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自然の中を歩くことは、うつ病改善に効果があるのか?

📕今日の参考論文はこちらです

大うつ病性障害を有する成人精神科外来患者のネガティブおよびポジティブな感情に対する自然の中のウォーキングの影響:ランダム化比較研究

🌳background
自然の中を歩くことは、都市環境で歩くよりも地域社会の成人の感情を大幅に改善することが示されているが、そのような利点がうつ病に苦しむ個人に当てはまるかどうかは不明である。

Patient
精神科外来クリニックから集められたMDD(大うつ病性障害) の37 人の成人 (平均年齢 = 49 歳)

Intervention / Exposure
自然の中を散歩(31回60分間ウォーキング)

Comparison
都市部を散歩(31回60分間ウォーキング)

Outcome
自然の中を歩いた人は都市環境で歩いた人に比べて全体的に否定的な感情は低くなった(F(1, 35.039) = 4.239、p = 0.047)。肯定的な影響は歩行条件によって差が無かった。

<評価方法>
ポジティブおよびネガティブな感情スケジュールまたは PANAS を使用。散歩前、散歩の途中、散歩の直後、自宅で就寝前、散歩の 24 時間後、散歩の 48 時間後という 6 つの時点で評価。


📖感想📖


・サンプルサイズが小さいこと
・自然の中を歩くことで、マイナスの感情は減ったが、プラスの感情には差がなかった

上記を踏まえて、医師以外の私がうつ病の方にできることって何だろう?を考えると

①「気分転換にハイキングでも行きませんか?」と誘って、試しに一緒に歩くことかな。それで本人が気分が安定するならば続けてみる。
②他の論文も調べる。
③自然の中を歩く以外で良くなる方法を考えてみる。

そんな感じだろうか…。

うつ病関係なく、歩くことに対しての効果はいろんな論文で証明されているし、うつ病までいかなくてもストレスを感じている人は多いと思うので、そのような人にはプラスの効果があると期待できる。

まずは一緒に歩いてみてから考えればいいかな…と思いました!


🌺女性専用整体あゆみ屋🌺


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