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マルチ商法的「趣味ハラスメント」していませんか?

みなさんこんにちは、あやにーです。
皆さんの趣味は何でしょうか?カメラ?読書?映画?スポーツ観戦?音楽鑑賞?いろんな趣味があると思います。

今日の話は誰しもが知らない間に、起こしやすい趣味の強要「趣味ハラスメント」について書いていきます。

トラウマをつくる「趣味ハラスメント」

この趣味ハラスメントについて考えるきっかけは友人からの何気ない一言でした。
「自分の恋人がすごくサッカーが好きで、何度も観戦に付き合っているけど一向に好きになれない。彼のことは好きなんだけど、一緒に楽しめない自分にすごく嫌悪感を持つ」と。

彼女はどちらかといえば、シャイな性格なので彼がサッカーのサポーター仲間と熱く盛り上がっているのを見ているのは好きだけど
それに対して「仲間になろうよ」というような空気がすごく辛かったそう。
その後彼からサッカーの話を聞くたびに「もういきたくない...」とかなり自分を追い詰めてしまったと話してくれました。

相手のことが大切だからこそ「私は興味はない」といい辛かったり、それをいうことで相手の趣味を否定してしまうのではないか。

彼女は、その後彼とじっくり話し合い、彼は彼で趣味の時間を楽しむことになったと教えてくれたのですが、これって実はよくある話だなと思いました。

こうした自分との距離が近い恋人や友人に対して趣味を勧めていく中で「自分が本当に好きなことだから、きっと自分が好きな人も好きなはず」という思いこみや、お誘いはなぜ生まれていくのでしょうか。

趣味は自分の一部だから理解されたい

自分の好きなものや趣味って理解されたいし「素敵な趣味」だとわかってほしい。出来れば大好きな友人やパートナーと一緒に楽しみたい。
ファンを増やして業界を盛り上げていきたい。
大好きな人にだからこそわかってほしい。

そんな「自分の内臓の一部」のように情熱的な趣味に、こうした趣味ハラスメントは起こりがちだと思います。
理解されたらうれしいし、そこから一緒に趣味を楽しめたらもっとうれしい!とついついポジティブに捉えてしまいがち。
それは自分が好きなものに対して絶対の信用があるからです。

受け取り側も相手の情熱を見せられ「そんなに好きなら一緒に行ってみよう」と思ってくれる子もいれば
「実は苦手だけど、断るのも悪いし...付き合っておこうかな...」と気を使う子もいるでしょう。
そして参加した後、気を使って「面白かった!」なんて言ったら最後、その後もたびたびしつこく誘われることになります。

楽しくないことにどんどん時間を吸い取られていきお金も出て行きます。

誘うほうも最初はとても軽い気持ちかもしれませんが、だんだん受け取り側が重く感じてしまうというケースは少なからずあり、
薦めるほうも趣味のことになると急にコミュニケーションの距離感が取れなくなる、というのは珍しいことではありません。


「私は好きだから、あなたも好き!」というソフトなジャイアンになってしまう、趣味ハラスメントは仲がいいからこそ言いづらい。そんな気遣いからどんどんヒートアップしていってしまうのです。

マルチ商法のような趣味の強要はNG!

こうした趣味ハラスメントは行き過ぎると、知らず知らずのうちにマルチ商法のようになっていくと私は感じています。
最初は「1回だけでいいから参加してみたら?」と友人に誘われイベントやセミナーに参加する。
その後「今日はどうだった?」と聞かれ、「よかったよ」と気遣って答えたが最後、毎週のように関連のイベントに誘われ
「絶対に人生にとってプラスになるから!一緒にやろうよ!」と入会していく。
こうしたビジネスも、趣味同様に稼ぐだけでなく「自分のやっていることを理解してほしい、仲間になってほしい」というマインドで動いています。


自分が良いと思ったものを薦めているつもりが、相手にトラウマを植えつけてしまうこともある。
そうしたことがただ「趣味」ひとつでも起こりえると思うのです。

さらに「それはちょっと...」といわれたときにアッサリ引き下がれるのであればいいのですが、そこで「どうして~?楽しいのに!」と押してしまうのが一番問題。

自分の価値観に自信を持つあまり、相手の趣味思考に対して理解を示すことなく、自分の価値観だけにフォーカスし、薦めてしまう。
ここまでくると、上述した「マルチ商法的勧誘」と大差がなくなってしまいます。

なにより私がここで一番伝えたいのは、そうした趣味の強要をすることでファンどころか、それに対してアレルギー症状を持つ人を生み出す可能性があるということです。

好きなものを好きになってくれるなんて、これだけいろんなコト、モノがあふれる世の中だったらもはや奇跡に近い!
こうしたところでも、相手は自分ではない、ということを忘れてしまいがちです。

大好きな趣味だからこそ、大切にしてほしいし「興味があったら」くらいの心の余裕を持って、相手にプレゼンテーションしていくのが
人間関係も趣味も両立していける方法なのではないでしょうか?

趣味の友達は新しく見つけたほうが効率が良い

SNSがある今、私は趣味を一緒に楽しめる友人を探すのであればリアルな友人よりもSNSで探すのが効率的で熱も上がりやすいのでお勧めです。

よくアカウントを「趣味アカウント」「ライブ用アカウント」「応援アカウント」のように、通常のリアルな友人との交流とは別のアカウントを運営している人も多く見かけます。

そうすることで、逆にファン同士の交流が出来、情報の入りやすさも圧倒的に変わりますし自分にとっての居場所を持つことが出来ます。

私はアニメやゲームが大好きなんですが、アニメやゲームの話をメインでつかっているあやにーアカウントでつぶやいても、誰とも盛り上がれないことを知っています。(笑)(さらに私においては、それを友人に説明することさえ面倒)


そこでは逆にビジネスの話はしなくても、一緒に萌えについて語ることが出来るので、とても趣味の部分でバランスが取りやすい。
このバランスのよさを知った人からアカウントを分けていくのだと私は感じています。

趣味の強要をする人はこうした世界をパラレルにいくつも持つという発想にたどり着かない方が多いのかもしれません。
自分の世界は自分で広げ、つながるのが一番です。

その方が何倍も盛り上がるし、楽しめるから!!!ゼロからファンを育てるよりも、もう育ちきったファンと交流したほうが絶対に良い。

あなたと同じ熱量の人はリアルで探すよりもネットです、ネット!

そして、何より興味がないことに関しては友人、恋人遠慮なく「NO」と言いましょう。それがきっと大切な人に対する礼儀だし、自分自身を守ることに繋がります。

これだけ人の趣向が細分化された中で同じものを好きになるって、相当難しい。
友人や好きな人に誘われるとなかなか断れないからズルズルと「いいよ」と言ってしまいがちで、なかなか嫌いだと言えなくなっていく。

好きじゃないものを押し付けられる辛さって、ストレスがすごい。
「苦手な食べ物を食べなさい!」と言われたときの、あの微妙な気持ちにとても似ていると思います。

自分にとって本当に必要なもの、好きなものをストレスなく楽しめる。
そうした趣味趣向のあり方が、一番なのではないでしょうか。

あなたの趣味のお誘いはいかがですか?

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