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kintone show+case unlimitedを振り返ってみる #5「アレとコレとまとめと」

最初に

2023年11月8日からもう3ヶ月が経ちました。ずいぶん昔のことで、もう次の11月の方が近い気がしてしまうくらいの時間が経ちました。TEAM K.F.C. #2024を始動させる前に終わらせておかなくてはいけないのがこの連載です。(笑)
これまで、チームのバックグラウンド、運営のコンセプト、hack予選、プレゼン準備と沢山書いてきましたが、今回は本選にまつわるお話あれこれと、まとめとして我々の目指したもの・大切にしていたもの。について書いてこの連載を締めくくりたいと思います。
それではkintone show+case unlimited 2023登壇の記録、最終章です。お楽しみください。

なぜいなざわは、ティムクックになったのか

「本選に行ったら、全員ジョブズの格好で出てこようか?」「じゃあカツラを用意しないと」って冗談混じりの会話があった時に、真面目に「んー‪🤔‬やるからにはこんな感じで、本気でやらないと気が済まないんだよね」と私が見せたのがこの写真でした。😆

hideをするために、地毛をhideカラーに

これは過去にチキンジョージのステージで、X JAPANの出し物をすることになって「俺、hideをやる!」ということで地毛をhideカラーに仕上げてもらった時の写真です。ピンクの髪色、黄色いサングラス、服の迷彩柄、ハート柄のギター。すべてピンクスパイダーの時のhideに寄せています。どうせやるならここまでやらないと気が済まない。そういう性分なんですよね。

「それなら、ジョブズにするなら刈ってしまおう」「3人ともそうする?」「でも丸坊主にして出たところでお遊戯会的にならんか?」「それなら、ティムクックの方がわかりやすくない?」ということで、美容師さんと4月からティムクックになる用意を始めたのでした。
最後のティムクックの仕上がり具合は、さすがプロ!という出来でした。素晴らしかったです!

その結果がこうなりました〜☺️

ミッション「カセットを100本集めろ」

今回、会場でファミコンの生カセットを100本配る、ということが決まりました。しかしここ最近、レトロゲームブームで、ファミコンのカセット価格がかなり高騰しているのです。私がホームグラウンドにしていたブックワンさんも急激に値段が上昇していて…

定期訪問するホームグランド、ブック1ワンさん。
お店によって100円のソフトが、700円で売られていることもあるので要注意です。

これはヤバい。。となり、急遽姫路、加古川、神戸のファミコンショップを駆け回り100本を確保しました!

クリーニングを待つ購入してきたカセットたち

しかしその結果(?)後日さらに価格高騰する現象を見ることになるとは。(笑)

最終ミーティングで、ホセに異変が・・・

11月3日から5日ホセこと森田さんは、所属団体の行事でフィリピンに行っておられました。そこでTEAM K.F.C.の最終ミーティングは、帰国された11月5日に実施されました、、、が。

ちゃんとKFCを届けてくる森田さん。素敵!
この後、異変に気づくのです。

なんと、発熱してしまうのです。いや発熱していたようです。この時、本選3日前です。😱やばい、まずい、やばい。疲労の可能性もあるから、とにかく栄養つけて(ドリンクで叩いて)すぐに帰って寝て!ということで、強制帰宅と相成りました。

ユンケル!
咳を我慢してくれていたことが、扉を出た瞬間に分りました。🙏

そこからは石際さんと二人で、最悪のケースの準備にかかります。最悪の場合の対策とは
・会場にいるどなたかに森田さん役を頼む
・森田さんは、アパホテルからzoom参加
・2人編成に作り替える
・居ないけど、そこに居るテイで進める(笑)
などがありました!

【追記】上記のリモートに対応するために、急遽石際さんが、御神体マークII(二号機)の製作に取り掛かってくれました!この時は使わなかったけれど、のちにあらゆる場面で大活躍してくれることになります。

それらの対策は実践することなく、森田さんは翌日熱が下がり、我々とのミーティングにジョインできて、無事リハを終えることができたのです。

忘れモノをするとはなにごとじゃ

朝7時30分からリハが始まります。

当日の朝は早朝リハーサルから始まります。この日はいいお天気で、今年はかなり暑い11月で日中は半袖で過ごせるくらいの気温でした。
このリハーサルでは、演台の裏に全員のパソコンをセッティングして信号チェック。出番の時には切り替えるだけにするための事前準備を行います。
会場について、スーツケースを開けると・・・セッティングするマイパソコンがない(´;ω;`)・・・ホテルに忘れてきちゃってました。ふえええ…恥ずかしすぎる。(その後帰ったら、テーブルの上に賢く鎮座してました。)何度も確認したつもりでしたが、それでも忘れてる。それくらい緊張してテンパってたんでしょうね。前日にリハしていたので、舞台監督さんからも「大丈夫でしょ」と、お許しいただきました。みなさんも気を付けましょう。

忘れ物といえば当日、打ち上げが終わって帰ってきたあと、エレベーターホールで写真を撮ったのですが、、、

大会が終わって変なテンションで帰ってきた3人。

気づいたらそのままエレベーターホールに、御神体を忘れてる人がいました。コラー!(笑)
ホテルまで帰ってきて、ホッとしたんでしょうね。忘れ物には気を付けましょう。

コンビニに行こうとして、見つけてよかった…

舞台裏はこんな感じ

舞台に上がる前にみんなで記念撮影しました!

今回の舞台テーマは「eスポーツ」ということで、舞台の方々が小道具を用意してくださっており、それぞれを身に着けて登場しました。その中でもグランドチャンプの名前に相応しい山下竜さんは、ドラゴンの翼を背負っていて超かっこよかったです!

我々の狐のお面は、漫画"鬼滅の刃"の厄除のお面

キンファミエディタ「グラシアス」のこと

今回、予選、本選ともに技術説明はほとんど省いて、ホームページに沢山情報を載せているってことは、第3回「kintonehack予選編」でも書いたのですが、その中でも特に知っていただきたいのが、ゲーム制作部分の裏側を支えている「グラシアス」なんです。ゲームエンジン丸ごと作っちゃった石際さんの力作で、先日のkintone cafe HYOGO Vol.2でもとても嬉しそうにお話をされていて、やっぱりすこしでも多くの方にしていただきたいなぁって改めて感じました。ここまで作りこむことで、kintoneと連携したファミコンライクなものを動作させることができるんだぞと。

グラシアスのマップ部分のエディター。それ以外にもたくさん情報が掲載されています。
kintone cafe HYOGOの城崎で、グラシアスの解説をする石際さん。

実はこのホームページですが、「当日会場で僕らのプレゼンを見て、その流れでホームページに来てくださった方にとっては、少しでも記事が多いほうがいいよね!」ということで、本番前日の夜、深夜2時くらいまでみんなで内容を追加していました。なので、ぜひグラシアスとはどんなものか、見てほしいなと思います。

前日の夜中まで、眠い目こすってみんなで記事を書いておりました。

しかし次の日、kintoneAWARD見終わった頃にはさすがに3人とも眠すぎて「このままじゃダメだぁ、一度ホテルに帰って寝よう…」とお昼寝に帰り、充電終わりで本番に向かったのです。

エネルギー充電を終えて、本番に向かいましたとさ。

我々が大切にしていたもの。とは

今回、何人かに「優勝の瞬間、なんであんなに落ち着いてたの?」と言われたので、そのあたりのことを少し書きたいと思います。

優勝が決まった時は、とても嬉しかったです。これまで3人力を合わせて時間をかけてやって来たことが、1つの「結果」として形になった瞬間でした。私たちに投票いただいた方だけでなく、見ていただいた全ての方に感謝です。改めてありがとうございます。

優勝が決まった時に、私たちが大はしゃぎをしなかった理由の一つに、私たちにとっての今大会、「本選出場(予選通過)して、やり切ること」が、一つの目指したゴールだったからかもしれません。

我々三人が本番に向けて話していたのは、「みんなに楽しんでもらおうよ。」「デイズはお祭りだから、挑戦者みんなでお祭りを盛り上げたいね。」「あいつら馬鹿だわ~そんなことまでやる~!?って大笑いしてもらいたいよね!」「とにかく楽しんでもらえるといいよね!」
こういう話ばかりでした。

私は、TEAM K.F.Cが今年kintone hackに参戦した(理由ではなく)きっかけは「kintone hackに刺激がなくなってきたから」と、この連載の第1回目にお話ししました。でも、刺激がない=面白くない、ではないのです。それぞれの方が全力で知恵を絞った内容を出してくる、そのkintone hackが面白くないはずがないのです。

前年のshow+caseの後、私がXで(チャンピオンでもある)山下竜さんのhack内容が変化したと感じたことをコメントした際に、竜さんは「イベントテーマのコンセプトが変化したこと」と表現されておりました。

「技術的アイディアを予選 hack に、ユーザーにもたらされる価値を本戦 show+case に詰め込むことを考えました。本戦では既にユーザーの方全てをターゲットにして、すぐに使いたいとか、真似してみよ、と思ってもらうことを目標としました。」(山下龍さん)

そうなんです。表現の仕方はいくつもある、ということなのです。
私が「刺激がなくなってきた」と感じるのは、私自身が「見たことのないもの」と「驚き」を常に求める人間だからなのです。

だから、今回のTEAM K.F.C.の扱った「ファミコン x kintone」は、これまでに「見たことのないもの」と「驚き」という私自身のテーマにぴったりだったのです。
TEAM K.F.C.というユニットの中で、私は大好きなファミコンをテーマに、自分が大好きだった世界へのリスペクトと、楽しいと思える世界を表現すること、を追求できたのです。
その表現したものを発表する場が「cybozudaysの‪kintone show+case Unlimited」であったので、‬出場させていただいた時点ですでにゴールしており、さらにそこでたくさんの方に見ていただき、笑ってもらったり、ワクワクしてもらったのであれば、十分すぎるほど満たされた状態だったといえるのです。

2024年のライバルは誰だ?

2023の打ち上げ?2024の作戦会議?

2デイズが終わってから3人で打ち上げをしていたときに、おもむろに森田さんに「いなさんは、来年も優勝したい?」と聞かれました。私の答えは「もともと競争に興味はないよ」でした。これは昔からそういう考えで「競争しろ」と言われたら「負けでいい」というタイプなのです。私にとって価値があるのは、誰かと比較して選ばれることではなく、オンリーワンとしての選ばれ方なのです。なので競ったうえでの勝ちには興味がないけれども、全力を出し切ったうえで選ばれたのなら、それはとても嬉しいことなのです。

ありがたいことに2024年も出場権をいただいておりますので、TEAM K.F.C.として出場するからには全力でやります。そしてライバルは既に決まっています。「2023年のTEAM K.F.C.」。あいつらには絶対負けない。去年の勝者に「まいった」と言わせるだけのものを引っ提げて、今年は挑んでいきます。まってろよKFC!

2024も楽しみましょうね!

我々はkintoneのエコシステム(生態系)の中で活動していますよね。2023年のkintone show+case Unlimitedを見た人の中から、2024年「自分も挑戦してみたい!」「kintoneをhackしたい!」エコシステムを活性化させる存在になってくれるととても嬉しいです。また私たちも、このエコシステムを活性化させるために、そろそろTEAM K.F.C.#2024 を始動させていきたいと思います。

みなさんの期待を上回る楽しさなのか、想像を裏切る驚きなのか。まだ今の時点では、未来の私たちがどんな驚きを見せてくれるのか、私たちも楽しみで仕方がありません。まずは、私たち3人がとにかく楽しんで、まだ体験したことのないワクワクする世界を、kintone show+case Unlimited で表現していきます。
そしてこれからも、我々TEAM K.F.C.のメンバーと仲良くしてくださるととても嬉しいです。
ありがとうございました。

追伸:最後までお読みいただきありがとうございます。長編のnoteばかりで読むのも一苦労だったと思います。2024年のnoteは短めで積み重ねたいと思います。

おまけの写真集

青野さん、栗山さんとファミコンカセットの記念写真
ファミリー麻雀を選んだ、かんちゃん!
のりへーさんは、ファミスタ!
おちゃPさんは、ゲゲゲの鬼太郎!
20年前、当社の社員だった彼が会いに来てくれました!
駅前でとーそんさんたちと出会い、御神体を見せて!とワラワラしてました
打ち上げ後に、松田正太郎さんと斎藤栄さんグループに合流
ミニゲームに登場するお二人に実際に遊んでもらえる喜び!
松田さんが、松田さんからのクイズに答えてる!
もちろん全問正解!流石でした✨
超イケメンのベザレス!ハートのスティックもって可愛すぎる!
みんなでやりきったんポーズ!
自社からの応援チーム!
姫路から、支援先企業の社員の方が応援に来てくれました!
雛壇から見るとこんな感じに見えていました
おわた~~~~~~~~~!!!
AWARADファイナリストの宗政伊織さんと、アートワークス大段社長!いつもありがとう!
憧れのレジェンド、山下竜さんと記念撮影していただきました!
ベザレスとコムデックの佐多さん!もっと話したかった~~!
クロージングセッションに登壇前の一コマ
クローズドセッション前に、ご神体をお見せして盛り上がります
栗山さんのテンションが高くて嬉しかったです!

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