自社の会計処理は同業者と同様の方法を取っていますか?
こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。
突然ですが、皆さんにご質問です。
自社と同業種の決算書を見たことがあるでしょうか?
そんな簡単に他社の決算書なんて見られないよ。
そう言われる方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、ベンチマークとしている同業の上場企業の決算書であれば、その会社のホームページやEDINETという金融庁がやっているサイトから検索すると閲覧することが可能です。
(https://disclosure2.edinet-fsa.go.jp/WEEK0010.aspx)
今回注目してほしいのは、「自社と同業者が会計処理を行う上で同じ会計処理を行っているかどうか」です。
みんな一緒じゃないの?と思われるかもしれませんが、実際に見てみると違う点が多々あるケースも少なくありません。
今回は、会計処理の方法についてお話ししたいと思います。
融資にお悩みの方は、ぜひ弊社にご相談ください。
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同業者と同じ会計処理が必要な理由
なぜ、同業者(ベンチマーク企業)と同じ会計処理が必要なのかというと、銀行は企業の財務分析(格付け)をする際に、以下のようなことをチェックしているためです。
同業種平均と比べてどうか?
当社の特徴は何なのか?
異常値がないか?
例えば、この時に
「流動比率を高めたいから」「当社はこういう商流だから」
"他社と違う会計処理になって当たり前"などといった考え方だと、どうでしょうか?
銀行は他社と比較をして、当社が安全かどうか判断しているのです。
業界という土俵の中で比べなければ比較にならず、評価ができません。
自社の希望と銀行融資は切り離して考える
良く「うちの会社はこうだから」と曲げない社長もいらっしゃいますが、銀行はお金を借りるための場所です。
積極的に、銀行の土俵に上がって審査を受けましょう。
そのためには、他社と違うポイントは公にしつつ、「しいて言うなら〇〇業界と同業に属するかな」と言える柔軟性を持っていただきたいです。
自社の独自性が銀行調達の足かせになっては、本当にもったいないです。
会計処理にお悩みの方はご相談ください
今回は、会計処理の方法について、私の考えをお話ししました。
御社はどの業界・業種になるでしょうか?
また、その業界の決算書はどんな作りになっているでしょうか?
一緒に分析をしてみませんか?
まずはご相談を頂けると幸いです。
相談に関する質問については、以下の記事でお答えしています。
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