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本を読むわたし、本を読まないわたし

noteには  #人生を変えた一冊  というハッシュタグがあり、そこには6000以上の記事が集まっています。

人生を変えた一冊、みなさんにはあるでしょうか?

「本を読めば人生変わるって?そんなわけないじゃん。」

30代前半まで本をまったく読んでこなかった私にとって、「読書習慣で人生が変わる」などという言葉は、到底信じられるものではありませんでした。


今まで生きてきて、自分なりに「つらい」と感じる出来事はもちろん何度もありましたが、私には特別な困難を乗り越えてきた経験はありません。

ただ、そこそこ幸せな立ち位置にありながらも、自分の思考グセが原因で”本来の幸せ”を取りこぼし続けてきた私のような人間にとって、30過ぎてできた「読書」という新しい習慣は、私の人生を大きく変えるものになったのです。

※ダイジェスト版の記事はコチラ↓


今の私があるのは、あのときあの人に出会えたからだ、あのときあの言葉に出会えたからだ。
あの人(あの言葉)に出会えたのは、あのとき私が勇気をもってあの選択をしたからだ。

【賢者の書】と共に振り返る 私の12年間


「本を読むわたし」
「本を読まないわたし」

どちらを選ぶかで、まったく違う人生になっただろうということは、容易に想像できます。

「本を読まないわたし」は、昔のまま進んでいたら、今でもきっと、すでに”ある”幸せをうまく感じることができず、自分は何も変わろうとせず、行動せず、世の中に対しただただ不平不満を垂れ流し続けていたでしょう。

コロナ禍があったことで、以前よりも心に抱く不満は大きなものになっていただろうと想像します。


でも「本を読むわたし」は今、とても幸せです。

「本を読むわたし」に対し、世の中や周りの人が急に優しくなったり、私に有利な政策がとられたり、大金が入ってきたりというような、外側に大きな変化があったわけではありません。

ただ、私がやってきたことは、読書を通してそのときの自分にあった「幸せのヒント」を受け取り、思考グセを意識して少しずつ変えてきただけ。

”本来の幸せ”を取りこぼし続けてきた私が、「自分は幸せだ」と感じることができるようになったこと。

そのキッカケをくれた「あの人」に出会えたのも、「あの言葉」に出会えたのも、みんなみんな、読書習慣のおかげなのです。


そこそこ幸せな立ち位置にありながらも、自分の思考グセが原因で”本来の幸せ”を取りこぼし続けてきた私のような人間


こういう人って、私以外にも日本にはたくさんいると思うんです。

そういう人たちが、みんなそろって本を読み始めたらどうなるんだろう?

「本を読む国民」
「本を読まない国民」

「本を読む国民」が今より増えていくことで、この日本という国の将来にどれほどの違い、変化をもたらすのだろう?

そんなことを考えるキッカケをくれた本に出会いました。


喜多川泰さんの『書斎の鍵』です。

この『書斎の鍵』が、人生を変えてくれた一冊だと教えてくださった方がお二人みえましたので読んでみました。


本には世界を変える力があると
信じる私から
君に、愛を込めて贈る……

『書斎の鍵』


本には世界を変える力がある!!

読書習慣で人生は劇的に変わる!


私も自分の実体験から、そう信じています。

そう信じて、私はいつも、ここで本の紹介をしています。

必要な方に、この本が届きますようにと願いながら。




(前書き1400字💛全5500字)



『書斎の鍵』の舞台は、西暦2055年の日本。(この本が書かれたのは2015年、その40年後の世界)

そのむかし、本離れが叫ばれ、出版不況と言われ、大学生の60%がまったく本を読まないと言われた時代。

ある1冊の本の人気化で、紙の本を読むことが流行し『ブックルネサンス読書再生』が起こり、そこから多くの人が本を読むようになったことで、日本人の精神性が大きく変わっていきました。

一人ひとり意見が違うなんて、当たり前のことだ。見た目も違う。自分のように障害を持った人間も普通に働ける。浩平の会社だけでなく、ほとんどすべての職場で、年齢も性別も、国籍もバラバラな人たちが一緒に働いている。

昔はそうではなかった、というのは聞いたことはある。しかし、育った場所や時代が違えば、それぞれの常識が違うなんていうことは当たり前だ。むしろ、ある人の”当たり前”は他人とは違うのだから、「すべての人が非常識である」、とすら言える。当然のことながら、他人の考え方を否定することなんてできるはずもない。自分の意見と他人の意見が違っているからといって、どちらかが絶対的に正しいなんてことはあり得ないのは、常識ではないか。

今のように「お互いの違いを難なく受け入れる社会」に住んでいると、四十年前の日本が、自分と考え方が違うというだけで認め合うことができないだけでなく、自分の名前を明かさず、相手を糾弾したり好き勝手に非難し続ける社会だったことは、想像すらできない。

p72


40年後のこの世界で”当たり前”となっていることが、以前の「本を読まないわたし」には、まったくわからなかったことでした。

私が「正しい」と思っていることが、世の中にとっても正しいことなのだと、それを疑うことなく心の底から信じていたのです。


自分の意見と他人の意見が違っているからといって、どちらかが絶対的に正しいなんてことはあり得ないのは、常識ではないか。


でも「本を読むわたし」は、本を読むことで、ここに書かれている”当たり前”が、少しずつ理解できるようになってきたのです。



日本人の多くが読書の習慣を持つようになれば……

「本を読む国民」が増えていけば……

数十年後の日本は、今よりもっと優しい世界になっているんじゃないか?

ここに描かれている40年後の日本は、単なるつくりものではなく、『ブックルネサンス』が現実のものとなれば、物語と同じように”当たり前”が良い方に変わっていくと、私には思えてなりません。


これは私の個人的な考えですが、人の意見を聞けない、人からアドバイスされることを嫌う人ほど、読書習慣で人生が大きく変わることになると思います。

「あなたにはこれが足りてないんだよ、これができてないんだよ」

個人的なアドバイスには、どうやってもこんなメッセージが乗っかってくる。

それを素直に受け取ることができる人は、わざわざ本など読まなくても、周りの人からの言葉で自分を成長させていくことができるかもしれません。

でも、私には無理でした。

だから私の人生には、「本」というものが必要だった。

不特定多数に向けた本やブログの言葉は、私個人に向けて書かれたメッセージではない、私ができていないことを責めれらているわけでもない、たとえグサッときたとしても、責められてるように感じたとしても、自分が受け取れないタイミングでそれを無理して受け取る必要もない、受け取らないからといって、相手にため息つかれることもなく、ダメ人間の烙印を押されることもない。

同じような言葉であっても、この人の言葉はなんか嫌だけど、この人の言葉ならなぜかすぅ~っと入ってくる、その考え方いいな、その生き方とっても素敵だな、なんかカッコいいな、この人本当にしあわせなんだろうな、私もそんなふうに生きられたらいいな。

読書を続けていると、他人から素直に学べる、そんな瞬間がきっとくる。

相手の目を気にすることなく、受け取る言葉、受け取らない言葉を、その時のタイミング、いまの自分に必要だと思う言葉を、自由に選択することができる。

これが私にとって、読書の最大の利点でした。



『書斎の鍵』

この本の中には引用したい素晴らしい言葉が多くあり過ぎて、何をどう書こうかものすごく迷いました。

今日はその中でひとつだけ、ご紹介したいと思います。

「自分の人生はこのためにある」

「私は、これをするために生まれてきた」

このように自分が思える”これ”というものを、人生で見つけることができたたとしたら、その人の人生は幸せです。

その人は、なぜ自分が生まれてきたのか、なぜ今生きているのか、これから何をして生きていけばいいのか、わかっているわけですから……。

p.192


「自分の人生の目的を定める」「志を立てる」ために、必要欠くべからざる経験がひとつある
、と、本に書かれていました。

それは「誰かの人生に〘魂が震える〙」という経験。

「この生き方かっこいいなぁ」そう思える人と出会うことができれば、自分の人生をどう使いたいかがわかるようになってくる。

魂が震える生き方がわかってくる。

私は実際に、そう思える人と「本」の中で出会い、生き方を大きく変えることができたのです。


私は若いころに何かに真剣に打ち込んだ経験がなく、だから大きな挫折も感じたことがなく、「何者かになりたい、ならなければ」といった真剣さも全くなく、「いかにラクして楽しく生きていけるか」ということをただただ考えてきた人間でした。

『ワクワクを求めて生きているの』改め…


私は、特別な才能もなく、好きだったことも、憧れの職業なんてものも何もなく、「お金さえあれば幸せになれる!」と信じて、お金だけをひたすら追い続けてきた人間です。

お金は本来、「人生の目的」とはなり得ない、「目的」を叶えるための手段です。

それでも、「お金持ちになってやる!」という執着があったからこそ、私は自分探しに一度も迷うことなく生きてくることができた、そんな気付きを書いた記事。

そして、その「お金」という、私がずっと追い求めてきたものを否定することなく、私に〘魂が震える〙生き方を見せてくれたのが、故)竹田和平さんという人でした。



お金持ちになる方法が知りたくて選んだこの本が、私の人生を大きく変えてくれました。

和平さんはすでに亡くなっていましたが、「本」の中に遺された和平さんの言葉が、「幸せになる生き方」「お金との正しい向き合い方」を教えてくれた。

「この人のようになりたい」

そんな憧れを持ったのは、私にとって初めてのことでした。



(短歌&写真提供💛マユミさん)


小判のありかではなく、幸せのありかを教えてくれた和平さん。

日本という国を愛し「日本を守りたい」と、平成の花咲爺と名乗り、様々な活動をされてきた和平さん。

私もそのココロザシを引き継ぎ、日本を守りたい。日本のために役立つことをしたい。

和平さんの言葉に触れると、自分の人生の目的が国単位になってくる。

そんな不思議な魅力を持つ方なのです。


私は「発信」というものに対して、とても真剣な気持ちで、とても熱意をもって取り組んでいます。
それは、何者でもない私が「日本を守りたい」という”ココロザシ”を成し遂げようとするとき、その方法として「発信」が一番近道であると思っているからです。

日本を守る = 「自分は幸せだ」と思える日本人を増やすこと

「怖いはGO!」の先に見つけたもの~あとひとつの勇気


「発信」をはじめると、そこにはたくさんの素敵な出会いがありました。



FUNKY MONKEY BABYS さんの「あとひとつ」は、私の発信活動を支えてくれた歌。

著作権が絡むのでブログ名を入れることができませんでしたが、noteで出会ったダレワタさん、くーや。さんのお力をお借りし、ミイコのnote「ブログミュージックビデオ(BMV)」として、動画を作ることもできました。



「ダレワタというクリエイターとしてのツールを使って、公務員の新しい働き方や生き方を示していく。常識に捉われない、柔軟で、新しい都庁職員のモデルケースを切り拓く一番最初の人間になろうと思っています。」


大きな夢を掲げてきたダレワタさんの夢も、一歩ずつ実現に近づいています。




今の私があるのは、あのときあの人に出会えたからだ、あのときあの言葉に出会えたからだ。
あの人(あの言葉)に出会えたのは、あのとき私が勇気をもってあの選択をしたからだ。


たくさんの人や言葉との出会いがあり、今の私があります。



金咲きミイコ宣言

こんな宣言ができたのも、漫画『宇宙兄弟』を寄贈するという夢をnoteに書くことができたのも、shogoさんのイラストが私に勇気をくれたから。

(イラスト提供💛shogoさん)



ここには書き切れないほどの素晴らしいご縁に、私はずっと支えてもらってきました。

そのすべての始まりが「読書」です。

そして、その読書の習慣を支え続けてきてくれたのが、「ブロガー」という人たちの存在でした。

本に書かれた成功者が語る素晴らしい教えは、「それはあなたたちが特別優秀な人だからできたことでしょ!」って、キレイゴトのように感じられ、当時の私にはなかなか受け入れられるものではなかったからです。

「本」だけでは、私は変わることができなかったかもしれません。

身近な存在であるブロガーさんたちが、本に書かれていることを実際に行動に移し、その途中経過を発信してくれたからこそ「私にもできる!」と感じることができ、本を読み行動し続けることができたのです。

「私も、だれかの挑戦を応援できるブロガーになりたい!」

「本」と、憧れのブロガーさんの存在があってこそ、いま私はここにいます。


「読書」×「発信」

このふたつの習慣は、私の人生を大きく変えてくれました。

「自分の命を何に使って生きるのか」ー。

『書斎の鍵』

本の中には、それを見つけ出すヒントがたくさんあります。




それを見つけたら、あとは行動に移すだけ。

このnoteという場所は、行動する勇気をくれる人たち、言葉であふれています。

その出会いのひとつひとつが、私の「幸せのヒント」となり、今も私の人生の目的を支え続けてくれていることに、本当に感謝しています。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

noteさんにも改めて感謝!

note株式会社 加藤CEOの夢も、応援しています。




(粘土作品&写真提供💛糸、ラムネ好き成りさん)


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人生を変えた一冊

いただいたサポートは、夢の実現のために使わせていただきます 私の夢は 日本全国の学校・図書館に、漫画『宇宙兄弟』を寄贈すること https://note.com/arigatou_happy/n/n4b0d2854718c 一歩一歩かぺる(頑張る)しかない!(2023.3.21)