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渡部昇一流『四書五経』の解釈 267

😈  匤人其れ予を如何せん (『論語』子罕第九)

🌍  天の未だ斯の文を喪(ほろ)ぼさざるや、匤人其れ予れを如何せん。

もし天が文(儒教、儒学)を滅ぼそうとしないならば、
匤の人たちが私にどうすることができようか。

孔子が五、六十歳の頃、衛から陳に行く途上、陽虎という将軍に間違われた。
陽虎はその地で酷いことをやったため、間違われた孔子が命の危機に直面した。
そのときの言葉だが、前にもあったように、
孔子には天命を受けた自分に危害が加えられるはずがないという自信があったようだ。



月の明かり

2024年5月20日(月曜日)曇りのち晴れ15℃〜25℃

人はどんな生まれ方をしようと過去からのつながりを断つことはできません。
その繋がりとは遺伝です。
が、孤児として生まれた子は親が誰かも判らない子なのです。
今の日本は福祉が発展して保護される機会ができるようになりました。
「赤ちゃんポスト」もその一つです。
が、私はここを利用する両親の思いは理解できません。
自分が「生きるため」とはいえ、この選択肢以外に方法はなかったのだろうか?
「親はなくても子は育つ」と申しますが、乳飲児は誰かの世話無くして生きられません。ましてや今の時代、自給自足もできません。また、
自給自足できるまでにその子の世話は必須です。
戦後、親を失った子はたくさんいました。だから、孤児施設が作られました。
が、経済が立ち行かない場合が多くあったようです。
子どもが一人前になるまでには時間とお金と教育は必須です。
そういうことも考えずに性交渉するのは自由の範疇を超えています。
私は物心ついた頃に「性感帯」という言葉を知りました。
この性感帯を持つ生物は類人猿と聞きました。
しかし、猿は自慰行為はないと言います。が、人が猿にそれを教えたら
頻繁にその自慰行為をするようになったと言います。
つまり、快感をずっと味わっていたいという欲求が働くのでしょう。
戦慄が走ります。
人になぜ「性感帯」が与えられたのか?
それは女が出産する恐怖を抱かせないためなのではないかと私は考えました。
女性の中には出産したくないという人は多く存在します。
今は女性の意思が尊重されるようになりましたので
子を産まない人が増えました。少子化の原因の一つです。
こうした問題は一家庭の中の問題ではありません。
人がどんな社会を形成していくかにとっても基本的な問題です。
それを蔑ろにして、やれパワハラだ、セクハラと騒ぎ立てても
なんの問題解決にもなりません。
根本は男と女です。
そのことを昔の人は考え、
「男女七歳にして席を同じうせず」
などして間違いを起こさないようにと念じたのです。
ある意味これは正しいと思いますが、一方で、
「恋愛の自由」というものもあります。恋心は誰もが抱くものだからですね。
これを否定する事はできません。
そのためにも、今後の人間の生き方について多くの議論が必要だと思います。
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😊

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