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翻訳)極右過激派はジョージ・フロイドの抗議を新しい内戦に変えたい。

*VICEサイトより翻訳。極右加速主義テロリズムFar-right accelerationist terrorismの紹介文として選びました。

武装した過激派は抗議者たちの前に現れ、そしてオンラインでブーガルーboogaloo−内戦のためのコード-を促している。


ライター【Tess Owen】
2020年5月30日am6:41


アメリカ全土で爆発的に広がる警察の残虐行為に対する抗議デモの前に、極右過激派は銃を持って現れる。

他の人たちはコンピューターの影に隠れた暴力に熱中し、「人種戦争」を起こす目的で黒人の抗議者に対して暴力行為を行うように信者たちに促す。

彼らの存在は、今週の初めにミネアポリスの白人警官に首を絞められた黒人男性、ジョージ・フロイドの死をきっかけにエスカレートした騒動に不穏な雰囲気を与えている。

しかしコミュニティーメンバーやBlack Lives Matterが主導し、反ファシストによって後押しされているこのデモ行動に、極右が関心を寄せる動機は多岐にわたる。

例えば、カッコ付きの「ブーガルー・ボワ」(訳注:ブーガルー運動の信奉者のこと。ブーガルー・ボーイとも呼ぶ)


−ハワイアンシャツで目立ちたがる武装した反政府過激派のグループ-はいくつかのデモに現れたと伝えられている。
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「ブーガルー」は差し迫った内戦または法執行機関との暴力的な対立を意味しており、そして彼らは抗議運動からそれを得ようとしているのだ。彼らの主要な理由は法執行機関にたいする反感であり、そしてブラック・ライブズ・マターの抗議者たちの味方として自分たちを位置づけようとしている。彼らは警察の残虐行為を中心的な問題の一つにしており、今週のBellingcatの記事で詳しく説明されている。



彼らの警察の残虐行為に対するアプローチは、1992年のルビーリッジでの連邦捜査官との死闘の犠牲者とフロイド氏を含む現代の警察の残虐行為を結びつけているのだ。しかし多数のデモ参加者とは異なり、彼らは警察の残虐行為が有色人種に不釣り合いな影響を与える問題であるという事実を認めることを拒む。



「ブーガルー・ボワ」がデモに参加したという報道は散見され、Bellingcat の調査報道ジャーナリストによってスレッドにまとめられている。彼は抗議者たちが「白人国家主義者」の煽動家からハンドガンを取っ組み合いで奪い取ったという音声クリップ(活動家の要望によってビデオは削除されている)を含んでおり、彼はその人を過度に乱暴になったブーガルー・ボワと称している。

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私的なブーガルーのフェイクブックページで共有されている他の写真ではミネアポリスデモ運動の中で彼らのトレードマークのフラッグを広げている一人の姿が写っている。

そして一人のデモ参加者はガスマスクをつけた彼自身の写真を投稿した。#Boogalooのハッシュタグをつけてだ。

何人かのブーガルー・ボワは彼らは単なるリバタリアンだと言う一方で、他のブーガルー・ボワは時々差別主義に転向する。―そして暴力への欲望を隠すことはない。デモでの彼らの肉体的な現前に加えて、ソーシャルメディアでの#boogalooハッシュタグはここ数日、暴力を煽り、これが内戦の始まりになればいいと語るミームとともに溢れかえっているのだ。

より確立された民兵組織は時々そのような視点を共有することもあるが、自分たちを法執行機関と市民の間の仲介役とみなすことも多い。例えば二人の武装した白人はMinnesota Reformer(それはローカルな独立した新しい機関なのだが)に今週のミネアポリスのタバコ屋の外でインタビューされた。彼らは略奪者から企業を守るだけではなく、必要であれば一般市民を守るためにいると言った。

「警官は自分の周りに武装した人がいると、人間の権利を踏みにじることが少なくなるのです。」男性の一人がインタビューアーにこういった。

地方の活動家はミネアポリスの別のグループがthe ⅠⅠⅠ%milita(アメリカで最も大きな民兵のネットワークの一つ)のメンバーであることを確認した。

しかし、すべての中で最も困難なものは筋金入りの「加速主義者」(訳注:ここで言われている加速主義とは通称Far-right accelerationist terrorismと呼ばれている極右加速主義テロリズムの信奉者である。通常の加速主義のような技術の加速や脱領土化のプロセスを加速させるものとは異なり、白人至上主義の構築を達成するために、暗殺、殺人、テロ攻撃、社会崩壊などの暴力的な手段によって人種紛争の「加速」ことを目的としている。ネオファシスト、ネオナチズム、白人至上主義など極右思想の亜種の一つ。)だろう。彼らは彼らの中のネオナチ信奉者がデモに参加し、黒人に対する暴力行為を行うことを推奨している。すべては「民族間の緊張を悪化させ」、「人種戦争」を引き起こすことが目的なのだ。

加速主義者は社会の崩壊を速めるために暴力を促進する。エコ・ファシストのTelegram channelは木曜日に約2500人の購読者に向けて「暴動は殺人を犯すのに最適な場所だ」と書いた。加速主義しゃはしばしば政治的、市民的不安の瞬間を利用しようとし、全米で繰り広げられたデモ運動はまさにその条件に当たるのだ。同様に、4chanではこの暴力を応援しそして、「人種戦争」が始まることを望んでいると言う差別主義者で溢れかえっている。

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