観劇記 「胎生/釈連」

サブテレニアンのマージナルマン15、「胎生/釈連」を見に行く。永守輝守とネパールのインドレニシアターの公演。2023年4月9日、10日の二回のみのダブルビル公演。

アンダーグラウンドかつストレートにダークな大駱駝艦。ド素人が見るにはハードルがウォールマリアな無言劇で、DARK SOULSとかバイオハザードにでてくるゾンビが苦しんでいるとしたらこんな感じだろう、という成り立つか成り立たないのかよくわからない比喩が頭をよぎる。まあそれぐらいよく分からない暗黒舞踏で、ネパールにも普通に白塗暗黒が闊歩していたことに驚いた。

 おじさんが裸になったり白塗りになったりしたりして砂を頭からかぶったりなんだりするが、劇中の描写は全部割愛する。人種的な差異や身体についても感じるものがあったが、それも割愛する。

白塗りのうめき声とけいれんでなんだか理由のわからない、不可解な悲しさを存分に味わった。60分だったが恐ろしく長く感じたところもある。インドレニシアターは舞踏をはじめてまだ日が浅いとのこと。今後の成長に期待。

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