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親の利他を受信せよ!中島岳志「思いかけず利他」その2

親の利他を受信せよ!中島岳志「思いかけず利他」その2

この本の第三章に次の記述がある。

つまり、受け手が相手の行為を「利他」として認識するのには、その言葉のありがたさに気づいたときであり、発信と受信の間には長いタイムラグがあります。ここに「利他」をめぐる重要なポイントがあります。

本書第三章より

これを読んだとき、真っ先にボクの心に浮かんだのが、老いた両親だった。彼らの利他を、ボクは真に受信していたのか?と思ったのだ。

両親の利他を受信してないと、感じたんだね。

わかっているようで、わかってなかったのだ。両親の長年に渡る利他を。

それでどうしたの?

すぐに電話をして、「今までの利他を受信したよ。本当にどうもありがとう!心から感謝してます!!」と伝えたんだ。

親の利他を体感する。

でも、このときは、言葉だけだったと思った。

後で、親の利他を体感することになるんだね。

赤ん坊の頃からの長年の利他に、とてつもない熱量を感じて、身体の芯から、ズーンと来たんだよね。

両親から発信された利他を受信した瞬間だね。

親が死ぬ前に、親の利他を受信せよ!

ボクが思ったのは、受信したのが、両親の死後じゃなくて、良かったということだった。この本のおかげだよ。この本には、超感謝している。

死んでしまっては、恩義に感謝することも、愛を注ぐことも、不可能になってしまうもんね。

そうだね。弔うことでしか、利他に感謝する方法がなかったら、アナタも嫌でしょう?

本当に、色んなことが学べる「思いかけず利他」!

色んなことが書いてある本だし、ストーリー仕立てなので、スーッと頭に入ってくる本だよ。

Alexaアプリに2倍でオーディオブック化して読ませても、Kindle本が理解できるんだね。

だから、個人的には、Kindle版をススメたい。

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