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学校の地域コーディネーターではないけれど…

街のジェラート屋さんの地域コーディネーターになりました!!

1年前「学校コーディネーターになる!」と小学校教員を退職しました。でも、居住地域はそもそもコミュニティースクールになっておらず、コーディネーターも置いていません。そこで、非常勤講師として働くことにしました。講師という立場で子どもたちと関わり、先生方と働く今の生活はとても充実しています。また、今の地域におけるコミュニティースクールの導入や、学校コーディネーターとして働くことも諦めてはいません。

とはいえ、”学校コーディネーターへの道’はまだまだ険しい・・・・。

と思っていたら、4月から”地域コーディネーター”という肩書きをもらうことができました!!なんと街のジェラート屋さんの(笑)

4月に地域コーディネーターとしてスタートして1ヶ月半。あっという間にいくつもの動きが生まれたので、少しずつ記録しておきたいと思います。

定休日(仕込み日)の可能性を探る

キッチンから漂ういい香り。2人のスタッフが手際よく仕込みをしています。こだわりの小麦粉やスパイスを使った焼き菓子の数々。ジェラートに混ぜるソースもすべて手作りです。店内はインテリアデザイナーでもあるオーナーが手掛けた心地いい空間。壁にはオープン前に近所の子供達と一緒に作った手作りのロゴ入り看板が飾られています。

ガラス扉から覗く店内の様子


近所の子どもたちと作ったロゴ入り看板

お店の前は静かな通りです。昼休みの時間帯にはランチに出かける方がちらほらいたり、ベビーカーを押すお母さんが歩いていたりいます。ガラスの扉からは、そんな通りの様子が自然と目に入ってきます。

店内から見た軒先の様子。写真は子ども達とのワークショップ時。

定休日ではあるけれど、中では仕込みをしている水曜日。

「せっかくの心地いい空間を使わないのはもったいない!」
「店頭を使って、街の方々と関わる機会を増やしていきたい!」
「お店の営業がないからこそ、この空間で出来ることを試してみたい!」

という想いから、お店の地域コーディネーターとして定休日の可能性を探る試みが始まりました。


実験1 <フリーコーヒー>


いつかやってみたかったフリーコーヒー。近所でも実践されている方がいて私も何度かいただいたことがありましたが、恥ずかしながら自分でドリップコーヒーをいれた経験はありません。「よし、やるぞ。」と思っていたのに、何から準備したらいいのかすら分からない。そんなこんなでなかなか手を付けられずにいたのですが、月1でオンライン振り返りをしている友人がかけてくれた言葉によって背中を押されました。

「1人でやろうとしなければいいんじゃないですか?」と。

「そうか、教えてもらえばいいんだ!!」

ということで動き出したら話は早く、店内で仕込みをしているスタッフが元バリスタという事実が発覚!さっそく相談したところ、翌週には自宅にあるセットを持参してくれて丁寧に教えてくれました。一度教わったくらいではなかなか上手にできませんが、そこはなんていってもフリーコーヒー!失敗も笑いながらお隣さんに配ったりと楽しく練習しています。

すごく丁寧に教えてくれたスタッフさん&一緒に教わってくれたスタッフさん。


昨年からこの通りに繋がりが出来てきていることもあって、「今日もフリーコーヒーやりまーす!」と、グループに連絡をすると仕事の合間をぬって「コーヒーください♪」と来てくださる方も。コーヒー片手のちょっとした立ち話は気軽で心地よく、いれている私にとっても嬉しい時間です。通りすがりの方に「いいんですか!?」と驚かれながら、お待たせしている際の素人感満載の手元に恥ずかしくなりながら、緩やかなおしゃべりを楽しんでいます。

「いろんな人が交代でやるのもいいかもしれないですね。」という声も。自分でお店を持つのはとてつもなくハードルが高いですが、「ちょっと軒先を借りられるなら、何したいかな?」って考えるのはけっこう楽しかったりするんじゃないかと思います。もちろんフリーコーヒーでもいいし、それがお気に入りの本でもアートでも。自分の好きを通して街の人と繋がる機会や場所が身近にあるって、嬉しいんじゃないかなーと。

水曜定休日の13時ー14時。

いろんな人と話しながら、模索していきたいです。

その他のいろいろ

まだ始めて1ヶ月半ではありますが、子供服のお下がり交換会、母の日に向けてのマフィン作りワークショップ、近隣の小学生たちによる企画、美大出身の方によるアート企画など、いくつものプロジェクトが動いています。詳しくはまた別の機会に。
(お店の情報はこちらから!【水曜日の軒先】ハイライトにて。)

1つ1つ丁寧に、関わってくれる人に感謝しながらこれからも進めていきます。