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中東が好きになったのは何故だろう - 初めての中東・ドバイからアブダビへ2

アブダビに向けてタクシーは走り出した。
ドバイ開発前のこの頃は、空港を出て15分もすれば砂漠が見え、
アスファルト舗装された一本道を走る。

お借りした写真のように、
先に小高い場所があるのではなく、
かげろうで霞む地平線しか見えない、平坦な砂漠。
どこまでも、砂漠
どこまでも、砂、風、砂埃。

”初めて”というのは恐ろしい。
砂漠に 砂以外何があるだろう? と目を凝らせるのだ。

タクシーは90キロを超えるスピードで走る。
鉄塔・電線以外に見えるのは、
遠く形も判別つかない建物、背の低い樹木。
それでも カメラを取り出した。。これから先 何かあるかも。

何かあったのは、この1本道に1つしかなかったガスステーション。
ドライバーは休息する前に コーヒーはいるかと聞いてくれた。

ガスステーションから30分ほど走った距離ぐらいに
JEBEL ALI FREE ZONEの倉庫が見えてきた。
物流会社、メーカー(日本メーカーも有りました)の看板が見えた。
砂漠にはいって、初めてみた建物の集合地だ。

写真を撮るが、90キロスピード移動では ブレブレ。
わずかにメーカーのロゴが読めるほど。
ここから15分ほどでアブダビに入る。
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ドバイ-アブダビ間の移動は その後 何度かあったが、
だんだんドライバーと話をするようになる。
話せば 景気や事情が分かる。
ドライバーは たいていインド人。
"どこから来た" 
"お~日本か。 この車もToyotaだぜ"
"Toyotaはいい。No. 1だ"
という話は 必ず聞かさる。 
日本=TOYOTA

ある時 なんでNO.1か聞いたら、
色んな回答が返ってきたけど、結局 
燃費がいい 長持ちする
という事だった。

次の お決まりの質問、
”結婚は? 子供は? 家族は?”
繊細な日本女子の方々は、”慣れ慣れしいわね”
などと思うのだろうか。
私も日本女子だが、あまり気にならないので
答えていると、真剣な顔つきで返されたことがある。

”女一人 中東で 仕事。
旦那なし、子供なし!  VERY STRANGE!!!!   ”
  ➡ You Come Alone, Here, For Business
               No husband, No children.... VERY STRANGE

STRANGE?と聞き返すと、大きくうなづいて、”STRANGE”!
説教してきた人もいた。
”家族があってこそ、HAPPY LIFEだろ。早く結婚相手みつけろ”

家族愛強いなあ インドの人たち。。。
もっとも、中東へ出稼ぎに来ているのだから、
家族が恋しい、家族と会うための休暇が楽しみだ
という人たちだ。 説教したくもなるのだろう。
休暇も簡単に取れないから 
1年とか3年後にしか会えない。
色々聞いたなあ。

MR. 日本人女子 に続いて、
MS   VERY STRANGE     
2つ目の代名詞をもらった。


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