見出し画像

#君に届かない

 家が隣同士だったんだ。
僕は小学校5年生の時に、引っ越しして家の横に住んでいた同級生の君。

 僕は前から2番目ぐらいの身長でとても低かったから、君は後ろから3番目ぐらいで身長がとても高かった。けれど、あの時までは、そんなこと一切気にもしなかった。


 あれは、中学校に行く前の春休みだった。
 一緒に勉強をしようということになって、僕の部屋で勉強したり、漫画読んだりしていたんだけど、何がどうなって、そうなったのか、いまだに詳細を覚えていないんだけど、成り行きで、人生で初めて女性と一緒に一夜を過ごすことになった。

 そして、ベッドの中では、背丈はあまり関係が無かった。
 でも、翌朝、やっぱり君は僕より背丈が高かったから、とっさにキスすることを拒んじゃった。ごめん。
 だから、その時僕は、君の背丈を追い越した時に、告白しようと決めた。


 …月日は流れ、僕たちは高校生になって、別々の進路へと進んだ。

 おそらく、今でも君に届かない😭


 あ~あ、私の身長が高かったら、人生変わってたよ、絶対!!



P.S.
 その時から身長を伸ばそうと、牛乳を毎日2リットル飲むようにしたんですけど、逆に骨が強くなり過ぎて身長が止まってしまいました。
 ただ、2度ほど大きな交通事故に遭ってますが、私だけ一度も骨が折れたことがございません。
 喜ぶべきなのか、それとも、悲しむべきなのか。

 ちなみに、子ども同士一緒に寝ただけで~す😉



山根あきらさんのお題に挑戦してみました。
夜中なので、子どもだけど、背伸びしたちょっと大人(?)な内容です?🙄

ありがとうございました🙇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?