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自分のルーツをたどる/旅するコーチ

父の十三回忌のため徳島へ。久しぶりに親族が全員集いました。
渋滞を避けるため、早朝に出発しました。おかげでスムーズに到着。

明石海峡大橋

幼い頃、祖母のいる徳島に行くにはフェリーしかありませんでした。船の甲板から海の水面をずっと見ていたことやフェリー独特の匂い、帰省客でごった返す客室の様子。そして、いつもよりちょっと浮足立った父のことをよく覚えています。明石海峡大橋ができてから帰省もずいぶんと楽になりました。

淡路SAの観覧車

いつもみている淡路SAの観覧車。祖母の葬儀の帰りに一度だけ乗りました。
私は好きなSAなのですが、人気のSAでいつも混雑しているのと、ここで時間をとられるのが夫は嫌らしく、滅多に入ってくれません。スタバやミスタードーナツ、ロイヤルホストやザ・丼が入っているSA、貴重だと思うんだけどなぁ。朝方は展望台からきれいな朝日を見ることができます。

上板SA

ここまで来ると、徳島に来た感があります。

祖母の家の前の川。子どもの頃は、帰省するたびこの川で存分に遊びました。今は、夫が毎回川遊びをするのを楽しみにしています。

川へ下りる小道

法要までの間、川での時間を楽しんでいると、弟と同行していた母から連絡があり親戚宅へ。久しぶりに親戚のお姉ちゃんに会うことができました。
こちらの親戚宅も、子どもの頃よくお邪魔しましたが会うのは何十年ぶり。
顔を合わせたときの第一声が「まぁ、大きくなって」というのが笑えました。この年でそんな風に言われるとは。うちの子どもたちに会うのも初めてでしたが、温かく迎えてくれました。

実家の菩提寺

十三回忌ということもあり、身近な親族だけで執り行いましたが、大人11人、子ども7人というにぎやかな集まりとなりました。妹も県外に嫁いでいるためなかなか全員揃うことはないので、会食をしながらゆっくと話せる貴重な機会でした。

また、伯父やお寺の住職からもルーツにまつわる様々な話を聞かせてもらいました。平家の落ち武者だとか、鳥居を建立しただとか、次代の子どもたちはあまり興味はないかもしれませんが、折角親戚一同揃っているのだからと、ご先祖様にいわれのある場所にお参りしてきました。

伯父(母の兄)がこういったことが好きで、家系図を作成してくれている。初代?は奥州宮城にて生まれ、人皇98代後村上天皇に仕えた武人で、正平2年(1347年)の春、阿波の国の庄を領したらしい。正平7年には地頭になったとか。こちらの貞之丞さんはその5代目。母の家系のご先祖様ですが、父も母も同じ田舎の出身で、同じ名字だったため、どこかでつながりがあるのではないかと思っている。一応、父方の家系図もあり文久2年(1862年)2月8日生まれのご先祖様とその父の名前までは分かっている。文久2年2月というと皇女和宮様と第14代将軍徳川家茂の婚礼が行われている。こうして歴史と照らし合わせてみるとなかなかに興味深い。

改めて自分のルーツをたどってみると、当然のことながらたくさんのご先祖様がいて、今の私がいる。あと5年10年もすれば、孫もいるかもしれない。私はどのように生き、どのように語り継がれるのだろう。

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