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#661 アプリ論19|clubhouse

clubhouse…おぼえてますでしょうか?僕は若干忘れてました。
このアプリを通して「流行を作るのは限界がある」、そう思った方も多いのではないでしょうか?


clubhouse(クラブハウス)とは?

clubhouseは、アメリカで生まれた「音声でつながるSNS」としてで、日本では2021年1月に大きく注目されました。
その頃日本は完全なコロナ期間だったので、多くの人々が自宅にいる時間が長く、新しいオンラインコミュニティを求める傾向があり、そのような奇跡的なGoodタイミングでclubhouseは黒船に乗って家で鎖国していた我々の生活に文明開化しました。

そしてITリテラシーの高い起業家、芸能人(こじはるが第一人者らしい)やインフルエンサーも使い始め、一気にブームに!!

しかし、そのブームは長続きせず、同年3月には収束してしまいました。
要因としては、twitterやfacebookといったSNS大手から同様の音声サービスが登場したことや、収益化しにくいといった見方が広がったためと言われていますが・・・正直、ブームに乗せられていただけだと思っています。
あの時期のclubhouseブームは異常でした。

メディアとかでもメッチャ取り上げていましたし、猫も杓子もclubhouseでしたね。


cllubhouseが日本でハマらなかった理由

1.招待制だった

まずこれでしょう。確か1ユーザーにつき上限2人の招待だった気がします。
僕の会社でも「clubhouse会社でも使っていきたいから、みんなで申請広げて友達になるように」的なライトな矯正がありましたが、ほとんど誰も動かなかったですね笑
まさに笛吹けど、踊らず!笑
僕も招待貰って、誰にも広めなかった記憶があります。

一時を境に招待制は無くなったようですが、やはりこの限られたメンバーのみでできるという「上から感」を感じさせるのはあまりよくないですよね。
昔のmixiもそんな感じで僕は嫌でしたね。


2.iPhoneだけだった

もともとこのclubhouseはiOSのみの対応で、Androidに対応したのは2021年5月と、もうブームが過ぎ去ったころで時すでに遅し。
日本国内においてはiPhoneユーザーの方が多いのですが、やはりAndroidユーザーがインストールできないという状況で「出来る人」「出来ない人」が出てしまうのは、やはりサービスとして良くなかった
招待生に同じく、やはり差ができてしまうのは良くないですよね。


3.日本語対応していなかった

これもアカンですよね。
ただでさえ「何が良いのか分からない」サービスが、「何を言っているのかも分からない」というのは、なかなかキツイものです。


4.時期尚早だった

そんな感じで上記の1~3を踏まえても、明らかに時期尚早だった気がしますね。
Android版、日本語対応も行き届いて居れば、恐らく申請も広がってユーザーはゆっくり増えたでしょうし、飽きが来るのもゆるやかなカーブになったのでは無いでしょうか?
今回みたいに「アメリカで流行ってる!」「芸能人も流行ってる!」「iOSのみ!」「招待制!」と、早くこの波に乗りなさいと進めるスタイルは即効性はあるが持続性は無いということで・・・やはり時期尚早の言葉に尽きますね。


5.そんなに良いサービスでは無かった

これを言ってしまうと元も子もないのですが・・・
そこまで良いサービスでは無かったというのが理由では無いでしょうか?

ひろゆきが結構的確な事言ってます。
「素人の会話聞いて、何が楽しいんだ?」と笑


まとめ

clubhouseが流行ったのは「コロナ」という時代でみんなが会話に飢えていた状態で、火がついたのは「招待制」でした。人は希少性のあるものに惹かれたりするので、爆発的に跳ねたんですが・・・
この招待制は気づけば逆に作動してしまった印象があります。
難しいもんですね・・・。

とは言え、かなりブームの中を過ごすことができたのは貴重な体験でした。
かなり昔にアンインストールしてしまたので、また気が向いたらダウンロードしてチェックしてみたい所ですね。
と言いつつしないと思いますが・・・

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