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世界のゴルフ動向 その34


1.チェ・キョンジュ、韓国男子ツアーで最年長優勝

 韓国男子ツアー・SKテレコムオープンで母国のレジェンド、チェ・キョンジュ(K.J.チョイ)がパク・サンヒョンとのプレーオフを制し優勝しました。大会最終日が自身の誕生日だった19日、ちょうど54歳での優勝は韓国男子ツアー最年長優勝です。
 そのプレーオフも”運”を持っていました。
 プレーオフは18H(Par4)の繰り返し、2ホール目KJのセカンドショットはグリーン手前の池に。ところが周りの岩にボールが当たり、池の中にある小島に乗りました。
 そこからのアプローチを難なく寄せてパー、パクがボギーを叩いたことにより優勝が決まりました。
 
 チャンピオンズツアー(50歳以上の選手によるPGAツアー)が現在の主戦場であるKJ。今年PGAツアーアジア人最多優勝の座を松山英樹に明け渡しましたが、その時も松山に対し最大の賛辞を述べていました。
 敬虔なクリスチャンであるKJ、スポンサーであるSKテレコムの試合で自身の誕生日に優勝を挙げるのは、神のご加護があったに違いありません。

2.ネリー・コルダ、6月までにツアー6勝

 先週自身の連続出場試合優勝記録が5で潰えましたが、全く影響はありませんでした。
 LPGAツアー、ミズホアメリカズオープンでネリー・コルダがトータル14アンダーで優勝。今季6勝目を挙げました。
 5月までにツアーで6勝を挙げたのがこれで4人目、この中には女性プロゴルファーのレジェンド、デーブ・ザハリアスやロレーナ・オチョアなどがいます。
 そしてツアーで6勝を挙げたのが13年のインビー・パク以来、アメリカ人に限ると90年のベス・ダニエル以来です。
 7試合に出場して6勝という圧倒的な勝率のネリー、シェフラーに2勝差をつけました。

 全米プロゴルフ選手権はシャフリーが優勝したことで、男女同週の試合で東京五輪ゴルフ競技の男女金メダリストがそろって優勝という出来事になった前週でした。

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