アンケートの自由記述欄に"特になし"と書く話

アンケートに回答したら氏名を間違えていたので初投稿です。

 本日はアンケートの自由記述欄ってどのように埋めるのが正しい(優しい)んだろうって話です。

経緯

 アンケートに答える経験ってたくさんあると思います。例えばイベントやセミナーの終わり、そういえばスマホの機種変更するときにも回答した気がします。それで、大抵どのアンケートにもあるのが、最後の「ほかに何か質問などあればご記入ください」のような自由記述欄です。
 この自由記述欄って特に書くことがなくて空白にするか、もしくは「特にありません」って記入する人が多いのではないでしょうか。

 どうしてもアンケートの記入って終盤であったり、記入しないと先に進めない場合であったりと、丁寧に時間をかけるタイミングでない時がほとんどです。あるいは強制的に答えさせられる時にはどうしても雑になっちゃいますよね。自由記述欄に記述できる人は確固たる意見がある人に限られると考えます。
 まぁ自分も特に意見がパッと出ない場合は空白ないしは「特になし」で埋める場合がほとんどです。

 そこでふと疑問になったのが
自由記述欄に書くことがない場合、空白か「特になし」のどっちにすればいいんだろう? 
 という点です。特にないのにわざわざ書くのって無駄では?って心理の一方、空欄は無機質だしなぁ・・・って心理がせめぎあってしまいます。

アンケートをシステム的に考える

 個人的な結論としてアンケート作成者側の心理は「意見が無いなら別にどっちでもいい」となると思います。だって意見無いんでしょ?

 しかしこれで終わっては面白くないので、もう少し深く考えていきます。ここでは自由記述に特になしか空欄かを心理的に考えるよりは、集計の際に起こる不具合を考えていきます。

 では、自由記述欄に「特になし」と書いて終えたとします。紙媒体のアンケートの集計には、人手によるチェックが必要です。その場合、おそらく自由記述に記述の有無でアンケートシートを区別する必要があります。そこで、「記述がある」けれども「記述内容は特になし」というパターンが生じます。鬱陶しいですね。
 空欄であれば瞬時に判断できますが、何か書いてあるのであれば少なからず意識を向けなければなりません。1枚や2枚ならばともかく、100枚以上のシートを仕分ける場合は、この小さな意識でさえストレスになるでしょう。
 ネットアンケートの場合も同様で、記入の有無で自動に仕分けを行っても「特になし」が記入有りに振り分けられてしまい、結局人手の仕分けが必要になります。なんのための効率化なのか・・・

じゃあ空欄にしたほうがお得!?

 じゃあ空欄にし得なのかと言われると、そうでも無いと思います。
 というのも、空欄にされると「この項目に目を通したのか?」という問題が生じてきます。回答者が見落としたり、後回しにしたはずが忘れて提出しちゃったりなど、空欄の場合にも問題はあります。もちろん、作成者側が察しろという意見もあるのでしょうが、不整合なアンケート結果の提示は、ねつ造につながるため、慎重にならざるを得ません。

結局「特になし」か「空欄」のどっちがいいの?

 結局双方にデメリットがあるため、個人的な結論としてはどちらも正しくないと考えます。だから、どっちも不正解なのであれば、どっちを選んでも一緒だよね、という意見です。

アンケート作成者側が配慮すること

 回答者側による作成者側への配慮の限界が見えたため、逆にアンケート作成者側に配慮してほしいことを書いていきます。
 上記の問題(ほかにもあると思いますが)を解決するに当たって、アンケートの自由記述にはチェックボックスで「▢特になし」という項目と、記述スペースである空白を用意してほしいと感じました。これで特にない人はチェックを打ち、かつ空白なので仕分けの際にひっかかることはありません。

 まぁ自由記述を書く人が減りかねない新たな問題も生じるので、この解決案は五分五分かもしれません・・・

最後に

 アンケートの自由記述欄に関するお話でした。いろいろと書いてきましたが、実は問題を解決する最高の手段が用意されています。
 それは自身の意見を記入することです。アンケートの自由記述って自身じゃ思いつかない考えを他者に聞いているわけで、些細な意見でもほしい場合がほとんどだと思います。意見を出すのは難しいですが・・・
 自分がアンケートをとる立場になった際、よりよい方法を模索できるよう、答える時から頑張りたいものです。
 ちなみに一番腹が立つのは要回答の自由記述欄です。燃やすぞ。

 ではではー 

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