あわいものやとわたし ⑦
「あわいものや と わたし」
人の中で浮いてしまう自分をどうしたらいいですか?
人と違うところがあなたの持ち味なのでそのままでいいです
これがペコ先生との初対面の会話(たぶん)
これはもう開き直ってやって行けって…コト?
努力の方向性を盛大に間違えてやらかしてきたというのか…うわあぁあなんだか滅茶苦茶自分が恥ずかしくなってきた…ああああ。
ウラナイトナカイからの帰途 とほほな気持ちで空を仰いだのは忘れられない思い出。
この際だ、しっかり向き合え自分と。毒を食らわば皿まで。
以降ある意味では開き直って割り切り、打たれても打ち返せる実力をつけるべく どうにかこうにか。
※その間にペコ先生は「あわいものや」を開業して店主さんに華麗なる変身を遂げていたのだった。すごい。
一方、その頃の自分は日常業務で大きな猫をかぶって給料分の職務に勤しんでるぶん 必然的に息抜きができる隠れ家「あわいものや」はこころのオアシスになっていたのだった
何も考えずボーッとしてただ美味しいコーヒーをひっそりと味わえる
適度な距離感 ほっといてもらえるのが本気で嬉しい。
誰でも背負ってる生きづらさをほんの少し降ろして休めるところ。
あのとき言えなかったいつかの誰かに聞いて欲しかった言葉を抱きしめてあげられる貴重な場所。
なかったことにしようとした行き場のない拗れた感情を見つめ直す機会を与えてくれたことを心から感謝してる。
いま、そんなかけがえのない「あわいものや」が存続の危機に瀕している
全てを諦めて俯いてるどこかの誰か、どん底から空を見上げてもがいてる人に、これから先きっと必要になるだろう……そんな空間は他に無いだろう
続いてほしい。そこに在ってほしい。
頑張れ「あわいものや」
2023/08/17 黒田尚子
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