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2023年3月に聴いたフィンランド音楽

2023年3月に聴いたフィンランド音楽をまとめています。各作品へのコメントは書いていませんが、Twitterで言及した作品については該当ツイートを掲載しています。また、当月の振り返りと、ちょっとした日記のようなメモも載せています(フィンランドや音楽とは関係ないことも書いています。その方が後で読み返したとき面白そうなので)。

私がどのようなフィンランド音楽を聴いているのかは、こちらの序文に詳細を記載しています。

音楽家:Kiira
作品名:I​ä​tt​ö​m​ä​n Sanat
ジャンル:ブラックメタル
発売年月日:2023年2月28日
レーベル:Out of the Dungeon
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音楽家:Kuollut
作品名:Succubuksen Kuiskaus
ジャンル:ニューエイジ
発売年月日:2023年2月28日
レーベル:Untitled Burial
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音楽家:Saatanan kojootti
作品名:Huruslahden arpajaiset
ジャンル:メロディック・ハードコア
発売年月日:2023年3月3日
レーベル:自主
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音楽家:Bad Jesus Experience
作品名:Ovat muistojemme lehdet kuolleet
ジャンル:ハードコア・パンク
発売年月日:2023年2月28日
レーベル:自主
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フィンランドのハードコア・パンクバンドBad Jesus Experienceの新譜、ただひたすらにテンションがブチ上がる最高の盤でした。

3月27日のツイートより


音楽家:Ulla Kolla
作品名:Jäätie
ジャンル:フォーク
発売年月日:2023年3月3日
レーベル:Helmi Levyt
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音楽家:Terveet Kädet
作品名:Kaikki kaikkia vastaan
ジャンル:ハードコア・パンク
発売年月日:2023年3月3日
レーベル:Svart Records
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音楽家:Radio Supernova
作品名:Paratiisi
ジャンル:オルタナティブ・ロック
発売年月日:2023年3月3日
レーベル:Soit Se Silti
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音楽家:Suonuotio
作品名:Polut, osa 1
ジャンル:オルタナティブ・ロック
発売年月日:2023年3月2日
レーベル:Luova Records
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フィンランドのSuonuotioの新譜、クラウトロックの爽快さを活かしたサウンドはいつまでも浸っていたくなるほど心地よく、30分があっという間に感じます。CAN『Future Days』はもちろん、羅針盤やYo La Tengoの長尺ナンバーが好きな方に特にオススメしたい極上のサイケデリア。

3月3日のツイートより


音楽家:Uniklubi
作品名:8
ジャンル:ロック
発売年月日:2023年3月3日
レーベル:Playground Music Oy
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音楽家:Samuli Putro
作品名:Ikävä mummoa
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年3月3日
レーベル:Johanna Kustannus
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どうしてZen Caféをこんな熱心に聴いているかというとですね、このバンドのボーカルのSamuli Putroが先日出した新譜が妙に癖になる、気になっちゃうアルバムだったので、彼のキャリアを辿りたくなったんですよね。それによって新譜の魅力も見えてくるのかなと思いまして。

3月7日のツイートより


音楽家:Profeetta
作品名:Viihteen Ja Ongelman Tuolla Puolen
ジャンル:メタル
発売年月日:2023年1月27日
レーベル:Filosofiaa on se vaan
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音楽家:Pääkallo
作品名:Pääkallo
ジャンル:ロック
発売年月日:2023年3月10日
レーベル:Svart Records
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音楽家:Qwälen
作品名:Syvä hiljaisuus
ジャンル:ブラックメタル
発売年月日:2023年3月10日
レーベル:Time to Kill Records
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音楽家:Arppa
作品名:Valeria
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年3月10日
レーベル:Johanna Kustannus
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音楽家:Mitja Pilke
作品名:Mitja Pilke
ジャンル:フォーク
発売年月日:2023年3月3日
レーベル:2877082 Records DK
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音楽家:Sexmane
作品名:Sextape II
ジャンル:ヒップホップ
発売年月日:2023年1月6日
レーベル:Sony Music Entertainment Finland Oy
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音楽家:Klarissa
作品名:Maailma vie meidät
ジャンル:ヒップホップ
発売年月日:2023年3月3日
レーベル:Rolling Records
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音楽家:Härmälän Mimosa
作品名:Saatana saapuu hermostoliittoon
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年3月10日
レーベル:自主
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フィンランドのフリーク・フォーク/チェンバー・ポップ・バンドHärmälän Mimosaの新譜、今はまだ「壮大!耽美!幻想的!そして絶妙にひねくれてる!」みたいな言葉しか出てこないけど、とても良いアルバムです。

3月16日のツイートより


音楽家:Huoleton Huominen
作品名:Kuuden Vuoden Takaa!
ジャンル:ロック
発売年月日:2023年3月20日
レーベル:自主
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音楽家:Joonas
作品名:Romantisointiholisti
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年2月24日
レーベル:自主
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音楽家:Late_Lokakuun
作品名:Lokakuun Ensimmäinen
ジャンル:メタル
発売年月日:2023年3月3日
レーベル:Lokakuun Levyt
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音楽家:Renttu & Jämät
作品名:Alepop
ジャンル:ポップ・パンク
発売年月日:2023年1月26日
レーベル:Kalansilmä
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音楽家:Ēlūcescentia
作品名:Vuoret Jotka Laskeutuivat Taivaasta
ジャンル:メタル
発売年月日:2023年3月9日
レーベル:5032259 Records DK
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音楽家:Korkoran
作品名:Sorvin ä​ä​reen
ジャンル:ハードコア・パンク
発売年月日:2023年3月10日
レーベル:Paskis Records
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音楽家:Maustetytöt
作品名:Maailman onnellisin kansa
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年3月17日
レーベル:Is This Art!
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フィンランドのインディー・ポップ・デュオ、Maustetytötの新譜良いですね。日本の歌謡曲に通じる哀愁漂うシンセ・ポップな音と、カルヤライネン姉妹のローテンションな歌唱が妙に癖になる。じわじわと時間をかけて好きになっていく作品だと思います。

3月23日のツイートより


音楽家:Otto Mikkola
作品名:Otto Mikkola
ジャンル:オルタナティヴ・ロック
発売年月日:2023年3月17日
レーベル:Harava Records
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音楽家:Olimpia Splendid
作品名:2
ジャンル:エクスペリメンタル
発売年月日:2023年3月17日
レーベル:Fonal Records
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フィンランドのエクスペリメンタル・ロック・バンドOlimpia Splendidの新譜、スーサイドを装備したシャッグス…みたいな音が妙にクセになる。

3月17日のツイートより


音楽家:LULUA
作品名:LULUA
ジャンル:ロック
発売年月日:2023年3月17日
レーベル:Eclipse Music
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音楽家:Kalervo Riviera
作品名:Trapetsia ratakiskoilla
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年3月17日
レーベル:自主
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音楽家:Ville-Veikko Liekkinen
作品名:Hukka
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年3月15日
レーベル:自主
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音楽家:Maan Tomu
作品名:Maan Tomu
ジャンル:ロック
発売年月日:2023年2月28日
レーベル:自主
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音楽家:Ville-Veikka Silvola
作品名:Vuoret
ジャンル:フォーク
発売年月日:2023年3月20日
レーベル:自主
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音楽家:Kuoleman Galleria
作品名:Pedon Synty
ジャンル:ブラッケン・ロール
発売年月日:2023年3月24日
レーベル:Inverse Records
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音楽家:Inke Launi
作品名:Maailmojen v​ä​lissä
ジャンル:オルタナティヴ・ロック
発売年月日:2023年3月24日
レーベル:自主
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音楽家:Emma Salokoski & Jarmo Saari
作品名:Viileässä virrassa
ジャンル:ジャズ
発売年月日:2023年3月24日
レーベル:Music Box Helsinki
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音楽家:Viikate
作品名:Askel
ジャンル:ロック
発売年月日:2023年3月31日
レーベル:Universal Music Oy
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音楽家:Musta valo
作品名:Valtakatu
ジャンル:ロック
発売年月日:2023年3月31日
レーベル:Kaakao Records
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振り返り

ご覧の通り、3月はとんでもない数の新譜が発売された。若手からベテランまで、メタルもパンクもポップスも、実に幅広く様々な景色を見渡すことができた。しかしながら年度末というのもあり超多忙で、その美しい景色にじっくり浸る時間はほとんど無かったと言っていい。なので正直1、2回しか聴いていない作品もかなりある。そういった作品を「聴いた」とカウントしてよいものなのかはかなり微妙なラインだが…。先日Twitterでも一部で話題になっていたけれど、ディグと1作品に対する聴き込みの両立は非常に難しく、永遠の課題だ。自分はどちらかと言えば1つの作品を繰り返し聴き込むのを好むので、どうにかその方向性を大切にしつつ様々な音楽に触れられる状態を作っていければなと思う。

そんな多忙な中ではあったけれど「良いなあ」と思った作品は何度も聴き続けていた。特にお気に入りなのはBad Jesus Experience、Ulla Kolla、Terveet Kädet、Suonuotio、Samuli Putro、Qwälen、Arppa、Härmälän Mimosa、Ēlūcescentia、Maustetytöt、Olimpia Splendid、Kalervo Riviera、Ville-Veikka Silvola、Inke Launi、Musta valo、Viikateの作品。どれも今後もふとしたタイミング聴き続けていくはず。たった1ヵ月でこれだけの数の面白い作品と出会えるとは。とても嬉しいことだが、聴き込むにはやはり時間が足りないね。ディグするにも、もうちょっと自分ルールを明確にしたほうがいいのかもしれない。

日記っぽいメモ

こちらの記事を読んでたらThe Smithが聴きたくなったんだけど、ベストアルバム『Singles』がサブスクで配信されていなかったので同じ曲順でプレイリスト作って聴いてた。昔はイマイチ良さに気付けていなかったんだけど、今はけっこう好き。
・スミスのベストのプレイリスト聴いてたら「やっぱベストアルバムって良いな」と改めて思うようになった。今でこそ自分はオリジナルアルバムばかり聴いているが、親からのお小遣いが唯一の収入源だった子供の頃なんかは、まずはその音楽家の最高の曲しか揃ってないであろうベストアルバムを買うのが安牌だったし、何より入門に最適だ。今はサブスクのプレイリストがあるのでわざわざベストアルバムを聴く必要はなくなってきているのかもしれないが、私はやはり、音楽は「アルバム」という形態で聴きたい。
・そんな経緯もあり、DingoやMiljoonasade、Kauko Röyhkä & Narttu、Hectorのベストアルバムなどを聴いていた
・ものすごい久しぶりに風邪をひいた。鼻づまり、咳、喉の痛み、頭痛、倦怠感がかなり長引き、完治まで1ヵ月かかった。コロナやインフルエンザの抗原検査結果は陰性だったので、恐らく花粉症の影響によるものだと思われる。幸い自分はスギ花粉にやられるタイプらしく、ヒノキ花粉が流行り始めた頃にはすっかり元通り。それにしても花粉は怖い。来年は早期に対策せねば。
・体調不良でぶっ倒れているときにZen Caféにハマり、全オリジナル・アルバムを聴いていた。彼らの存在を知ったのは3年ほど前になるが、ここまで聴き込むのは今回が初めて。作品を重ねるごとに独自のギター・ロックを展開するバンドだったのだと知り、感動した。もっと理解を深めたい。
・Liturgyの新譜がものすごくカッコイイ。聴いた後はクタクタになっているのは、本作がそれほどのインパクトを持っている証拠。ライブ観てみたい。
・LOUD PARKに行った。どれも良かったけどSTRATOVARIUSが特にカッコよかった。自分はSTRATOVARIUS全く詳しくなく、去年出た新譜を少し聴いたくらいなのだが、曲を全く知らない自分でも楽しめてしまうほどポップで、パワーのある曲が揃っているバンドなのだなと実感した。次はぜひ単独公演を観てみたい。
・aikoのアナログレコード、まずは初期4作品が7月に発売されるとのことで、即予約。あの素晴らしいアートワークをレコードの大きさで眺めるのが楽しみ。
・aikoの新譜が素晴らしすぎる。前作も傑作だったけど、今回は前作を超えてしまうかもしれない。もっと言ってしまうと、最高傑作かもしれない。それほど良い曲が揃ってる。凄いよaikoは本当に。
・AMORPHISとDIZZY MIZZ LIZZYの来日公演が決まった。どちらも9月に来日だ。9月、来日公演多すぎやしないか…?自分は様々な事情でそんな毎日のようにライブにガンガン行けないので、究極の選択をしなければならなくなってしまった。どちらもめちゃくちゃ観たいので悩みに悩んだが、今のところはDMLを観に行こうと思っている。AMORPHIS、ごめんよ…次の機会があれば最優先で観に行きます。

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