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挨拶は世界を変える

島根県に全国から若者が集まる合宿生の自動車学校があります。

この教習所では、自動車免許取得はもちろんですが、「挨拶」を教えています。

「この国のルールは一つ。それは挨拶 挨拶は自分を変える 世界を変える」

合宿期間中は徹底的に挨拶することを指導されます。

挨拶以外にも、掃除を徹底して行います。
職員と生徒が一緒に掃除をし、教習所内がピカピカに整理整頓されています。

この教習所を作った小河二郎さんは、「ここで免許を取った人は、みんな幸せになってほしい」と考えているそうです。
自動車を運転して一番不幸なことは、交通事故を起こしたり、人や自分を傷つけたり、命を奪ってしまったりすること。だから安全に運転することが幸せになることだと。

「安全運転をするために大切なことは、交通法規を覚えることでもなく、運転技術を向上させることでもなく、コミュニケーション能力である」と言われています。
運転しているときに、周囲を見ながら、あの車はどう動くだろう、子どもが飛び出してきそうだな・・と相手の状況や気持ちを予測して運転すること、これが一番大事。
その相手の立場に立つコミュニケーションの一番の基本が「挨拶」だと考えるのです。
「挨拶がちゃんとできる人だったら、車の運転をしていても、安全に、周りの人に気を遣って運転できるはずだ」と。

「挨拶は人間関係の出発点である。それがうまくできないと,その後の人間関係が築けない。そこから世界が広がっていかない。」

だから「挨拶は世界を変える」
ちょっとオーバーだけど、、、
学校生活にも慣れてきた4月後半。改めて挨拶を大切にしたいと思います。


追記(先生たちに向けて)


研修で、自動車学校の校長先生の講話を聞きました。

その先生は、「自分たちは、最後の教員として責任を持って生徒に関わっている」と話され、私はハッとしました。

指導していても、なかなかうまく指導を理解してもらえない子どもの場合、社会に出ればわかるだろう・・・、と問題を先延ばしにすることがありました。
責任をどこかの誰かにたくしていた・・・。

でも、この子にとって私が最後の先生だったら・・と考えて、ちょっとしつこく指導していくことにしました。嫌がられるけど。

挨拶とか掃除の指導など、当たり前にできてほしいことの指導って結構難しいです。
でも、ちょっと踏ん張って指導していくと、子どもが教室が学校が世界が変わるかもしれません。







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