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ライブ配信サービスのサイバーキャバクラ化

こんにちは、あやにーです。
今日はこちらの私のツイートがちょっとだけ多くRTされている現象を元に思うことを連ねておこうと思います。

読モ系インスタグラマーがライブ配信に参入しはじめている

男性フォロワーが9割の読者モデル系インスタグラマーが、最近増えているライブ配信サービスをしている姿を
偶然近くで見ることがあり、興味深いなあと思っていまして。

彼女自体はアラサーで日々自分の写真をインスタに掲載しているきれいな女性といった感じ。ライブ配信は食事を食べながら行っていて
「おいしいでーす!」「アイテムありがとうー!!うれしい!」といったやり取りを15分ほど続けていて。

配信を切った瞬間「本当ちょろいんだけど、いっぱいアイテム投げてくれるんだよね~毎月いいお小遣いになってる!稼げるし、もっと貢げやって思ってるんだけど(笑)」と。
おおお、ここでもそうした流れがあるんだなあ、と感心していたのですが。

彼女いわく
①今まではインスタライブをしていた
②DMでインスタライブではなく、こっちのサービスを始めないかと営業メッセージが届いた
③インスタライブでは稼げないけど、こっちのサービスなら課金したものの○%がもらえる
④いつでも空いた時間にできるし、想像よりも稼げる


そうしたメリットを感じていて、さらに友人にも「一緒にやろうよ!」と声をかけていました。

今までライブ配信サービスは10代~20代が多い印象を受けていたのですが、今はこうしたインスタライブをやるならお金が稼げるサービスのほうでやったほうが良いという流れがあり
色んなライブ配信サービスから誘われるそうです。

確かに、男性のフォロワーが多く、そのほとんどがファンであり、さらに外見ひとつの売りとしている場合はかなり稼げそう。
実際に先月は5万円ほど稼いだと、話していました。

ライブ配信サービスはサイバーキャバクラ化しつつある

年齢層が高い女性配信者が多いサービスは特にこうした若者にはできない、ちょっとしたおじさん心をくすぐるコツを武器に、どんどん配信の登録者を増やしていきます。

大人の対応をすることもあれば、ちょっとぶりっこしたような甘える態度を見せたり。若者からしたら「痛いおばさん」かもしれませんが
見ている層からしたら、高校生やティーンエイジャーよりも年齢が近く身近。
キャピキャピはなくても、安心してみていられるような落ち着きが癒される。

毎日のように配信をしてくれる彼女たちは、奥さんやパートナーにもバレずに会うことができるもう一人の友人であり、彼女のような存在になりやすいように感じています。

人間は接触回数なので、何度も配信を見ていく中でただの他人ではなく身近な存在になりますし「今日も(画面越しだけど)会えるかな」と思う人も少なくないでしょう。

さらに、可愛い女の子が課金すれば名前が呼んでもらえたり、常連になれば覚えてもらえたりする。

触りたいとか独占したいではなく「パートナー以外の女の子と接触が持ちたい」というニーズは男性の中で増えつつあるのかもしれません。
リスクは低いけど、小さな欲求が満たされる。そんな体験がライブ配信サービスには詰まっています。

私がその彼女の行動や、彼女のような同じクラスタの配信を見たときに感じたのが「サイバーキャバクラ」化しているな、ということでした。
キャバクラのシステムでは、指名した女の子に覚えてもらうには何度も通う必要がありますし、さらにその子が「私はお店のナンバーを目指しているの」と言えば、お金を使う必要があります。


お金を使うことは、ただ貢ぐという行為だと思われがちですが、やはりトップクラスの女の子になると喜び方がとてつもなく上手い!
その喜ぶ顔の見たさについつい甘やかしてしまう、そんな男性も少なくありません。

また、ボトルを入れれば他のテーブルから見え「ああ、あの客ボトル入れてるな。仕方ないから呼び戻すために何か入れるか」みたいなこともあるでしょう。

ライブ配信も同じような流れです。
好きな女の子の配信に入り(指名)→課金アイテムを投げる(ボトル入れる)→喜んでいる顔を見ると満たされる、覚えてもらえる。
それがリアルの場かオンラインかで違うだけなのでは、と。

「アイテム入れてくれてありがとうー!!」「えー!もっともっとちょうだい!」みたいな過激なおねだり行為やきわどい服装での配信も
最近はよく見かけるようになりました。

手に入れるべきは長期的ファンか、短期的太客か


ライブ配信サービスが悪いと私は思わないし、実際に私も見ているので本当に一生懸命まっすぐがんばっている子もいれば夢を掴んだ子もいます。

ライブ配信のハードルがさがり、配信者の年齢が少し上がったことで
こうした過激なサイバーキャバクラ嬢が増えているという事実と、そこにお金が流れているというのも事実です。
年齢層があがったことで経験豊富な彼女たちはそうした若者層とは違った部分で自分たちを売っていきます。

ライブ配信サービスがどんどん増えていく中で配信者と閲覧者のニーズがお互いにマッチする場をいかに探し出し
長期的に応援してくれる良質なファンを手に入れるのか、短期だけど太客的なファンを手に入れるのかで、今後は大きく変わっていくような気がします。

とある人は「俺はキャバクラじゃなく、リアルアイドル育成ゲームをしている。ゲームでアイドルに衣装を着せたり体力アップのスイーツアイテムをあげているのと変わらない。」と言っていたのを覚えています。

画面の中で行われている2.5次元のビジネスはまだまだこれから変化して生きそうです。


何事もですが、ライブ配信は特に「続けること」が重要になってきます。
私はどんな面でもやはり「ファンを大切にできる子」が育っていくような気がしているのですが、今度の動向にも注目です。


最後までごらんいただきありがとうございました。
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