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中東が好きになったのは何故だろう - 初めての中東・アブダビ

アブダビに入り、一本道はだんだんと支線が出てきて、建物も見え始める。学校、モスク。建物は明るいオレンジ色? 明るいレンガ色が多い。

アブダビ市内に入ったと分かる 高層ビルが立ち並ぶ道を走る。
左手に大きな公園、右手は高層ビルの並び。
ドライバーが どこへ行くのかと聞いてきたので、
ホテルまでのアクセスをプリントした紙を渡した。
まだ、スマートフォンなんてない頃。ググれない。

3分後、タクシーはそのホテルに到着した。
この頃でもアブダビのホテルのレートは ドバイと比べて高かったが、
そこそこのレートであったことと、NOVOTELだったので、まあいいか という事で決めた。 日本円で 9000円程度だったと記憶している。

ホテルに入り、レセプションへ。
手続きは よく覚えていないが、パスポートを見せるのはどこも同じだ。このホテルは、チェックインの時にパスポートを返してくれるが、その場で返してくれないホテルも多い。
部屋へ入り、ボーイが出ていったあと、やっとこさとベッドに腰かけた。
とても静かだった。 耳がおかしくなったのかと思う静けさだった。
”着いた。。やっと” 

窓ガラスにフィルムが貼られているのが気になった。それに部屋のサイズのわりに小さい窓。おかげで部屋の中が暗い。

ふと我に戻り、とにもかくにも、上司の習慣に習い、
チェックインの知らせ、
部屋番号
次の予定、9時 : xx社 
この3つをホテルのレターヘッドに書いて、
ビジネスセンターへ向かった。
(この頃は、ファックスでのレポートが普通だった)

ファックス送信完了レポートをホッチキスで留めて返却され、部屋に戻ると、持参したドリップコーヒーを作る。
中東のホテルで有難いのは、必ず、Freeの水2本、ネスカフェ、リプトンと電気ポットの、備え付けがある事だ。
スリッパやバスローブもある。
脱線するが、バスルームの石鹸やシャンプーも、ヘアドライヤーも。
部屋は広いので、キャリーケースを両開きのまま歩きまわれる。
問題があるとすれば、バスタブの壁に埋め込まれるタイプのシャワーだと、180センチあたりからお湯が飛び出す。
小柄な私は、お湯の飛ぶ先へ移動しなくてはならない。

コーヒーを飲み終えて、時間を確認し、客先へ電話をいれる。
もちろん?携帯ではなく、部屋の固定電話からだ。携帯の国際ローミングなんて会社が?上司が?怒りだす料金だ。
ロビーでピックアップの時間を決め、持参物を取り出し始める。
キャリーケース以外に ビジネスバッグ以外に、、、手土産だけが入っている鞄が1つある。
アブダビ、クエート、イエメン、ドバイ 各地の顧客にと社長が持たせてくれた。「女性を行かせるが、宜しく」という社長の伝言替わりだ。

別の機会に書くとは思うが、私の中東出張までには、社長や上司が随分と下地を作ってくれた。
男尊女卑の厳しい諸国。そこへ女性を遣わす会社はどうなのだ?と言わさないために。

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