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【無料公開中】夏競馬突入のWIN5に「原点回帰」の予兆あり、攻略のコツは欲張りすぎないこと

※画像はイメージです。本文とは関係ありません。

 いぇ~い、みんな見てるぅ?

 ご無沙汰してました。元競馬業界関係者で現在某メディアの中の人でもある黒い太陽さんだよ。

 2011年の第1回から皆勤を続けているWIN5研究家として、今回は最近のWIN5の傾向についてサラッと書いてみたいと思います。

 まず最初に昨年と今年の同時期で比較してみようか。

 当方も辛酸を舐めさせられた記憶が残っているが、昨年はラストの5レース目で、とにかく1番人気馬が勝てなかったのが大きな特徴だった。

 参考までにデータを出すと、年始の金杯から七夕賞まで1番人気の勝利は、30回中でなんと1回。淀短距離Sでスマートクラージュが人気に応えたのみ。

 対する今年はかなりマシになって、29回中8回で勝利。平均配当こそ今年が上だが、これはピンかパーで極端な結果が多かったため。したがって手の届かなさそうな高配当か当たっても利幅の少ない超低配当の二極化が目立った。

 その一方で、宝塚記念が終了して夏競馬に突入してからの2回は、307万と827万と少し魅力的な配当圏。安過ぎず高過ぎずのちょうどいい配当になりつつある。

 一攫千金が魅力のWIN5だけに、うんこみたいな安いのは複数回当てたところで旨味はない。数百円数千円の少額勢ならともかく、万単位をつぎ込むガチ勢なら勝負どころになりそうな予感がある。

 それでは今年の傾向を踏まえつつ、夏競馬攻略の糸口を探ってみたいと思う。

 WIN5とは、その名の通りクソJRA様が指定する5つの対象レースの勝ち馬をすべて当てるというバカげた券種である。

 各レースの予想は当然のこと、全体の点数配分を考える必要もあるため、どのレースが荒れそうで、どのレースが堅そうかなどを精査することがポイントだ。

 まずは、全体的な人気分布を見てみようか。

全体の人気分布
芝限定の人気分布
ダート限定の人気分布

 共通して言えるのは1番人気と2番人気が安定していることである。

 芝の場合は93レース中56レースと6割が堅い決着で、345人気がちょくちょく来て、789人気に妙味ありといったところ。

 これに対し、ダートの場合は5番人気までで収束するのが特徴だ。52レース中で4回しか来ていないダートの穴馬は、トータルで考えると無駄打ちになりやすいことが分かる。

 ここまでで分かるのは、芝もダートも1番人気と2番人気の勝率が5割を超えて、芝は34579人気まで。ダートは5番人気までが最大公約数に近いイメージということだ。

 次に重要なのは、妙味のあるレースの選定方法について。

 荒れると思ったレースが堅くて、堅そうと思ったレースが荒れるなんてのも日常茶飯事。限られた資金の中でいかに無駄打ちをしないでリーチに辿り着けるかが勝負の分かれ目となるのだが、これを見極めるのはなかなかどうして難しい。

 そこで一考しておきたいのが、我々が思っている以上に堅そうなレースは荒れて、荒れそうなレースは堅いという事実だ。

 以下は、1番人気馬が敗れた際の単勝オッズと、そのレースの勝ち馬の人気とオッズ。

1月から3月まで
4月以降、七夕賞まで

 画像を2つに分けたことにとく意味はない。1枚にすると無駄に大きくなるから、それだけ。

 勝率が約3割ということもあり、確率的に7割が人気を裏切る計算となるものの、注目したいのはオッズ。この中に荒れる荒れないの判断基準があるかもしれない。

芝の1番人気
ダートの1番人気

 芝は単勝4倍を超えると戦力外、ダートは少し緩くなって5倍を超えると戦力外といえるだろう。

 次に目を付けたいのは、人気ごとの回収率だ。

回収率に注目(芝)
回収率に注目(ダート)

 芝もダートも2番人気が1番人気を上回る数値をマークした。このことからも1番人気の1点買いよりは、2番人気も含めた2頭を押さえるのが賢明といえるのではないか。実際、6割の確率でそうなんだから、まあそうだ。

 まだ主張がぼやけたままだが、全体的に言えるのは、正直そんなに荒れまくっちゃあいないんでねえかという話だ。

 購入者目線でレースを予想する際、1番人気馬のオッズを見ると混戦具合が分かりそうなものだが、芝なら4倍、ダートなら5倍を超えなければ、イメージほど人気馬が来ない訳でもない。

 にもかかわらず、1番人気が来ないケースにオッズほどの差がないとすれば、ここは思い切ってどのレースが荒れる荒れないというのは考え過ぎない方がいいかも入れない。

各レースの勝ち馬平均人気

 まあ一応、対象5レースでどこが一番堅いのかとなると、1レース目という差別化はあるが、残り4つは比較的攻めてもよさそう。

 勿論、年によっては上位人気馬が頼りなく、3番人気や4番人気が強かった年もあったが、今年は今のところ平穏。1番人気2番人気をセットにして、残りは芝なら34579人気、ダートなら5番人気までを狙うのがベターな作戦だろう。

 盲点となりやすいのが、この感覚を断然人気のいるレースにおいても使えることだ。少し前なら1倍台が勝率7割なんてときもあったが、夏に入っての1番人気は10連敗。かといって勝ち馬の人気は、2番人気が5勝、3番人気が2勝、5番人気が1勝、7番人気が2勝だ。

 1倍台だろうが何だろうが1番人気は負け、勝った馬も大穴というほどではない。

 それでいて配当は307万や827万が出ているのだから、うまくやればオイシイ配当にもありつけるはず。レースごとの話については、毎週異なるからここでどうこういうことでもないが、堅そうな1番人気がいるからといって1点にしないで2番人気とセット、穴を狙うなら芝で7番人気くらいを目途にするくらいでちょうどいいと考えた。

 ちなみに今週の対象レースは、下記の5レース。

福島10R 会津S(3勝)ダ1150
函館10R 駒場特別(2勝)ダ1700
中京11R 名鉄杯(L)ダ1800
福島11R 福島TVOP 芝1200
函館11R 函館記念(G3)芝2000

 ほぼ5番人気以内で決着するダートのレースで無駄打ちしないことがポイントとなりそう。

 話がまとまり切らない中で書いた分、主張がぼやけてしまったことは認めるが、何が言いたいかというと、1番人気のオッズにあまり関係なく勝率は落ち着いていること。

 堅そうだからと絞ったり、荒れそうだからと広げても、傾向的に旨味は出ていないので注意したい。例えば、1倍台を1点にして荒れそうなレースに点数を注ぎ込むのは、現在悪手となっていること。

 そもそも大多数の人間が狙う断然人気を同じように狙ったとて、それでは儲かるもんも儲からない。いかに他人と違うことをするかが高配当ゲットの近道でもある。

 大荒れもしなさそうな今年の傾向なら、ちょい荒れを2つ3つ拾えれば、十分に100万超えも手が届くのではないかという見立てだ。

 


 


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