以降もう日常の呑気な出来事を書く気が失せ、やめました。で、こうして初めてnoteに書いている次第です。サラリーマンとして忙しいので今後継続的に書いていく自信はないです。

さて、僕はカリフォルニア南部の白人が多い地域(加州オレンジ郡南部)に住んでいます。「民主党が強い」というカリフォルニアのイメージとはまるで違い共和党が強い地域で、ここではマスクをする人は超少数派。事実上「マスク装着大好きっ子」はいないといっていいレベルです。

一方ここから20㎞ほど北に行くと日本人が多いエリアがあり、そこに日系スーパーなどがあるので僕も休日に食材を買いに行ったりするのですが、そこに集まる日本人や他のアジア人は基本マスクをしています。日本人や日系人を含むアジア人は、米最高裁がワクチン義務化を違憲としても、マスクを推奨レベルに引き下げた今でも、好んでマスクをしているのです。

僕は、日本在住の日本人はもとより、アメリカにいる日本人まで何故にマスクの奴隷なのか、はたまた、日本人や日系人のみならず、中国人、韓国人、その他アジア系の人たちのマスク装着率が異常に高い理由は何なのかについて、ずっと考えてきました。

そして、旅行に行くため先日ロサンゼルス国際空港に行って、さらに多くの人種や国籍の人々を見て、さらには旅先であるフロリダで多様な人々を観察することができて、更なる気づきを得ました。そこで、今日はその気づきについて披瀝したいと思います。

保守の白人アメリカ人の覚醒度が抜きんでている

先述の通り、僕は先日3年ぶりに(ロサンゼルス国際)空港に行ったのです。日本人や他のアジア系の方々の生態なら普段の生活で観察できるのですが、自分の生活圏では圧倒的に少ない黒人の方々の動向も、空港という場に行くことではっきりとわかったので、普段の考察にここで観察できたことを交え、マスク装着率に関して以下のような結論が導き出されました。

1)やはり圧倒的に白人が一番マスクをしていない
2)日本人は自分を除いてほぼマスクをしている
3)中国人もほぼマスクをしていてWマスクも多い
4)その他日本人と肌の色が似ているアジア人もほぼマスクをしている
5)肌の色が濃いアジア系もほぼマスクをしている
6)ヒスパニックは半々くらい
7)黒人も半々くらい
8)白人のマスク装着者にはN95を使うものがことのほか多い
9)全体におけるマスク着用率は35%±5%ほど

エンジェルスの大谷の試合を観ていれば、観衆にマスク着用者がほとんどいないということは日本の方々も既に知っているでしょう。しかし、日本列島に暮らす日本人同様、在米のほとんどの日本人がいまだにどこに行ってもマスクをしているというのは知らない方も多いかもしれません。

日本でなら「同調圧力ゆえに」との理由づけもできそうですが、ここはアメリカです。アメリカなのに、スーパーでも、レストランでも、飛行場でも、飛行機の機内でも、日本人(やその他のアジア人)はマスクを外さないのです。なお、アメリカでは全州で、室内室外を問わずマスク装着義務はありません

英語の情報が入らない人たちの傾向

ウイルスの大きさ(小ささ)から考えて、マスクにはその侵入を阻止する能力などありません。そもそも顔面と普通のマスクの間には隙間がどうしても生じます。マスク素材がウイルスを透過させないものであっても、結局その侵入や拡散を100%阻止することは不可能です。この状況でマスクに執着している人たちは、この事実を知らないために本当にマスクによって感染から逃れられると信じているか、またはマスクをしないことに心理的に相当な不安を感じているとしか思えません。

これを「情弱だから」とか「馬鹿だから」というのは簡単ですが、白人のマスク装着率だけが異常に低い事実を見ると、白人のみがマスクは不要と判断している特別な事情や背景があるはずです。この現象の理由に着目してみるのも無駄ではないでしょう。

すぐに合点がいくのは「英語力」です。アメリカに移住してきた人々は、基本的に母国語で情報を取得します。母国語の情報はその国の事情、思惑、バイアスがかかった情報であることがほとんどです。アメリカ人は当然に英語を使いますが、様々な国の情報は英語でも流通しますので、英語ネイティブのアメリカ人のほうが情報取得の質量の点で有利です。

日本人は勿論、中国人、韓国人、タイ・ベトナム人、インド人など様々なアジア系が南カリフォルニアにはいますが、例えばスーパーで話しているところを聞いてみると、ネイティブ英語を話している人に遭遇するのは稀なことがわかります。それぞれの母国語か、非常にきつい訛りの英語で話していますのでその識別は容易です。こうした人たちは、日系コミュニティーで生きている大半の日本人がそうであるように、英語を話す絶対的な必要もなく毎日アメリカで暮らしています。

アメリカに移住した人がその後に作った子供は基本的に英語ネイティブになります。しかし、非白人の子供は白人と接する機会は思ったほど多くはなく、実際は同じ民族同士で群れることが多いです。なので、親や親族がマスクやワクチンを信奉してしまえば、その子供たちがたとえネイティブ英語を話せたとしても、得られる情報が白人の子供たちのそれとはかなり変わってくる可能性も低くないです。

さて、各国のMSM(メインストリームメディア)によって伝えられたコロナ関係の情報について想像してみてください。まともだと思いますか?まともなわけがありません。まさに日本のメディアが伝える内容と大同小異。どの国であれ、グローバリストが伝えようとしている内容が大なり小なりそのまま垂れ流されていますし、MSMに異を唱える情報は簡単に「陰謀論」とされてしまうのも同様です。

アメリカにいる日本人は、結局英語で情報が取れず母国語で発せられる情報を聞き、真に受けます。中国人も同じ。タイ人でも何人でも同じです。日本人について言えば、情報ソースは基本Yahoo Japan(に掲載されるテレビや新聞の情報)です。これでは日本に住む日本人と何も変わりません。

どのメディアから情報を取っているか

では、移住者が英語を理解しないところまではいいとして、白人でないネイティブはどうなるのでしょうか。黒人やヒスパニックだって立派なアメリカ人であり英語ネイティブです。なぜ白人だけが圧倒的にマスクをしないのでしょう。その疑問は、ネイティブであっても使っている情報ソースが違うということで説明がつくと思います。

アメリカにはFOXニュースとかCNNとか様々なニュース専門チャンネルがあり、その論調は180度違います。保守寄りのFOXは大統領選挙の不正も伝え、マスクやワクチンの義務化に異議を唱えていますが、リベラルのCNNやMSNBCなどはその真逆です。

なお、FOXニュースは、2020年大統領選挙で明らかに不正があったことを無視して選挙終了後に「バイデン勝利」をいち早く宣言した局であり、米国の保守層の全てが完全に信用している局ではありません。しかし、今現在はCNN、MSNBC、ニューヨークタイムズなどの左派メディアは凋落著しく、FOXが独り勝ちの状態です。それでも、左派メディアにも勿論まだ信奉者がいるのは言うまでもありません。

左派、つまりリベラルの人々はどんな属性かといえば、相対的に言えば白人は少なく、有色人種が多いです。私の住んでいる地域はカリフォルニアでは珍しく保守の支持者が多いのですが、それは白人の中流層が多いからです。黒人やヒスパニック系は、トランプが出てきて徐々に変わってきてはいますが、原則民主党を支持する人たちがまだ多いです。

この人たちがもしニュースを見るとすれば(もう観る人は少数派ですが)、それはやはりCNNやMSNBCなどが多くなってきます。そしてこうした左派メディアは、今でも「コロナは怖い」のシナリオを続けており、マスクやワクチンの義務化を推しています。グローバリストのシナリオをダダ流ししているという点で、アメリカの左派メディアは日本のテレビ・新聞と変わらないです。

FOXなどの保守メディアやネット上の様々な情報を自主的に取りに行ける人々(主に白人中流階級)は、マスクやワクチンの欺瞞に早めに気づけましたが、リベラル側のアメリカ人はCNNなどのメディアを情報ソースにしたためにコロナ、マスク、ワクチンに関する認識が保守側の人々とは全然違います。ですから、今でもバイデン、ファウチ、CDC、FDAなどを信じています。というか、疑っていないです。アメリカは、国としてはおそらく世界でもっとも覚醒していますが、それでも非保守層の国民には確信をもってコロナを恐れている人たちがいるのです

アメリカに住む日本人はどうでしょうか。おそらく80~90%はYahoo Japanなどの日本語メディアのみから情報を取っていて、FOXニュースなどは見ていないです。真の意味で英語を話せる少数の日本人でさえも、マスコミが長期間にわたって作り上げてきた「トランプ=人種差別主義者」というレッテルが相当効いていて、左派メディアのナレーションを信じやすい傾向にあります。総じて在米日本人は、英語で情報を取れない時点で完全に遅れを取っています。そして、これが致命的ですが、自分の常識の範囲を超えたことに対する思考力が弱すぎます。これについては結論部で再度触れます。

フロリダに行って気づいたこと

ロサンゼルス空港で多くの人種のマスク着用率を観察し、フロリダで5日ほど楽しんだあと、最後にディズニーランドで有名なオーランド空港に行きました。ここは、場所柄ロサンゼルスより南米の方やヨーロッパの方が多いんです。入国審査の列などに並んでいて各々が手にしているパスポートを見ていたらそのバラエティーの豊かさに気付きました。

オーランド空港で観察しててわかったのは、以下のことです。
1)アメリカ人に見える人の8割がアメリカ人ではなかった
2)そのうち、白人でない場合は大体は南米からの観光旅行者だった
3)それが白人の場合、大体はヨーロッパからの旅行者だった
4)「英語を話していない人」のマスク装着率は、英語を話す人に比べ有意に高かった
5)つまり、「マスクをしていない人=アメリカ人の白人」という蓋然性が高かった
6)アメリカ英語を話しつつマスクをしている白人も散見されたが、この人らは超本格的なマスクであるN95を装着していることが多かった。50%はいるのでは?と思えた

以上の考察でマスクの装着に関しての実態がかなりはっきりしてきました。1)マスクやワクチンに関してはっきりと欺瞞であると言っている大メディアが存在する国は世界でもごく少数だろう
2)その数少ない例外の中で、オールドメディアによってワクチンやマスクの欺瞞が毎日指摘されている異例の国がアメリカである
3)それを指摘しているのはFOXニュースなどの保守メディアだ。但し、保守層は、FOXニュースに頼る以前に自分で英語の情報を入手する。SNSのテレグラムなどはその重要なソースの一つ
4)世界中のどの国の論文も基本英語で書かれていることも相まって、英語を母国語とするアメリカの保守層がマスクやワクチンに関して最も有用な情報が多く取れる立場にあるようだ
5)ネイティブ英語を話すアメリカ人であっても保守でない者の多くは未だにマスクを信仰している。その信仰は伊達や酔狂ではないので、「不織布がー」とか言っている日本とはレベルが違う。このためか、医療従事者用のN95を使用するハードコアな人が極めて目立つ
6)アメリカにいる有色人種は保守ではない蓋然性が高くなるため、その時点でマスク装着に疑問を持たない者が多くなる。残念ながら「情弱」と言える。アメリカに住む日本人は、はっきり言ってその「お仲間」に分類される(しかも度し難い)
7)「一見アメリカ人」のような人でも実は外国人であることも多い。外国人は、その国の政治とメディアに基本的に引っ張られている(要するに日本人と同じ)
8)言語とパスポートをもとに観察してみると、現段階でのマスク信仰率は欧州で4割、南米は6割、アジア系では8~9割くらいと思料。しかし、ブラジルのパスポートを持っていた人はマスクが少なかったことから南米は国によって相当温度差がありそうだ

日本人の劣化

こうしていろんな国の人々の観察を経て、日本人のことを再度考えてみました。最初に言っておくと、僕はまごうことなき日本人ですからイチローや大谷の活躍に心が躍り、日の丸君が代に涙します。諸外国と比較したうえでの「日本の特殊性」は、そのほぼすべてが誇れるものだと信じてきました。ですが、今もマスクを外せない馬鹿さを見て全てが瓦解しました。今は「失った誇り」を早く取り戻したいと思うばかりです。

実際アメリカから日本を見ていると泣きたくなります。プロ野球の観衆が今も99.9%の確率でマスクをしていたり、「孤独のグルメ」の新作(第9シーズン)で、主人公が外を歩いているときでさえマスクをしているのを見たりするたびに悲しくなります。何も政府から義務化されていないのに、好んで腕を差し出し正体不明の劇物を体内に注入し、マスクをしている人が「自分たちこそが正義」的な考えを今でもしていることを確認するたびに激しい虚無感に襲われます。

僕は最初、日本人がマスクを外せないのは同調圧力だろうと思っていました。外したいけど外せないのだろうと。しかし、どうもそればっかりじゃなかった。アメリカにいる日本人までもがマスクを外さないんですから。これは彼らの「意思」なんです。彼らは、彼らなりに取り込んだ情報から今でもマスクによって健康が守られていると信じているんです。もし同調圧力のみが理由なら、在米日本人が白人の真似をしないはずはないのです。しかし、在米日本人はマスクを手放さない。もはやそれは信念であり、信仰なのです。

3.11の大震災のときの、日本人の規律の取れた行動は僕の誇りでした。日本人の仕事の細かさや気遣いも誇りでした。しかし、今思えば悪目立ちせず、論理より他者と協調することをひたすらに優先する資質が発露されたものだと考えられます。それゆえに起きた奇跡だった。今はそう思えます。それと同じ資質が、今もマスクを外さないという愚かな現象を生み出しています。

つまり、日本人はかなりのポーションで論理的思考ができない。これがどうやら明らかになりました。だからこそ、意味のない、否、有害でしかないマスクをひたすらに野外でさえ装着し続けることができるのでしょう。なんて滑稽な、哀れな日本人。その滑稽さが嘲笑されていることに気づかず、むしろ「マスクをし続けているのは誇りである」とさえ言ってしまう的外れな日本人。円が1ドル130円を超え、ルーブルより価値がないのに自尊心だけは一人前の尊大な日本人。世界に誇れる産業技術上の競争力も徐々に失い、エネルギー資源もなければ食糧の自給もできないのに何故か一流国気取りの裸の王様状態の日本人…。

はっきり言います。日本は三流国に転落しました。もう実態に合わない自尊心を持っている場合ではないのです。劣化を食い止め、自分たちが誇りを抱けたかつての日本に回帰する努力をする時が来ています。トランプだってアメリカをこう言って鼓舞しています。「アメリカはいつの間にか嘲笑される国になった。しかし我々は決してギブアップしない。Make America Great Again!」と。

アメリカの保守派が内省しながら再浮上しようとしているのに、落ち目の日本人が自己肯定してどうしますか?自覚しましょう。日本人は劣化したんですよ。目も当てられないほど。自分の想像力を超えたことは「陰謀論」と片づけて一丁上がりの思考停止民族に成り下がったんです。その自覚から始めましょう。そして日本を再び偉大な国にしましょう。

Make Japan Great Again!

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