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起業の不安を消す② 会社員であり続けるほうがリスク

子どもたちの運動会は、予想よりも号泣しっぱなし。久しぶりに全校生徒が揃った運動会。たくさんの子どもたちが頑張ってる姿を見たら、もう我が子とか関係なしに号泣。横隔膜の痙攣競争があれば私が優勝!

さて、前回の続き。

改めて考えると、起業前は私も起業の不安めちゃくちゃあったな〜〜、でも今はだいぶ無い、というかもう起業しちゃうと不安という感じじゃなくなるな〜と思ったので、今もし起業しようと思いつつ不安な人が少しでも心軽く、おだやかに起業できるといいな・・・と。1つ1つ思い出しながら書いていく。

起業の不安を消す、2つ目は「会社員であり続けるほうがリスク」と考えた話。

私は2020年に離婚したシングルマザーで、かつ世によくある「養育費もちゃんともらってない系」※。私が倒れたら子どもたちが生活できないよ系。まぁこれは離婚前からそうだった系だが・・・。(いろんなことを系統で語ると一気に偏差値低い感じになる)

※元夫の名誉のために書いておくと、たまに振り込まれる。たまに。

健康は健康だったけど「わたし今倒れたらどうすっかな〜」という不安が常にあった。子どもは3人だし、ベンチャー勤務だったし、結構がんばって稼がないといけないから副業もしていて、とりあえず会社員時代の私は忙しくて忙しくて大変だった。よく「どうやって両立してるの?」って聞かれてたけど「両立できるわけねーだろ!!!」って返してた。とりあえず毎日綱渡りな気分で過ごす。

子どもと遊ぶ日々の余裕も、ない。会社員時代の仕事はとても楽しかったしいい会社だったけど、とにかく時間がない。これはあまり良くないぞ、という日々が続いてた。

育児は元夫と分配できるけど、お金はなーーー・・・(元夫、頼りにならない)、どうしたらいいかなーー・・・(再婚したいという気持ちもないのでその選択肢もない)、んーーー、んーーーと、言語化できてるような、できていないような不安。

副業が多くなりすぎて、一部をほかの人に手伝ってもらったのが、思えば具体的な起業の一歩だったかもしれない。「お願いして代わりにやってもらう」という経験は、とても素晴らしい。自分が他の人より得意と思っていたことも、意外とクオリティ変わらずやってもらえたりすると、複雑な気持ちになりつつも「自分がいなくても世界はまわる」という当たり前のことに気づく。漫画『凪のお暇』であった描写を思い出す。自分がいなくてもまわる世界を、どう受け止めるか。それはその人次第。

長期的には自分以外でまわすのは無理な育児があると、仕事は自分以外で大丈夫というのはわたしにとって救いだった。

そして、「もし自分で会社やって、意思決定とかお金集めとか金銭的なリスク取る役割を自分にして、実務は信頼できる人に任せられたら、私の時間も増えて子育ての時間も取れるし、自分や誰かが倒れてもチーム乗り越えられるんじゃない?!」と考え始めたのがコロナ初期。リモートワークになったというのも大きい。

会社員をやり続ける以上、この「チームで乗り越える」という仕組みは限界がある(傷病手当という良い仕組みがあるけど、子ども3人と病気になったときの自分を養うと考えると少なすぎる)。

つまり、どこかで会社員という働き方をやめて、人生のリスクを減らせるチームを作りたい。

正直に言うと、このわがままな発想も起業を決めた1つの理由。自分だけじゃなくチームメンバーみんなにとってもそういう存在になれる会社をつくりたいと思っている。

そんなことを考え始めたあたりで、本業と副業の収入額が逆転する月が出てきた。そうなると「がんばれば、案件獲得は大丈夫だな」という自信になるので、リスクを異常に感じることもなく起業することができた。そして創業当日から正社員を2人迎え入れることになる。ふたりとも、元部下。仕事においても人間としても信頼関係は成り立っている人たちとスタートできたのは、幸運だった。

わたしのケースがすべての人に当てはまるわけではないけど、どんな大企業だってリスク0なところはないと思うし、起業と同じリスクがある働き方なら、コントロールできる範囲が広い起業というのも選択肢としてはありじゃないかな〜と個人的には思うのです。

つづき


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