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SESから転職、ITコンサルのアソシエイトのお仕事とは

SESからブレインズコンサルティング(以下BCI)に入社して約1年。アソシエイトコンサルタントとして日々奮闘する小野さんにインタビューを行いました。

松村(採用):今までのご経歴を教えてください

小野:SESで7年ほど、製造業の上流工程を担当し、かつマネジメントも行っていました。実際に手を動かしてシステム開発も行っていました。

松村(採用):現在も上流工程のプロジェクトに参画されていますが、SESでの仕事とコンサルタントとしての業務の違いは感じますか?

小野:SESではお客さまの要望は絶対で、要望を取捨選択することはなかったのですが、
今のコンサル業では「本当にその機能を実装することでお客様の要望を叶えられるのか?」と、本質を考えることが多くなりました。

松村(採用):そもそもお客様の期待も違っているんですかね。

小野:そうだと思います。SESだと「これやってくれるよね?」と言われることが多いのですが、コンサルだと「これは本当に必要なのか・正しいのか」と聞かれることが多くて。最終的にお客様の業務を深く知って、本当にお客様の要望に合致するのかを考えることが多くなったと思います。

松村(採用):今はどんなお仕事をされていますか?

小野:主に定例会の議事録の作成、打合せの日程調整、打ち合わせに使う資料の作成を行っています。最近は運用フローの作成やシステム機能の整理に関する資料作りも行っています。

松村(採用):ではもう少し詳しくどうやって業務を進めているかを教えてください

小野:お客様との定例会で出た課題に対してどのように対応しているかお話します。
定例会後に社内ミーティングを行い、そこでタスクの確認と割り振りが行われます。
タスクの進め方は自分で考え、レビューをもらって認識合わせをします。その後実際の作業に入っていくことになります。
運用フローの作成のタスクが割り振られたことがありました。どんなフォーマットで作成するか、どれくらいの細かさで書くかなどが分かる大枠を作り、3回ほどのレビューを経て、微調整をしながらお客様にお見せできる状態になりました。

松村(採用):結構細かくレビューしてくれる感じなんですね

小野:レビューの回数も多いですし、言葉の表現の仕方など、お客様に伝わるようにすごく細かく見ていただいています。
前職では決まったフォーマットの資料作成を行っていたのですが、自分で枠組みから考えることは難しいですね。運用フローや議事録の書き方など、お客様や場面によって違いがあり、どのようなフォーマットが適切か選択できるようになる必要があると感じています。

松村(採用):議事録ひとつとっても、なかなか難しいですよね。結論だけ書くのか、経緯をどこまで細かく書かないといけないのか...

小野:そうですね。入社後はじめて参画したプロジェクトが、要求定義でした。形のないところからものを決めるようなフェーズです。今は要件定義と基本設計の段階ですが、要求定義の内容を振り返ることがあり、必要な流れやデータを残しておくことの重要性を実感しています。要求定義の記録をもとに、打ち合わせなどで「こういった経緯でしたよ」などとお伝えすることができ、「よく覚えているね」「すごく信頼できる」と言っていただけました。
要求定義段階の議事録作成時に、マネージャーなどが「きっとこの後こういった事がおこるから」「ここを見返すかもしれないから」など指摘してくれた内容が繋がってきた感じです。

松村(採用):良い経験をされていますね。自身で成長や変化を感じることはありますか。

小野:実は…あります!前職まで「自分で考える」ということはやってきましたが、さらにどういう方法でお客様へ伝えたらいいのかまで考えるようになりました。今まではただ、正確なことが書いてある資料を作れば良いとだけ思っていました。業界で使われる一般的なフォーマットで書いてあれば、それを理解するのはお客様側の仕事だと思っていました。今思えば独りよがりだったと感じています。

松村(採用):私は情報システム子会社にいたのでとても分かります。技術や自社の仕様について理解しているべきと分かりつつ、現実的に多様な社内業務をやっていたりして追いつかないなどという事があります。

小野:コンサルタントとして仕事をしてそういった事がわかってきました。そのうえで、今は「お客様にどういう風に伝えたら良いか」を考え、更に「お客様の今後に役立つものを作ろう」と考えるようになりました。お客さんはシステムを作ることがゴールではありません。なのでお客さんが何か変えたいこと、実現したいことがあった時に、こういう考え方、やり方をすれば変わるよみたいな形を示していけるようになりたいと思っています。

松村(採用):すごい成長を感じます!

小野:ありがとうございます。組織がコンパクトなので、アソシエイトメンバーの仕事に関して結果だけでなく、過程を見ていただけています。またどんな事に関しても「どんな考えを持っているか」「どう感じているか」などを、きちんと聞いてくれたうえでマネジメントしていただけている実感があり安心して仕事ができています。

最後に彼女が参画しているプロジェクトの上長に成長ぶりについてコメントをもらいました

鈴木
小野さんが従事するプロジェクトでは、顧客の情報システム部門の関与はなく、事業部門の方々と直接やりとりを行う仕事です。その分苦労も多いと思いますが、本人の「成長する意識」も強く、どんどん新しいことを吸収しており、日々成長を実感しています。
コンサル業務はお客様が我々に気を遣わず気軽に要望の話をしていただいたり、相談をしていただける関係性が必要で、この関係性があるからこそお客様の「気になる」をケアできるようになります。小野さんにおいては、お客様のキーパーソンとこの関係性が築けており、頼りにされています。今やプロジェクトになくてはならない存在になっています。
このプロジェクトを通じて、まだまだ学べることがたくさんありますので、仕事を自分の肥しにできるよう頑張ってもらいたいと思っています。


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