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フリーランスも「休む」ことに罪悪感を持たない

前回『フリーランス、連休の過ごし方』という記事で
価値のある連休にしたい!と書きました。

今回は、ある意味“真逆”のテーマを書きます。



永遠に休みは訪れない

前回も書いた通り、フリーランスの休みは
有るようで無い、無いようで有る、もの。
結局、自分で線引きしなければ
いつまでも仕事をしてしまう、という人が
実はとても多いのでは?と個人的に思っています。

フリーランスの「休み」は自分で決めるもの。
自分が「今日は休む!」と決めない限り
永遠に訪れません。

例えば私も、Aの仕事が休みの日には
「時間ができた!」とBの仕事を仕上げる日に充てる
なんてことが日常茶飯事。
オンとオフの境目がない、典型的な仕事の仕方をしてしまいます。

こんな風にだらだらと仕事をしてしまうと、良くないことも起こります。
・ずっと仕事のことばかり考えているので
脳や心が疲れてしまって、逆にクオリティが下がる
・イライラすることが増えて、ストレスが溜まる
・家の中が荒れ、家族に感情的になる

良くない状況になって、ようやく
「今日は一日仕事をしない」
「パソコンを開けない」
と思うことができるのです。

休むと決めたのに・・・

せっかく「休む」と決めて
朝からいつもより丁寧に家事をしたり
好きな音楽を聴いたり
時にはお出かけをしてみたり
家族と一緒に過ごしたり
そんな楽しい時間を過ごしても
心のどこかでモヤモヤしている自分に気づきます。

休んで大丈夫なのかな?
他の人は仕事しているはず
自分の仕事も残っているのに・・・

そんな時にSNSを見てしまったら、さあ大変!

いつもと変わらない投稿であふれている
前向き!有益!ポジティブ!
みんな仕事してる!
やっぱり休まなきゃよかった・・・

休んだことへの後悔ばかりで
せっかくの楽しい時間が台無しになってしまいます。

休むことへの罪悪感
会社員時代には全く感じなかったこの気持ち
フリーランスになってから生まれたこの感情は
一体なんなのだろう・・・


比べない、焦らない

誰かの投稿で焦るのは、誰かと自分を比べるから。
同じフリーランス、同じライター、同じオンライン秘書
自分より頑張っている、自分よりたくさん仕事している
自分より稼いでいる、自分より有能、自分より・・・

このままでは自分の仕事がなくなるのではないか
自分だけ成長できなくて、どんどん置いていかれるのではないか

焦りだけがどんどん増幅されて・・・


いやいや、ちょっと待って?

比べることに何の意味がある?
同じ界隈にいるけど、同じ土俵で戦っている訳じゃない
どちらかといえば同じ世界で頑張っている“仲間”

そもそも、一日休んだからといって何が変わる?
一日休んだら失うような仕事はしていないつもり。

自分が休んだとて、世界は何も変わらない。


私が、やっとこんな風に思えるようになったのは
つい最近のことです。

少し前までは
なかなか自分が思い描く理想のフリーランス像に近づけない
そのことに焦り
周りの人がみんなキラキラして見えて
勝手に比べて落ち込んでいました。

だから、こんな自分は休んではいけない
休むなんて贅沢を言っている場合ではない
勝手に決めつけて、休むことに罪悪感を抱いていました。

罪悪感を持ったまま休むことの居心地の悪さといったら・・・
かえって、心の疲れは増幅しました。


大切にしたいのは自分

自分ひとりが休んだからといって世界は何も変わらない。

そう思えた時、自分の存在の小ささを自覚すると同時に
なぜかホッとしたのです。

見えない敵とずっと戦っているような気持ちから
解放されたような気がしました。


休むことに罪悪感を持つのは良くない。
休むと決めたら、潔く休む!
そして次の日からまた全力で取り組む!

こんなシンプルなことに気づけなかった自分
お馬鹿さんな自分

理想に近づけないのなら、違う理想を目指そう。
5年前と今の自分は違う。
たぶん5年後の自分も違う姿をしているはず。
今の自分にとっての理想をもう一度思い描いて
そこに向かって進んでいこう。


私がいま一番大切にしたいのは
お馬鹿さんでも小さな存在でも失敗しても
修正しながら前進しようとする「自分」

リアルな自分と向き合いながら
残りの連休も価値ある楽しい時間として過ごします。





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