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CINEMA BIZ TALK /映画ビジネスあれこれ

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映画ビジネスに関してのエッセイ
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2019年5月の記事一覧

僕は、『氷上の王、ジョン・カリー』の2つのポイントで記憶が蘇り、1つのポイントに心を打たれ涙した

バレエのテクニックをフィギアスケートに取り入れ、町田樹氏のいうスポーツと芸術を融合させた「アーティステイック・スポーツ」を早くから実践していたジョン・カリー。もちろんカリーの「美を追求する滑り」には心を打たれるが、僕は、映画の後半、彼がアマチェア選手を引退し、プロスケーターとして自身のカンパニーを作るところから引き込まれていった。 アイススケートの経験はないが、プロセニアム(額縁)のステージで公演を行なった経験はある。僕がかつて所属していた劇団・天井桟敷は、野外や市街でも公

GW中の5月1日映画サービスデー、私はバルタン星人になり不寛容な観客を制し、そしてブースカになることにした

ゴールデンウィーク(GW)、この言葉は映画業界用語だという。ウィキペディアによると『NHKや一部の民放、新聞などは「ゴールデンウィーク」という言葉が映画業界用語だったことから、NHKで禁止されている業界の宣伝(放送法第83条(広告放送禁止規定)に抵触する)になることや、年配者に分かりづらいという理由などで、単なる「(春の)大型連休」という表現で統一している』。確かに映画館の人出は多い。特に1日は映画サービスデーなのでアップリンク渋谷・吉祥寺とも『ビル・エヴァンス タイム・リメ