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【MTGレガシー】スタイフルノートのすすめ(主要マッチアップ対策編)

基本全文無料となっておりますのでご安心してお読み下さい。

皆さんこんにちは、初めましての人は初めまして、
ajdadd420です。

先日行われたMOのイベント
Legacy Challenge - #12442928で好成績(3rd Place)を納める事が出来たので、リクエストのあった記事を執筆致します。


今回はレガシーの【スタイフルノート】での、
主要マッチアップとの相性差や対策、サイドインアウト、
対戦するときに私が念頭に置いているガイドラインを紹介していこうと思います。


あくまで私の経験に基づいたガイドラインであり、
正解かどうかは不明ですし、反論もあると思いますが、
読んで頂けたら光栄です。
(反論やアドバイス等ございましたら、コメントかTwitterのDMで御意見頂けると非常にありがたいです。


また、マジックオンラインを主戦場としているため、
テーブルトップのメタゲームと異なる部分もあると思いますがご了承下さい。

また、今回は上記の【UBRスタイフルノート】の使用を前提とした記事となっております。


現在のレガシーメタゲーム(2022.7月)

MTGGOLDFISHの過去30日間のデーターを参照して、
主要10アーキタイプと【スタイフルノート】との相性を紹介します。

1.【URデルバー】 
2.【ジェスカイコントロール】 ●不利  
3.【エルフ】 
4.【リアニメイト】 
5.【デス&タックス】 
6.【8Cast】 
7.【赤単プリズン】
8.【ANT】 
9.【ペインター】 
10.【ドゥームズデイ】 ●超絶有利

けっこう主観強めですが、こんな感じの相性です。

主要マッチアップでは、
全体的にどのデッキともトントンくらいまでは戦える感じです。

白い除去がバンバン飛んできて、
デッキ的にめっちゃきつい《時を解す者、テフェリー》が採用されている
【ジェスカイコントロール】はかなりきついマッチアップです。

逆に、《タッサの神託者》をフィニッシュ手段にしている
【ドゥームズデイ】は、メインからガンメタ張っているかのようなデッキの為、かなり有利です。
【ドゥームズデイ】が流行ったら【スタイフルノート】おすすめですよ!

【URデルバー】

言わずと知れた環境王者ですよね。
こちらに関しては、単品で記事を書いております。

上記記事で書いた内容から、考え方も変わってないためこちらの記事を参照お願いします。

【ジェスカイコントロール】

ドレッドノート使いが大っ嫌いなカード《剣を隙に》《虹色の終焉》《時を解す者、テフェリー》(以下3テフェと略)というスタイフルノートの天敵のカードがふんだんに使われている【ジェスカイコントロール】はかなり難しいマッチアップです。

中でも3テフェの着地を許し、場に定着すると敗北濃厚です。
もみ消しや各種打ち消しが腐り、ドレッドノートやクロクサ等のフィニッシャーも簡単に処理されてしまう為です。


【ジェスカイコントロール】とのゲームプランを紹介します。
《一日のやり直し》型なども基本的に全て同じプランで戦っていきます。

●序盤
もみ消しを使って、土地を縛っていきましょう。
コントロールデッキは土地を伸ばせなければ、軽い除去やキャントリップ呪文くらいしかできることが無いため、お相手の土地事故を狙いに行きます。

序盤に焦ってドレッドノートの着地はやめましょう。
《とんずら》や各種打ち消しを手札に集めるまでは、簡単に除去されてしまい、ディスアドバンテージが大きすぎるため我慢が必要です。

●中盤
お相手も土地が伸びている頃です、
3テフェはマストカウンターなので、常に3テフェの警戒は怠らず、
《表現の反復》や各種キャントリなどで手札を整えていきます。

《激しい叱責》経由のコンボで、防御札も整っているという条件であればコンボを狙うのもアリでしょう。

●終盤
3テフェだけ気をつけていれば、こちらのペースでゲームをすすめられるので、無駄に長引かせずにチャンスを見てコンボを決めていきましょう。

基本的にお相手は早いデッキではないので、焦らずこちらの手札をしっかり揃えてからのコンボスタートでも間に合います。
簡単にフィニッシャーを除去させない、3テフェを許さない。
これだけを意識するだけで大分戦いやすくなると思います。

●サイドインアウト
out
《不毛の大地》×1
《厚かましい借りて》
《殺し》
《稲妻》×4
in
《覆いを割く者、ナーセット》×2
《紅蓮破》×3
《赤霊破》
《運命の巻物》

基本的に上記インアウトです。
ナーセットや表現の反復でアドバンテージを取り、Willの弾や《運命の巻物》の種を補充する、戦い方になります。
ほぼ【ジェスカイコントロール】の為にナーセットを2枚採用しており、
ナーセットの着地はかなりゲームを有利に進めてくれるため、Willや《紅蓮破》のバックアップでナーセットの着地を目指していきましょう。

メイン戦同様、焦らず手札を整えて行くゲームを目指しましょう。
ドレッドノートやクロクサは隙あらばコンボを狙って着地程度に考え、
基本的にアドバンテージ獲得と《運命の巻物》によるクロックの継続を狙ってゆきます。

上記プランは私の考えるプランの一例ですが、
手札や相手の出方次第では、もっとアグレッシブに序盤~中盤にフィニッシャーで圧をかけていくプランをとる時もあるため、その辺は経験で覚えていくと良いでしょう。


【エルフ】

常に一定数メタ上に存在し、《アロサウルス飼い》の獲得で打ち消しにも強くなったため、結構遭遇率が高いです。

エルフの戦い方として、
メインはお相手のマナクリを優先して除去しつつ、こちらもなるべく早くコンボを決めることを目標とします。

エルフのデッキには打ち消しが無く、除去も少ないことからドレッドノートやクロクサの着地は、お相手にかなりのプレッシャーを与えられます。

また、《アロサウルス飼い》がいても、《激しい叱責》キャストで打ち消し可能な状況を作る事や、《孔蹄のビヒモス》の効果をもみ消しで打ち消すことが出来たりと、案外エルフとは相性が良く感じます。

●サイドインアウト
out
《頑固な否認》
《否定の力》
《表現の反復》×1

in
《疫病を仕組むもの》
《倦怠の宝珠》×2

サイド後は、《疫病を仕組むもの》でエルフ指定で、お相手のプランを崩壊させることも可能です。
《倦怠の宝珠》はお相手の《エルフの幻想家》をバニラに出来ますし、ドレッドノートやクロクサの着地にも一役買うため、有効牌と考えております。

逆に《頑固な否認》と《否定の力》は、《アロサウルス飼い》の前では無力ですし、あまり強いと感じないためoutしております。
また、《表現の反復》は、対コントロールなどではアドバンテージが稼げ強いのですが、エルフ戦はアドバンテージより、テンポ重視の側面が強いため、複数引いてもしょうが無いと判断し、3枚目はoutします。

また、一見弱そうな《もみ消し》ですが、《アロサウルス飼い》のバフ能力や《孔蹄のビヒモス》の効果を打ち消せたり、グリストの忠誠能力や母聖樹の魂力からドレッドノートを守る効果があるなど、結構仕事をしてくれます。

エルフ戦は受けに立つべきか、攻めるべきかの見極めが重要で、
間違えるとコンボ始動で即死。なんてこともあるので、
回数をこなして受けと攻めのバランスを身につけましょう。


【リアニメイト】

環境屈指の超高速コンボ!
お相手のフィニッシャーが降臨したら、終わりに近いので、
こちらのコンボ始動より、妨害を優先しましょう。

隙を見計らってコンボ始動という流れです。
焦ること無く、相手を妨害していくことが重要です。

サイドインアウトも特に触れることは無いでしょう。
打ち消しと墓地対策を積んでおけば大丈夫です。


【デス&タックス】

白単色(最近ではタッチ赤も存在)で構成された、ヘイトベアーや各種土地でマナ基板を縛る戦法を得意とする、由緒正しいデッキです。
最近では相棒にヨーリオンを添えた80枚のデスタクが多く見受けられます。

ジェスカイコントロール同様に、《剣を隙に》《孤独》等の優秀な除去、
ドレッドノートを簡単に除去できてしまう《ちらつき鬼火》《スカイクレイブの亡霊》など、スタイフルノート目線から見たら厄介なカードが多く、
メインは苦戦を強いられる場合が多いです。

反面、打ち消しがないのでコンボは通りやすく、ドレッドノートの着地後の方が重要になります。

デスタクは早いデッキではありませんが、
お相手に場を整えられると、こちらの身動きがとれなくなってしまうため、
序盤からコンボを狙っていくプランをとることが多いです。

サリアの着地を許すとかなりこちらも動きにくくなるので、サリアは最優先で処理していきましょう。
また、《カルドラの完成体》もドレッドノートを簡単に処理されてしまいますしクロックもはやい為、《石鍛冶の神秘化》にも自由にさせないように妨害しましょう。

もし《石鍛冶の神秘化》を処理出来ず、効果を起動されても生体武器の誘発効果に《もみ消し》でただのでかい置物に出来るので、《もみ消し》を探しに行くのも手でしょう。

●サイドインアウト
out
《死の飢えのタイタン、クロクサ》×1
《否定の力》
《頑固な否認》
《表現の反復》×1

in
《疫病を仕組むもの》
《削剥》
《倦怠の宝珠》×2


クロクサはドレッドノートと濁浪に次ぐ、第3のフィニッシャーですが、
白の優秀な除去に簡単に処されてしまう他、カラカスに弱いという特性もあるため、このマッチアップではあまり強く無いため1枚outします。

《否定の力》《頑固な否認》はあてるところが《剣を隙に》と
《霊気の薬瓶》位しか無いため、必要性が薄いと感じoutしています。
《表現の反復》は【エルフ】と同じ理由で3枚は必要無いと感じoutしています。

inするカードは、
デスタクにかなり有効なカードで説明不要な為割愛させて頂きます。


【8Cast】

アドバンテージを稼ぐ事に長けており、
青いデッキでありながら、《虚空の杯》も搭載していて
青いデッキに対して非常に強力です。


《虚空の杯》は許してしまうとかなり厳しい戦いを強いられますが、
お相手の勝ち手段は《ウルザの物語》から生成される構築物トークンによるビートダウンか、
《練達飛行機械職人、サイ》のトークンによるビートダウン、
もしくは、《河童の砲手》のビートダウンがメインです。

逆説的に考え、上記の勝ち手段を潰して行けばお相手が枚数アドバンテージを稼いでも負けないのでマスカンを見極め弾きつつ、
こちらのコンボを通しましょう。
こちらのフィニッシャーは《上天の呪文爆弾》や《天上都市、大田原》くらいでしか除去されないため、積極的にコンボを仕掛けていきましょう。

●サイドインアウト
out
《稲妻》×4
《冠雪の島》
《殺し》

in
《紅蓮破》×3
《赤霊破》
《溶融》
《覆いを割く者、ナーセット》

8castにはエムリーなどの厄介なクリチャーがいますが、
紅蓮破で処理出来ますし、河童に無力なため全部抜いています。

先手の場合カウンターよりこちらの押しつけを優先して、
《覆いを割く者、ナーセット》を増やします。
《覆いを割く者、ナーセット》の着地はお相手にかなり行動を制限できるので強力です。


【赤単プリズン】

The青いデッキ殺すマンデッキです。
プリズン要素の《虚空の杯》《三なる宝球》《血染めの月》は
スタイフルノートにとってどれも致命傷なので、マストカウンターです。

初手にWillが無いとメインはかなり苦戦を強いられるため、なかなか難しいマッチです。
しかし、ドレッドノートの早期降臨でかなり勝利に近づくので、マストカウンターのみ弾き、こちらは最速でコンボを狙っていきましょう。

●サイドインアウト
out
《表現の反復》×3

in
《溶融》
《削剥》
《運命の巻物》


《表現の反復》はアドバンテージ勝負ではないこのマッチではoutしています。

致命傷の妨害ファクト対策のカードを全部inします。
また妨害ファクトの上から難なく唱えられる《運命の巻物》は
赤単プリズンに対した最高の一枚といえるでしょう。

【ANT】

ストームを稼ぎ《苦悶の触手》でとどめを刺す、古くから有る由緒正しいデッキです。
ストーム能力を打ち消せる《もみ消し》を4積している為一見有利なマッチかと思われますが、【デルバー】等の1ターン目からクロックを用意しプレッシャーをかけられるデッキでは無いため、そこまで有利マッチでは無いと私は感じております。

お相手もやりにくいと思いますが、こちらも早期にプレッシャーを与えないと、手札を整えられコンボ始動してしまうので、積極的に展開するプランをとることが多いです。

●サイドインアウト
out
《不毛の大地》×2
《稲妻》×2
《殺し》

in
《外科的摘出》×2
《紅蓮破》×2
《覆いを割く者、ナーセット》×1


サイド後に限らず、相手の土地を縛るよりもこちらの押しつけを優先したいため、《不毛の大地》の重要度は低いと判断し、2枚outしています。
また、《殺し》は文句のつけようが無いほど弱いマッチのためoutします。
《稲妻》もむかつきルートでとどめの3点など、強い場面は多少有りますが
その場面も限定的ですし、そこまで重要度は高くないと判断し2枚outの2枚はそのままです。

inするカードは、サイド後に有用なカードというよりは、メインで不要になったカードの穴埋めのような感じです。
この5枚は特段【ANT】に対して有効杯になり得ない事もしばしばですが、メインの不要カードよりはましかな?位のカードです。

サイド後も、こちらからプレッシャーをかけていくことを意識してゲームプランを立てていきましょう。


【ペインター】

 このデッキも古くから有る由緒正しいコンボデッキですね。
《絵描きの召し使い》と《丸砥石》のお手軽2枚コンボで簡単にライブラリーが全て墓地に送られLOで勝負を決めるデッキになります。
最近は赤単がファクトシナジーもあり、主流になっていますね。

《丸砥石》のコンボ特化だけでは無く、メインから《紅蓮破》も入っており
青いデッキとしては結構やりにくいところもあります。

また《大いなる創造者、カーン》もデッキに入っていることが多く、この一枚でゲームエンドまで持って行かれることもあります。

《絵描きの召し使い》と各種ゴブリンは《稲妻》や《殺し》で対応し、
打ち消しは《大いなる創造者、カーン》に当てる事が理想です。

また、《絵描きの召し使い》のキャストに合わせて《激しい叱責》をキャスト出来れば、ただの1/3バニラになるのでその場合は無理に《絵描きの召し使い》に除去を打つ必要は無いでしょう。むしろ墓地に落とすとゴブリンから引っ張ってこられるため、戦場に立たせておくのも良いでしょう。


●サイドインアウト
out
《死の飢えのタイタン、クロクサ》×2
《Underground Sea》×1
《否定の力》

in
《削剥》
《水流破》
《溶融》
《外科的摘出》×1

このマッチでは、クロクサがあまり強く無いと感じており、
全部抜いています、また黒いカードも少ないため《Underground Sea》も
一枚減らしています。
また、カウンターもそこまで多く無くて良いのでは?と判断し、
打ち消せる対象のがWillより狭い《否定の力》をoutしています。

inするカードは、ファクト対策。これは説明不要だと思います。
《水流破》は《絵描きの召し使い》の色指定前で有れば、優秀な除去やカウンターになりますし、対象のカードも少なく無いため強力です。
また、墓地経由のコンボルートやアド稼ぎを牽制したい為に《外科的摘出》を1枚inしています。


【ドゥームズデイ】

《最後の審判》でデッキをふっとばし、《タッサの神託者》の能力で勝利する、コンボデッキです。
MOでは一定数見られます。
フィニッシュ手段が基本的に《タッサの神託者》になるので、
《もみ消し》や《激しい叱責》で効果を無効にしてしまえば、お相手は勝ち手段が無く、LOで自滅します。
実際対戦するとわかると思いますが、メインとサイド後どちらもかなり有利です。【ドゥームズデイ】に親でも殺されたの?と思うくらいガンメタ張っているようなデッキです。


こちらのデッキがバレていない状態であれば、お相手の自滅を狙いつつ、
こちらはカウンターと《もみ消し》《激しい叱責》などの妨害札を集めます。
お相手に自滅してもらうのが最も簡単なプランになります。


終わりに

長い文章になりましたが、お付き合い有り難うございました。

今回の記事は最初にも述べたとおり、一個人のゲームプランを紹介するものであり、正解では無くヒントと捉えて頂き、今後のMTGライフにお役立て頂けたらなという趣旨の記事です。

このデッキを作成したときに、《目くらまし》を抜く所から始まり、
今までの【スタイフルノート】と違うゲームプランの立て方やサイドプランを考え製作致しましたので、多少皆さんの考え方と相違があると思います。

ただ、その考え方の相違こそ面白いところであり、大切にしたい所と感じております。

10人のプレイヤーがいれば10通りの考えかた、デッキがあっても良いと著者は思っています。
トップメタを使って競技志向で楽しむのも正解ですし、
マイナーオ○二ーデッキを使って楽しむのも正解です。

趣味なので好きなデッキやカードを使って楽しみましょう^^


今後も《ファイレクシアン・ドレッドノート》の良さを知ってもらい
ドレノ使いの仲間が増えることを目標に活動して参ります。

この記事を気に入って頂き、スキを頂けたら大変励みになるので
是非よろしくお願いします。

また、ajdadd420または本記事を評価、サポートしたいと思った方はお気持ちで良いのでお布施頂くと、大変励みになります。
また、新しいデッキ案を試すチケット代になりますのでよろしければ購入よろしくお願いします。

ajdadd420


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