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自分の英語がコミュニケーションツールとして使えてきていると実感した香港滞在

今年は、久しぶりの海外旅行を計画している方も多いかと思います。コロナ禍で外出できなかったのをチャンスと捉えて英語学習に励んだ皆さんは、ワクワクしているのではないでしょうか?

私もコロナ禍をきっかけに、とてもゆるい英語学習を毎日30分〜1時間程度続けてきました。ですが、それはほぼ100%インプットの学習でした。私が英語学習を始めたのは「英語で多くの国の人たちとコミュニケーションを取りたい!」がきっかけです。なので、「そろそろ実際に英語でコミュニケーションを取りたい」と考えていました。そんなとき、香港への無料航空券の予約が取れたので、先日香港に1週間滞在してきました。その滞在で、自分の英語がコミュニケーションツールとして、一段階レベルアップしていることを実感しました。どんな場面でそれを実感したのか、また、英語でコミュニケーションを取るために効果的だと感じる学習法をご紹介します。

短期間の香港滞在に必要な英語力

私の現在の英語力は、初級の上〜中級の下を行ったり来たりしています。スピーキングは、基本的な単語や文法で、言いたいことを伝えられます。リスニングは、Brighture で鍛えられたおかげで、自然なスピードの英語を聴き取ることができます。ですが、使われる単語や表現で、理解度が大きく変わってしまいます。

ただ、ほとんどの場所で不自由を感じることはありませんでした。そう聞くと、「店員さんたちが、観光客に慣れているからでは?」と思われるかもしれません。しかし滞在中は、街中にあるカフェや食堂、コワーキングスペースにいることが多く、いわゆる観光地にはほとんど行っていません。そういう場所でも、ほとんどの場合、問題なくコミュニケーションを取ることができました。それは、若いスタッフが多かったからかもしれません。彼らは英語に馴染みのある印象を受けました。確かに、店員さんが40代以上と思われる食堂などでは、ローカル言語しか通じないことが多かったです。その場合は、スムーズなコミュニケーションは難しいですが、英語が通じなくて不便を感じることはありませんでした。また、英語のやり取りに抵抗がないと感じた若い世代でも、中には避ける方もいました。その場合も聞こえないフリなどはせず、現地の言葉で対応してくれようとしてくれました。

あくまで私の主観ですが、ある程度相手の言っていることがわかる、自分の言いたいことがそこそこ言えるレベルの英語力があれば、短期間の香港滞在は不自由なく過ごせる印象です。

レベルアップしたと感じた場面

初中級の間を行ったり来たりするレベルの英語力では、問題なく過ごせると感じた香港。その香港で、自分の英語がコミュニケーションツールとしてレベルアップしたと実感した場面が3つありました。

1)入国審査官とのやり取り

滞在中に、少し足を伸ばして中国の深圳に行ってきました。中国側の出入国審査場に設置されている、ビザ発給オフィスで「特区旅遊(E)ビザ」を取得してから、イミグレの列に並びました(特区旅遊(E)ビザはコロナ禍以降に導入されていて、2023年7月時点で中国入国時に必要なビザです)。
自分の番になり、パスポートを差し出して入国審査官の指示を待ちます。するとその審査官が次々に質問してきました。質問の内容は、「このパスポート新しいね」「中国は初めて?」「深圳のどこに行くの?」など、簡単なものばかりです。普段イミグレでこういった質問をされない私は、少し戸惑いましたが、審査官が言っていることを理解したうえで、文章でしっかり答えることができました。
以前の私は、訊かれたことの半分くらいしかわからず、簡単な単語でどうにか答えることしかできませんでした。緊張する入国審査で、審査官と和やかにやり取りできた自分に、伸びを感じました。

2)食堂でのおしゃべり

夕食を食べに入った食堂でのことです。隣の席の女性が食べていた釜飯が気になり、何を食べたのか話しかけました。釜飯だけでも数十種類のメニューがあるお店で、現地の人が何を食べているのか訊いてみたかったのです。その方は、突然の声掛けにも気さくに応じてくれて、初対面とは思えないほど会話が弾みました。私の香港滞在の経緯や、インフレのこと、香港で行ったほうがいい場所など。二人とも食事を終えても、なかなか席を立たなかったので、店員さんが途中でお会計に来るほど、おしゃべりが止まりませんでした。そのあと一緒にお店を出てコンビニに寄り、駅に着くまで、さまざまな話題を楽しみました。
最後に彼女が「英語上手だね」と言ってくれました。「すごく嬉しい。ありがとう」と言いつつ、「でも何年も英語学習を続けてるけど、なかなか上達しなくて……」と答えました。すると、「そんなことない。私の言ったことをちゃんと理解して、それに対して話ができてる。ちゃんとコミュニケーション取れてるじゃない!」と言ってくれました。
香港出身の彼女は10年ほどイギリスに住んでいて、現在はそこで音楽の先生をしているそうです。そんな環境の中で生活している彼女は、英語でコミュニケーションを取ることの大変さもすごくわかっているはずです。その彼女からの嬉しい言葉に舞い上がり、その日は興奮してなかなか寝付けませんでした。

3)街中のあちこちで

初めての香港。しかも事前情報をほとんど持たないまま入国したので、ちょっとした場面で「これどうするんだろう?」「ここで合ってるのかな?」と思うことがよくありました。そんなときに、自分の訊きたいことを英語で伝えて、さらにプラスアルファの情報を教えてもらうことがよくありました。
英語学習を始める前の私は、そういった場面になると、誰かに話しかけたりせずに、スマホを使っていました。コミュニケーションがうまく取れなかったらどうしよう……という気持ちが強かったからです。でも今回の滞在では積極的に話しかけて、現地の方や旅行者の方々とコミュニケーションを取ることができました。

英語でコミュニケーションを取るための効果的な学習法

英語をコミュニケーションツールとして活用するには、自分の中から英語を捻り出す力と、積極的に話しかける勇気の二つが欠かせないと思います。そこで、実際に私がどんな学習をして、それらを習得したのかご紹介します。

1)Brighture でのレッスン

セールス抜きにして、やっぱり Brighture のレッスンが一番効いています。特に、スピーキングのクラスの LS(Listening and Speaking)と DC(Daily Conversation)で鍛えられたことが大きいです。

LS では前半にオーディオを聴いて、後半のアクティビティで、それに関連したお題に答えます。そのアクティビティは、生徒のレベルによって、一問一答(初心者)か1分間スピーチ(中上級者)のどちらかになります。Brighture 留学時に超初心者だった私は、一問一答でしたが、笑っちゃうくらい文章で答えられませんでした。中途半端な文章や単語だけで答えると、すかさず講師の訂正が入ります。また、どうにか絞り出して文章で答えても、それが短すぎたり、補足情報が必要な場合にも即座に添削されます。このレッスンでみっちり鍛えられたことで、主語と動詞 + 目的語などで構成される、ちゃんとした文章で答えることが身につきました。

DC では、毎回トピックが1つ出されて、それに沿った会話をします。ですので、LS のように講師が質問してそれに答えるインタビュー形式ではなく、友達や家族とするような、自然な会話を練習します。会話の切り替えや、情報を補足したい時の表現などをこのレッスンで学びました。
この DC のレッスンの際に心がけていたことがあります。それは、正しい文法を考えようとして、会話を中断しないことです。そうすることで、無意識に発言している誤った文法の癖などが明確になります。それらを、レッスン後半のフィードバックで添削してもらって、少しずつミスを減らしていくことができます。

食堂で、初対面の人と会話が弾んだのは、確実にこの2つのクラスで鍛えられたおかげです。

2)多読多聴

何度も紹介していますが、やっぱり多読多聴です。インプットに大事なのは、自然な英語の文章を読んで、会話を聴くことです。日本語で書かれた参考書を何周しても、自然な英語は身につきません。
多読多聴と聴くと、なんだか堅い印象で、とっつきにくいと感じる人もいるかもしれません。でも実際は、自分の興味のある分野の本を読んだり、動画、海外ドラマを観るのが多読多聴です。好きなことで勉強できるって、最高じゃないですか? 本を読むのが苦手な人は、ファッション雑誌や、ネイティブが書いてるブログなど、とにかく自分が興味が持てるものならなんでもいいんです。
でもそれは、日本の教科書に載っているような、とことん綺麗な英語ではありません。動画やドラマも、テスト問題などで聴くような、クリアな音源やアクセントがほぼない発音とは全くの別物です。なので、最初は自然な文章や会話に、挫けそうになるかもしれません。ですが、英語でコミュニケーションを取れるようになるためには、多読多聴が一番です!
毎日何時間もやる必要はありません(長ければ長いだけ効果はありますが)。10分でも15分でもいいので、とにかく毎日続けてください。そのうち、時間を忘れて洋書を楽しんだり、海外ドラマにどっぷりハマるようになると思います。

3)発音矯正

香港滞在中に、積極的に話しかけることができた理由の一つが、一度も聞き返されなかったことです。これは確実に Brighture で発音を鍛えられたおかげです。鬼軍曹のような講師たちに、ちょっとした音の違いを徹底的に直されました。それでもまだ、日本人のアクセントは残っています。また、正しく発音できていない音もあります。そんな状態の私でも、聞き返されることはありませんでした。もし何度も聞き返されていたら、きっと心が折れて話しかけるのを躊躇していたかもしれません。ですので、英語でコミュニケーションを取るなら、やっぱり発音は大事です!

これまで一度も発音を習ったことがない方は、独習ではなく、しっかり指導してくれる講師のもとでレッスンを受けることを強くオススメします。
レッスン以外に、発音の練習をしたいという方には、英語発音矯正アプリ ELSAもオススメです。

でも気を抜くとすぐに…

ここまでを読むと、香港滞在中は何不自由なく英語でやり取りしていたように思われるかもしれません。ですが、まだまだスムーズに英語を使えない私は、無意識に頭を使うため、どうしても日本語で話すときより疲れてしまいます。なので実際は、疲れて頭が回らなくなって、ぽろっと日本語が溢れることもありました。また、見ず知らずの人に話しかけるのが億劫に感じることもありました。正直、宿に戻って「くそっ」と思うこともありました。
だから、次はそういう場面を少しでも減らすことを目標に、英語学習を頑張ろうと思います。
ということで、Brighture のレッスンを予約します! 皆さんもご一緒にいかがですか?

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シリコンバレー、フィリピン、東京の3ヶ所に拠点を置くBrighture English Adacemy 代表、松井博が、日々あちこちで感じ…

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