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HPVワクチン薬害東京訴訟 テレビ局はなぜ無視するのか?

2024年5月15日、HPVワクチン薬害東京訴訟の口頭弁論期日が開かれ、原告本人尋問が行われました。けれども前回に続き、これを報じている大手メディアは見当たりません。国が勧めたワクチンによる被害だと訴えている人たちがいて、結論が出ていないのに再び接種の積極的勧奨が行われているのに、この訴訟を報じないのは不自然だと思いませんか?

先生や医師から「演技」や「仮病」だと言われた

HPVワクチン薬害東京訴訟については、下記の記事でも取り上げました。2月21日の東京訴訟にも、東京のメディアはほとんど取材に来ていなかったそうです。

以下、HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団のサイトより一部引用です。

土岐梨奈さん本人尋問より 

ー接種後に自分の脚が千切られるような痛みがありました
ところが、中学校1年生の時にガーダシルの接種を3回受けたところ、それまでなかった右ひじの痛みや、うずくまってしまうような脇腹の痛み、股関節に自分の脚が千切られ、取られるような強い痛みを感じるようになりました。
また、手に力が入らなくなり、お箸や筆記用具が持てず、ペットボトルの蓋も開けられず困りました。
車椅子や松葉杖を使わないといけない状態にまでなり、リハビリを受けました。

ー突然意識がなくなることがありました
さらに、何かしていても突然意識がなくなり、心配した家族が顔を叩いても、階段やエスカレーターから落ちても、しばらく意識が戻らないことがありました。電車に乗っているときに意識を失い、目的地の正反対の方向へ何時間も移動し、公園で座っている状態で意識が戻ったこともありました。
その他にも、もともと知っているはずの文字が甲骨文字のように見えて、認識できなくなる症状もありました。

ー症状は「演技」や「仮病」だと言われ信じてもらえませんでした

しかし、このような症状を訴えても、学校の先生やお医者さんには信じてもらえませんでした。
先生からは「障害者ぶるな」と言われました。
また、母がお医者さんから「演技だと思わないんですか、これは仮病ですよ」と言われていたと後から知りしました。
副反応で、学校の体育の授業に遅れた時に、先生が、走れない私以外の同級生を「連帯責任」として走らせたことがありました。

ー症状は軽くなりましたがなくなった訳ではありません
高校3年生のころからガンマグロブリン治療を受けるようになり、症状は軽くなりましたが、なくなった訳ではありません。
疲れやすく、数時間働くと休まないといけません。原因が分からないので、またいつ症状が出るか分からない不安もあります。
現在は仕事をしていますが、体調が悪いときは休まないといけなくて、職場の人がカバーをしてくれます。
症状は、私だけでなく会社にとっても大変です。

ー未来が怖いと感じる症状です
もともと運動が好きだったのに、体を動かしたくても動かせなくなること、その症状の波は地獄そのものです。
この被害は、私だけでなく、家族や周りの人にも迷惑をかけます。
これまで、症状に対応するために、いろいろな工夫をし、また、いろいろなものに費用をかけてきました。
それでも、遊びに行った時も100%楽しむことはできません。
また、現在は子育てをしていますが、また体調が悪くなってしまったらと思うと怖いです。
症状の波は、未来にもつらい思いをさせる怖いものです。

https://www.hpv-yakugai.net/2024/05/18/tokyo/

このようなひどいことを言う、教員や医師がいるのです。テレビ番組ではよく「差別」や「いじめ」を取り上げますが、学校や病院でこのようなひどい対応をされた事例を、なぜ取り上げないのでしょうか。


治療法を確立して欲しい


43番さんの本人尋問より

ー3回目の接種後、ひどいだるさ、頭痛、胃痛、下痢などの症状が出ました
中学校1年生の時にガーダシルの接種を3回受けた後、目がチカチカし、ひどい頭痛や胃痛も起きました。
中学校2年生の11月ころからは、体が重くベッドから上半身を起こすこともできないようなひどいだるさや下痢も起きるようになり、学校を休むことが多くなりました。
歩くときは息切れも激しかったです。
ひどいだるさは悪いままずっと変わっていません。

ー中学校の卒業式に出られずピアノも弾けなくなりました
症状はさらに悪化し、母に車で送迎してもらい保健室登校をしていましたが、中学校3年生の11月ころには症状がさらに悪くなって登校できなくなりました。
卒業式には参加できませんでした。
ピアノも弾けなくなりました。
楽譜は見えていても、ただ音符が並んでいるようにしか見えなくなり、内容が分からなくなりました。
その後、通信制高校の授業では、話されている内容が全く頭に入ってきませんでした。
教科書に文字が書かれていることは分かっても、その意味は分かりませんでした。
電子レンジの使い方が分からない、傘を差した後にとじ方が分からなくなる、両親の顔を見ても誰か分からなくなるといった症状が出ました。

ー食事、トイレや入浴に介助が必要になり入浴は月1~2回しかできません

普段は、倦怠感が激しく、外出はほとんどできず、家の中でリクライニングソファに座ったまま、ほとんど何もできません。
首が後ろに倒れてきてしまって、態勢の維持ができず、食事もリクライニングソファで食べていました。
入浴しようとして具合が悪くなって倒れそうになりふらつくので、母に介助をしてもらっています。
入浴するとひどく疲れてしまうので、頻度は月1回でした。
食事の際も、手の力が弱く、自分では食べ物を切ることができないので、母に一口サイズに切ってもらって、食べていました。
トイレに行く際も、急に体調が悪くなって倒れてしまうことがあるので、すぐに来てもらえるようにそばにいてもらっていました。
文字が分からない症状も、どんどん悪くなっていきました。
ワクチン接種を受けてから12年が経ち、去年の夏ごろから症状は少しずつ良くなってはいます。
トイレは一人で行けるようになりましたが、入浴はひどく疲れてしまうので、現在も月1回から2回の頻度です。

–症状から解放される人が一人でも増え、被害に遭う人がいなくなれば

アニメやピアノに関する仕事に就ける状況ではなくなってしまい、とても悔しいです。
体調に波がある病気で、もし社会に出ても安定しないかもしれません。
倦怠感の波で動けなることもあります。
母は私を看護するために仕事を辞め、一方で、父は収入を維持するために仕事を休めず、家族にも負担をかけています。
症状から解放される人が一人でも増えるように治療法を確立して欲しいです。また、そもそもこの被害に遭う人がいなくなれば良いと思います。

https://www.hpv-yakugai.net/2024/05/18/tokyo/

他の方の事例なども見ていますが、HPVワクチン接種後に起きた症状は波があるケースが多く、周囲に理解されない辛さもあるのです。

HPVワクチンの被害報告があってから、「治療法を確立して欲しい」という皆さんの思いは変わりません。国は、勧めるだけ勧めて、治療法を見つけることに力を入れようとはしていません。

全文は、ぜひ下記のサイトでご確認ください。

誹謗中傷されながらも、被害者の方たちはなぜ闘い続けているのでしょうか。

4月28日に行われた「みなさんに聞いてほしい おはなしの会・足利 HPV(子宮頸がん)ワクチン副反応のほんとうのこと」で隈本邦彦氏(江戸川大学特任教授)は、過去の薬害を止めてきたのは「司法の力」だったと語っていました。

厚労省は、裁判で負けるまで知らぬ存ぜぬで通します。そして負けた瞬間に、方針をがらりと変えてきました。ですから、彼女たちが闘っているのは、自分自身の救済や治療法の確立のためだけでなく、国の政策を変えるためでもあるのです。将来の子どもたちに安全でないワクチンが使われることのないように、被害者の方たちは闘っているのだと、隅本氏は語っていました。

過去の薬害を見れば、厚労省が平気で嘘をつくことはわかっています(下記参照)。



次回の東京訴訟の期日は2024年8月7日(水)、東京訴訟原告3名の本人尋問が行われる予定です。

2024年5月31日(金)午後1時15分からは、名古屋地方裁判所の大法廷において、HPVワクチン薬害名古屋訴訟の口頭弁論期日が開かれます。こちらも、前回に引き続き原告本人尋問が行われます。

そのほかの日程は、下記のサイトで確認できます。