僕は、『氷上の王、ジョン・カリー』の2つのポイントで記憶が蘇り、1つのポイントに心を打たれ涙した
バレエのテクニックをフィギアスケートに取り入れ、町田樹氏のいうスポーツと芸術を融合させた「アーティステイック・スポーツ」を早くから実践していたジョン・カリー。もちろんカリーの「美を追求する滑り」には心を打たれるが、僕は、映画の後半、彼がアマチェア選手を引退し、プロスケーターとして自身のカンパニーを作るところから引き込まれていった。
アイススケートの経験はないが、プロセニアム(額縁)のステージで公演を行なった経験はある。僕がかつて所属していた劇団・天井桟敷は、野外や市街でも公