noteに入って2年経ったデザイナーの話
noteに入社して、はや2年が経ちました。入社してからやっていることは日々目まぐるしく変化しています。
変化しすぎて「最近何してるの?」と聞かれた時答えにくくなってきたので、2年間何をしていたのかざっと書き出してみました。最近退職されたさわさんの記事をリスペクトしつつ…
色々なことをやらせてもらえて、毎期刺激的で面白いです。
プロダクトデザイン
ここが私の主業務になります。noteのデザイナーは基本的にチームに一人で配属されるので、最初の3ヶ月間のオンボ期間?の後は基本的に一人ですが、上司やCDOの宇野さんに相談しながらさまざまな施策のデザインをしてきました。
課金、ポイントまわり
最近あったビッグリリースはこちらです。私は退職されたきむきむさん、さわさんから引き継いた3人目のデザイナーで、いわば抑えデザイナーとして最終調整的な部分やPR周りのデザインの一部を担当しました。
おおかたお二人が作ってくださっていた機能です。本当にお疲れ様でした!
2024年4月現在、私はポイント含む課金まわりあたりのチームのデザイン担当をしていて、Web、iOS、Android横断してデザインをしています。お金周りは制約も多く歯応えがありますが、その分数字に見えやすいので楽しいです。
ポイント関係のキャンペーンの体験
ポイント周りではアプリポイントのリリースと同時にキャンペーンも走っており、そちらの全体的な体験周りも担当しています。具体的には大きくタッチポイントを考えるところからちょっとした画像や実際に出る文言の1文字まで、さまざま細かいことまでをやっています。
こういったプロジェクトでは開発チームだけでなく、PRやマーケ的な職能の方々と動くことも多いです。
エントリー簡単なので、みんな応募してください!!
季節もの企画
noteには季節性があり、季節に合わせた企画のデザインのお仕事もあります。
年末には1年の投稿を振り返れるレポートを送っていて、私はそちらの2022年、2023年の担当をしていました。毎年送るものなので、どうすれば毎年作り直しが少なく済むか考えて準備したりもしました。
あとは秋にあるnoteフェスティバルのプロダクトが関わる部分にもプロダクトのデザイナーが絡んでいます。
今年のフェスでは、何件投稿すると抽選でプレゼント!といった投稿企画をやったので、投稿件数がわかるような部分を作りました。
グロース、新機能開発
そのほか、数え切れないくらいたくさんの機能を設計しました。これらはそのうちの一部です。グロースのためにさまざまな施策を考えて作ったり、整理したりしました。
本当はもう少し直接的に数字に効くような調整、交通整備的なUI改修、施策立案、データとのにらめっこも同じくらい多くやっていたのですが、その話はいつかどこかで…
特に思い出深いのはこちらのnoteAIアシスタント機能です。
2週間で突貫チームを作りリリースして、試してみるというスピード感の速さで、MVPを研ぎ澄ます勘所であったり、段階的なリリースであったり学ぶことが多くありました。文化祭前日のようなスピード感でとても楽しかった。
↑当時の私の記事
UXライティング
UXライティングがんばり隊
主業務と微妙に違うところで、UXライティングがんばり隊という集まりにも参加しています。ここではメールやプロダクト内の文言などを対象に、言葉やスタイルのブレ、表現の改善など手軽に改善できるところからUXライティングを改修しています。
元々UXライティングに苦手意識があったのですが、同時に上手くなりたい気持ちもあり、こちらの集まりに参加し始めました。メンバーと「noteらしさ」を話したり、ライティングの良し悪しを議論することでだいぶUXライティングにも自信が持ててきました。
また入社した頃は会議の進行などももたついていましたが、このような少人数の集まりで主体的に話すことが増え、そういった進行も少しずつ苦手意識が減ってきたように思います。
グラフィックデザイン
機能リリース用のグラフィック
ここはお任せすることもできそうなのですが、たまにやりたくなるのでやらせてもらっています。自分の担当した機能の告知記事のサムネや、突発的に生まれるメールやらプロダクト内で使うちょっとした画像をたまに作ります。楽しいです。
よく出てくるイラストはnoteのイラストシステムを利用したり、イラストレーターのキムさんに作っていただいています。
デザインイベントのブース
Spectrum Tokyoでブースを出した際、ブースの一部でもあり、頒布物としても機能するnoteマガジンのリンクカードを作りました。こういうのもお祭り感があって、たまにやると楽しいです。
LP制作
たまにLPを触ることもあります。改修がメインですが、こちらのメンバーシップ機能のリリース時は新規でLPを作成しました。(実装は別メンバー)
LP改修
note proのLPの内容だったり、画像であったりの手入れをたまに行います。こういったちょこっとしたお仕事もしばしばある
組織系
ワークショップ
たまにデザインチームやプロダクトチームを対象に、ワークショップ的なワークをやることもあります。こちらはnoteの各ページの理想の形を作ってみるワークショップで、評判がよかったのでシリーズ化しつつあります。
登壇
noteの人間として、3度登壇させていただきました。今まで一度も登壇したことがなかったので大きな進歩です。
カジュアル面談
最近はカジュアル面談にも出させていただいています。ちょっとでもnoteに興味持ってくださってる方いたら、私とおしゃべりしましょう!
何人か担当がいるので私担当かは確定でないのですが、備考的なところに書いていただけたら参れるはず。
私以外も優秀なデザイナーいますので、「こんなデザイナーと話したい」みたいなこと書いてくれたらできるだけご希望に叶うようになるはず
2年経ってみて
振り返ると本当に激動でさまざまなことをやってきました。まだまだデザインチームや他職種の皆さんに助けてもらっているところも多いので頑張るぞ〜以下読みにくいですが雑感です。
入ってからの変化
体験的、ビジネス的、工数的な3つの観点を持つことができるようになった
体験を大きく考えて、実際にやって、数字が出ることで少しずつ肌感覚が育ってきた感じがする。
チームに一人のデザイナーとしての立ち位置、守備すべき範囲がわかってきた
UXライティング、会議の進行、ワークショップの主催などに抵抗感がなくなった。
UIデザインはいまでも難しさを感じることが多いが、デザインを叩き台として進めたり、高いレイヤーまでデザインを自分で説明しに行くようになってきた。まだまだ説明は下手くそなのでもっとうまくなりたい
社員の皆さんがすごく優秀な方々ばかりで毎日助けられています。姿勢だ、進め方、伝え方などたくさん学べることがあり、自分自身の仕事の仕方も実際に変わったように感じる。今のところは前向きさ、朗らかさを絶やさないようにしている。
得られた気づき
スピードは正義。色々手を動かす。また言葉も重要な一つのアウトプット
朗らかさ、柔軟さ、前向きさは初期装備にする。お仕事を円滑に進めていく人たちはみんな、スタンスが朗らかでありながら鋭い意見や、指摘ができていてすごい
リアクションは早くて多いに越したことはない
行き詰まったらなるべく早く口頭のコミュニケーションで人に頼る。情報や状況を可視化してから話すと尚良い。フルリモートなので尚更
デザインは作った時に賞味期限が決まる。どういう賞味期限のものを作るのか意識して作る。(短いものも悪い訳ではなく一つの手段)
オープンな姿勢でデザインをすると、さまざまな人の視野を取り入れることができ、賞味期限が伸びる
UXライティングおもしろい。そもそも日本語が奥深い
仕組みにすると後々の仕事が減って嬉しい
チーム全体に良いものを考えるのが大事と気づいたがまだうまくできていない、頑張りたい
次の一年やりたいこと
もっと波に乗っていきたい。流れがある時にどれだけ深く多くやれるかはとても大事。
デザインの得点圏打率をあげたい。情報や環境が出揃った時にデザインを決め切りたい、すなわちタイムリーデザインを打ちたい。
施策の地盤を固める精度を上げたい。情報の把握やUIの状態把握など、集約して抜け漏れを減らしたい
チームに良い影響をする人になりたい
スピード、深さ、正確さの両立…
3年目も何があるのか楽しみです。
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