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遺伝って?幼児に刷り込む周囲の言葉は呪いになる?


自分、小さな頃から現在に至るまで、顔のパーツで褒められるのは、眉毛だけです。

事あるごとに、「あなたの眉毛は蛾眉で大変良い。絶対に剃っては、いけません」と言われていました。

理由は、父方の祖母譲りだからだそうです。

「蛾眉」を先程辞書で調べました。①蛾の触角のような三日月形のまゆ。美人のまゆの形容。②美人。と書いてありました。

全く知りませんでした。正直、あれ?美人なの?と国語辞典を見て今頃驚きました。

国語辞典の美人の定義が、かなり古い。古語の蛾眉と言えば、分類上美人になるのでしょうか。

自分も生まれたのが平安時代なら、蛾眉で、細い目をよく言えば、切れ長と表現すれば、多少は美人に分類されたかもしれませんね。
美人の定義が全く違っています。

話が逸れました。

蛾眉は父方の祖母似との事は間違いなく、自分が先程辞書を引くまで意味を誤解していたのには、理由があります。

両親その他親戚連中から、父方の祖母似の眉毛という話からの続きです。

祖母は、嫁いでから、借金苦の時代をやりくりして支え、家を守った功労者だった。
その人に似ているという話を繰り返して聞かされたため、蛾眉🟰美人との認識なし。
蛾眉イコール🟰家を守る人間。
となっていました。

両親、近隣に住んでいる親戚から寄ってたかって眉毛と連動して、生前の祖母の態度などを繰り返し聞かされ続け、自分は大きくなったら家を継ぎ、それを守る人間になる!のが使命のように思っていました。

これは、刷り込み、呪いの言葉としか思えないです。

残念ながら、人生を振り返ってみれば、兄弟皆家を出てしまい、大切な筈の家は父の代で絶える事になりました。

両親の結婚前には亡くなっていて、写真でしか会った事の無い祖母と、父を養子にした実家の祖父には申し訳ない限りです。

神様も幽霊も信じてない自分ですが、結婚前には、責任を感じ、余りの申し訳無さから、お墓に謝りに行きましたm(__)m。

ここまで読み進められた方、三つ子の魂百までとも言います。

子供って訳も分からず、周りの人達の言葉を鵜呑みにします。

自分の場合、祖母似の眉毛を褒められた事は、言った人には、悪気の無い褒め言葉だったのだろうと思います。
恐らく、父が人生ただ1人愛した母が、目がパッチリ大きな、今風の美人で、母に似てない自分の顔のパーツで褒める所が眉毛くらいしかなかった為、忖度して言って今たのかもしれません。

しかし、自分には眉毛を褒められた事が、父方の祖母🟰家を守るの呪いの言葉となりました。

子供に言葉を掛ける時に、呪いを掛ける事のないよう、ご注意くださいね。

お前が大袈裟なんだよと言うお声が聞こえそうです。

最後まで読み進められた方に、感謝いたします。
ありがとうございます。

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