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音調140字小説まとめ①

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【No.005 地球人ごっこ】
「ワーレーワーレーハーウーチュージーンーダー」と、扇風機に向けて彼女が呟く。良い歳して何やってんだとおかしくなる。「馬鹿なことやってないで行くぞ」。「うん」と、彼女が振り返りながら微笑む。透明感のある水色の皮膚と、顔の中心に一つだけある眼がとても可愛らしかった

【No.013 夜行観覧車】
夜に浮かぶ観覧車が綺麗で、私は思わず足を止めた。網目状に広がる鉄格子がまるで蜘蛛の巣のように思え、私はこの美しい光景に絡め取られた蝶にも似ていた。そういえば彼の好きだった曲に、観覧車をイメージしたものがある。今にして思えば、あれは失恋の曲だったのかもしれない

【No.018 私の名前】
二人で話をしているとき、彼が私の名前を呼ぼうとして、少し気まずそうに苗字で呼び直す。そういう関係じゃないよな。って、間違ったみたいな顔をして笑わないでよ。合っているから。私の名前をちゃんと呼んでよ。透明じゃない私にして。あなたの声で、私の名前を、ちゃんと呼んでよ

【No.019 思い出は回る】
部屋の掃除をしていたら、古い万華鏡が出てきた。遠い昔、彼女と行った観光名所で買った代物である。そっと覗いて、静かに回す。景色がゆっくりと変わっていく。その様子を、カラカラと音を立てて揺れる、風車の写真を撮っていた彼女の姿と重ねる。季節はもう、冬になろうとしていた

【No.023 無線通心】
「お掛けになった心は、現在、使われておりません。相手の心を御確認の上、もう一度、心を御繋ぎ下さい。繰り返します。お掛けになった心は、現在、使われておりません。相手の心を御確認の上、もう一度、心を御繋ぎ下さい。繰り返します。お掛けになった心は、現在――」

【No.028 誘蛾灯にさよならを】
誘蛾灯を仰いで眺める。チカチカと明滅を繰り返す感覚に合わせて、羽虫達がブブブと音を立てて飛び回る。やがて、光が消えるのと同時に、一匹の我が足下に落ちた。私はそれを掬って、口の中身に含む。ゆっくりと噛むと、わずかな粘り気と苦みが広がった。また違う誘蛾灯を探さないと

【No.031 タイムレコード】
留守番電話に録音されていた彼の声を聞く。か細くて、少し震えているあなたの声。もう携帯でしか聞けなかった。繰り返し、繰り返し聞いて。あなたの声、忘れてしまった。『「もしもし。今日は君に大切な話があるんだ。僕さ、本当は君のこと」一件の、メッセージを、終了、します』

【No.039 レイニー レイニー】
僕が子どもだった頃、雨の日にだけ家の中に現れる女の子がいた。一緒に絵を描いたり、歌を歌ったり。話をしたり。だから僕は雨の日が好きだった。「もうすぐ雨が止むから、そしたらさよならね」。それが女の子の最後の言葉だった。大人になった今でも、あの女の子とは会えずにいた

【No.045 生きている音】
生きている音を探しています。街灯だってチカチカと音を立てて死んでいきます。電源スイッチだってバチバチと音を立てて死んでいきます。生きている音は、死んでいく音なのだと思います。私だって、背中のネジがジリジリと音を立てて、死んでしまいます。生きている音を探しています

【No.050 アクアリウムの人魚】
とある水族館では、人魚が水槽の中を泳いでいます。「私も昔は人間だったのよ。声を出して泣かないように。好きな人の所へ行けないように。私は人魚になろうと思ったの」。そう言って笑う人魚は、今日も水槽の中で歌います。朝も夜も。明日も。百年後も。一人でずっと、一人でそっと

【No.052 夜のコール】
亡くなった人に繋がる電話番号があるらしい。大切だと思う人の声が聞こえると言うのだ。馬鹿げている話だけど、私は馬鹿だから試してみる。三回、コール音が響いた。繋がる。「はい」。誰の声だろうか。「久しぶり」。あぁ。当時、私が好きだった人だ。そっか。君、死んじゃったんだ

【No.055 レイニーソング】
寝苦しい夜、窓を開けると心地良い風が流れ込んできた。遠くで鳴る踏切の音も、木々の擦れる音も、隣の家の女の子が歌う「る、る、る」というメロディーのない歌声も、いつか消えてしまうのだろうか。空を眺めると月が朧げに揺れている。秋はもうじき、終わりを向かえようとしていた

【No.065 花の祈り】
妻は半年前から病院に入院していた。いわゆる植物状態というやつだ。「お母さんは今、枯れ木なんだよ」「かれき?」それ以来、娘は「かれきにはなをーさかせましょー」とやたら繰り返す。「かれきにはなをーさかせましょー」 娘の声が、妻に再び花を咲かす養分となる事を、私は祈った

【No.066 光の陰る速度】
ジリリリ。と、地面で蝉が這い蹲っていた。「あ、タンポポだ」意識してないのか意図してなのか、花を避けた彼女は代わりに蝉を踏み付けた。鳴き声が止まる。「秋が過ぎる速さで、光は陰るの」彼女の言葉を思い出す。長い夏が終わりに差し掛かり、もうすぐそこまで、秋が迫っていた

【No.070 れいにー れいにー】
雨靴を履いた女の子が「る、る、る」と歌う。傘も差さずに「る、る、る」と歌う。一瞬のことだ。目の前で車に轢かれる。ウイスキーと煙草に興じる生活保護の女を思い出す。「命は平等じゃないんだって」と笑っていた。「命は不平等なんだって。だから私は生きてんの」と、笑っていた

【No.071 ヒヨコノクニ】
「今日の天気は晴れのちひよこです」と天気予報が告げる。ふと、頭の上にひよこが落ちてぶつかった。「ぴよ!」とひよこが元気良く鳴くと、嵐のようにひよこ達が降り注ぐ。街は一瞬にして黄色く染まり、足の踏み場がなくなった。ぴよぴよぴよぴよ。まるで、ヒヨコノクニだなと思った

【No.073 転がる空き缶】
電車の中で空き缶が転がる。カラカラと音を立てる光景が騒々しくて、みんながこっちにはくるなと邪険な目を向ける。誰に拾われるでもなく。誰か捨ててくれるでもなく。気付いてと言わんばかりにカラカラと音を立てて転がり回る。まるで私みたいだなと思い、空き缶をそっと拾い上げた

【No.076 鳴き声クイズ】
「『メ〜』これが羊の鳴き声です」「はい」「『メェ〜』これがヤギの鳴き声です」「はい」「わかりましたか?」「なんとなく」「では、次は上級問題です。『ンメェ〜』これはなんの声でしょうか?」「……ヤギ、ですか?」「いいえ。これは美味しい物を食べたおばあちゃんの声です」

【No.088 満員電車】
音漏れ。割り込み。転がる空き缶。しゃべり声。押し退けて、突き出して、抜け出そうとして。足組み。席の占領。背中のバッグ。どれもが、みんな。全部、みんな。電車の中に閉じ込められたのは、乗客だけじゃないんだなって。笑う。笑いごとじゃないよって。哀しくなる。哀しくなる

【No.089 公衆電波】
私の住む街に仲の良い女友達が遊びにきた。「まだ公衆電話があるよ」「田舎はどこにでもあるって」と。彼女が公衆電話から私の携帯に電話をかける。「私の声は届いていますか?」なんておどけて笑って。「私の思いは届いていますか?」なんて、おどけて打ち明けてしまえたら良かった

【No.094 ひとりぼっち惑星】
『私の声は届いていますか?』で始まる小説があった気がする。電車の中ではみんな携帯に夢中になって。スクランブル交差点ではみんな忙しなく歩いて。私のことなんて見向きもしない。この惑星でひとりぼっちになった気分だ。存在をなぞるように、呟く。「私の声は届いていますか?」

【No.099 ネコライブ】
楽器店に行くと、猫ギターなるものが売られていた。なんでも、弦が猫のヒゲで作られているのだそうだ。試しに弾いてみると、にゃにゃーん! と音色が響いた。野外ライブにオススメだと言うので理由を聞くと、この音色を聴くと猫が寄ってくるらしい。なるほど、可愛いお客さん達だ

【No.113 届かない電波】
『お掛けになった電話番号は使われていないか、電波の届かない場所にあります。お掛け――』「もしもし。こっちは思ったよりも良いとこだよ。懐かしい人達にも会えたし、見たことない景色ばかりだし。だから、君は何十年後かに来てね」あぁ、そうなんだ。天国って電波が届かないんだ

【No.129 侵食する音】
音ゲーの順番を待つ間、友人から「実際に音楽をやってみたらどうだ。費やしたお金で楽器の一つくらい買えるだろ」と言われたことを思い出す。音ゲーが上手くても楽器が上手いとは限らないのに。前の人のプレイを「上手いな」と思う。それでも、その人みたいにはなりたくないと思った

【No.143 不良和音】
その不良は指の骨を鳴らすと、不思議なことに音階を生み出します。パキ、ポキと鳴らすと、今日は気分が良いのか、ラシ、シドと高音が鳴ります。調子が良いときにはカエルの合唱を鳴らします。敵の不良もそのメロディーを聞くと戦意喪失します。街は今日も、不良のおかげで平和でした

【No.155 山の子(百景 5番)】
ひと夏の恋。なんて呼べば聞こえは良いだろう。実際は欲に身を任せただけである。まだ二ヶ月そこらの赤ん坊を抱えて山へと踏み入った。あれから数年。たまに山中を散歩すると、どこからか鹿の鳴き声が聞こえた。その度に、赤ん坊の泣き声と重なって私は、身勝手にも心苦しくなるのだ

【No.189 揺れる(百景 39番)】
幼なじみの男子から冒険ごっこに付き合わされる。高校生にもなってと呆れながら裏山を探索する。そのとき、いっそうと強い風が吹いて茅がさらさらと音を立てた。「  」と思わず声に出てしまう。彼に聞こえていないか慌てて口を押さえる。ざわざわ、ざわざわと、まるで茅のように心が揺れた

【No.204 言葉の消える朝(百景 54番)】
この世界では今や、思いを言葉に、言葉を声にした瞬間、記憶から言葉の意味が抜け落ちてしまう。愛の告白も、再会の一言も、別れの挨拶も交わすことは叶わなかった。それでも、君は私に「好きだ」と言ってくれた。きっと、君の、気持ち、キラキラ、消えちゃうのに。私も言葉にして、伝えた

【No.205 セピア・レコード(百景 55番)】
古いレコードを見つけた。再生してみると鈴を転がすように歌う女性の声が流れてくる。その人のことなんて知らないのに、ただ、歌声を繰り返し聞いていた。いつのまにかレコードはすり切れて、声は滝のようにジジ、ジジ、と雑音が混じる。繰り返し。繰り返し聞いて、本当の声を忘れてしまった

【No.212 亡日(百景 62番)】
孫を名乗る男性から電話がかかってくる。もうとっくに亡くなっているはずなのに、その声が孫にそっくりで思わず涙を流してしまう。男性はうろたえて「会って話を聞こうか?」と心配してくれる。でも、もしもあなたと会ってしまったら、孫はもうこの世にいないと思い知らされてしまうでしょう

【No.223 雀の涙(百景 73番)】
電柱の上から雀の鳴き声が聞こえてきた。目覚めの悪い僕を叱るように決まった時間に起こしてくれる。目が合うと雀は首を傾げたあとにどこかへ飛び立つ。それから数ヶ月、景観美化のために電柱は地面の底に埋め込まれた。今でもどこかで雀の鳴き声が聞こえるけど、その姿を見ることはなかった

【No.228 祈りの鐘(百景 78番)】
灯台守の元に一羽の千鳥がやって来る。足に括り付けられた文書には名前が書かれていた。灯台守が鐘を三度鳴らして黙祷を捧げると、島民も手を合わせる。この島の風習として亡くなった人を島全体で偲ぶのだ。五十年以上も鐘を鳴らしてきた灯台守は、その日、息子の死を知って静かに泣いていた

【No.231 卯月(百景 81番)】
小学生の時、命の授業としてウサギのラビ太を飼っていた。喉元を撫でると「プゥ、プゥ」と鳴き声を漏らす。いつだったか、ラビ太は近所の中学生に殺されてしまった。大人になった今、夜道を歩く。どこからか鳴き声が聞こえた気がして振り向くと、空にはウサギの模様が映った月が浮かんでいた

【No.233 夜鹿(百景 83番)】
人生に疲れてしまって神隠しの山に訪れる。木には多くのロープが括ってあった。僕は遺書を置いて滝から飛び降りると、遠くで鹿の哀しい鳴き声が聞こえてきた――/滝から男が流れてくる。人間に荒らされた山では食物がなくなった。今日も不味い人肉を食べるしかないのかと哀しい声を上げる

【No.238 ミオ(百景 88番)】
雨風を凌げる場所もなく、頼れる人もいない。寒さで震える私をあなたは家に泊めてくれた。ご飯を食べさせてくれて、毛布を与えてくれて、何度も頭を撫でてくれる。一夜が明けてあなたと別れた後、私は遠い街に住処を見つけた。もう二度と会えないあなたに向けて、私は「にー、にー」と鳴いた

【No. 244 別れのあとの静かな午後(百景 94番)】
子どもの頃、布団が叩かれる音を子守歌にして眠っていた。寝る前は座布団に座っていたはずなのに、起きるといつもふかふかな布団の上に寝転がっている。母がこっそりと布団に移動させてくれたのだろう。と、娘を寝かしつけていると思い出す。窓からはやわらかな風と布団を叩く音が吹き込んだ

【No.248 星見海岸(百景 98番)】
秋も深まる頃、海岸にメッセージボトルが流れ着く。夏休みの終わりに高校で催される『光流し』という行事だ。将来の夢や願い事を書いた紙を空き瓶に詰めて海に流す。私も昔は「好きな人と付き合いたい」と願ったことを思い出す。中に入っている色とりどりのビー玉がいくつもの音を生み出した

【No.273 無題(4).doc】
彼女が亡くなる数日前、僕達は些細な事で喧嘩をした。「歌を歌うことは、私の本当にやりたい事じゃなかった」と。君の事を認めた上で、君の事を嫌いになりたかった。「憧れを捨てた東京には、君のような人が大勢いるんだね」と、彼女の背中に向けて吐いた言葉が、最後の思い出だった

【No.275 無題(3).xls】
「『幸せじゃなくてもいい』」と言える人はさ、初めから幸せな人だからだよ」と彼女が笑いながら呟いた言葉が印象的だった。「有名になりたい」が口癖だった彼女は、憧れを抱いて東京に移り住んだそうだ。夏にも関わらず長袖を着て、代々木公園で歌う彼女の姿が、どこか翳って見えた

【No.276 無題(5).docx】
公園の蛇口に笹舟が置かれていた。蛇口から水を出して、窪んだ水皿の中でどこにも行けない笹舟を揺らす。あの日の記憶も彼女との思い出も、どこにも流れることができずに、笹舟と同じように僕も公園で揺らいでいた。橙に染まった観覧車を見上げる。誰かの歌う声がした。夏が終わる

【No.281 群青】
「まもなく2020年になります。人生のアップデートをしてください」液晶を押すとリストが表示される。嫌いな人、忘れたい思い出などを選ぶと、新年には全く覚えていないのだ。ひとつずつ、鐘が鳴るたびに記憶が消えていく。昨日のことも、明日のことも。本当は大切だった、誰かのことも

【No.292 カードゲーム動物園】
カードショップに行くと、動物達がカードゲームで遊んでいて驚いた。人にも似たソレはキーキーワーワーと鳴いて異臭を振り撒く。アニメで覚えたのか何やら台詞のような言葉を喋っている。相手を威嚇するようにシャカシャカと手を動かし、パチパチと警告音を発する。すごい時代になったものだ

【No.294 花譜】
声優の仕事は声と語彙力が大事だ。加湿器の電源を入れてのど飴を舐める。役に合う花はどれかなと考えたあと、クチナシが浸されたハーバリウムのボトルを手に取る。専用オイルを飲み干して声の調子を整えると、クチナシの花言葉である「とても幸せです」という感情と語彙力が頭の中に広がった

【No.298 雨うつつ】
子どものころ、雨の日にだけ見える友達がいた。いつのまにか部屋の中にいて「わたし、雨のひはそとであそばないといけないから」と困りながら笑う。彼女がどこから来て、どこへ消えるのか。大人になった今でもわからない。遠い日の思い出だ。ヘッドフォンで耳をふさぐ。雨の音だけが聞こえた

【No.303 Re:Re:】
メールの返信がないまま、9年間が経った。思い出はいつのまにか病葉になってしまう。夜患いの朝を泳いでいた。気づけばきみより歳上になってしまった。狗尾草が揺れる。言葉が失われた。手を合わせて、祈る。命は不平等だ。でも、それでも。春風が吹いて振り返ると、きみの忘れ音が聞こえた

【No.308 楽しくなる薬】
いっそ飛び込んでしまおうと駅のホームに立つ。ふいに肩を叩かれて振り向くと怪しい男が佇んでいた。男から「楽しくなる薬がありますよ」と飴を手渡される。どうせ死ぬなら。そう思って飴を舐めると、ヘリウムガスを吸ったように声が高くなって、思わずふふっと笑う。今日はもうやめておくか

【No.311 ししおどしの老人】
久しぶりに銭湯へ行った。大きい湯船でのんびりしていると、老人が「カポーン、カポーン」と声に出していた。まるでししおどしそのものだ。「なにしてるんですか?」「いやね、これが私の仕事なんですよ」と喉を叩く。不思議な仕事もあるんだなと湯船から出る。銭湯には老人の良い声が響いた

【No.314 雨の行事】
「今日は不思議な行事を紹介します」とレポーターが伝えると、画面はとある学校に切り替わる。先生が「雨天決行です」と報告するや否や、生徒達は飛んだり跳ねたり喉を鳴らしたりの大騒ぎ。雨の中みんなで歩いて池までたどり着く。なかよく横一列に並ぶと、かえる達はゲコゲコと合唱を始めた

【No.316 声の行方】
大声大会が開催された。死んだ友のことを知ってもらおうと大きな声で叫ぶ。声は届かなかった。どこからか「人の死を利用するな!」と聞こえた。司会者が「名前も顔も性別も年齢もわからない無関係な人が一番声が大きかったです! おめでとうございます! おめでとうございます!」と騒いだ

【No.319 消えていく】
政府から「不要不急の夢を見ないように自粛していただきたい」と要請が出る。街からミュージシャンが消える。カメラマンが消える。アイドルが消える。コスプレイヤーが消える。グラフィックデザイナーが消える。小説家が消える。「本当に不要不急だったのかな」と誰かの声が聞こえる。消えた

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改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652