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色即是空と空即是色

仏教における色即是空(しきそくぜくう)とは、
目に見えるものすべてのもの(色)は、
実体のないもの(空)である。
仏教における空即是色(くうそくぜしき)とは、
実体のないもの(空)が、
すべてを(色)を作り出している。
ものごとの本質は、
実体がないからこそ、
どのようなものにでもなれる空である。

俗物(色)は、
縁起によって空に融けこむ。
空性の言葉のない世界へ行き、
仮説と中道により、
聖化された俗なるものを導く。
すべてのもの(色)は、
因縁によって生じる。
因縁をコントロールすることで、
苦を想起しないことができる。

色は、諸行無常であり、移ろう。
世の中に実体はなく、
一人一人異なる概念により、
世界は認識される。