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逆接でポジティブに変えていく

皆さんこんにちは、しまさです。

Spotifyの2023の振り返りによると、今年の1~11月の期間だけでOfficial髭男dismのSubtitleを1803回も聴いていたみたいです。

確かに毎日聴いてはいますが、こんなにも聴いていたとは自分でも驚きました。おそらく私が世界で一番聴いているのではないでしょうか?(笑)

そこで、今回はそんな毎日聴いても飽きないSubtitleの好きな歌詞を記事にしました。メロディももちろん大好きですが、何よりも歌詞が好きなんですよね。悲しい世界にもちゃんと希望が持てるような。

以前もSubtitleで別の記事を書きましたが、今回は別の角度で逆接表現の部分をピックアップしました。それではお話ししていきます。


①言葉が届かなくても

言葉はまるで雪の結晶
君にプレゼントしたくても
夢中になればなるほどに
形は崩れ落ちて溶けていって
消えてしまうけど

でも僕が選ぶ言葉が
そこに託された想いが
君の胸を震わすのを 諦められない
愛してるよりも愛が届くまで
もう少しだけ待ってて

まずは1番のサビの部分です。
逆接の接続詞を太字にしました。

言葉を届けたい相手がいるのに、その言葉は伝えようとすればするほど相手には届きません。形は崩れ落ち、さらには解けて、最後には消えてなくなってしまうほどにです。なんて残酷な…。

しかし、それでも彼は言葉を届けることを諦めません。届けたいメッセージ以上に想いが届くまで考え続けるのです。言葉ではなくて想いを伝えたいというのがいいですよね。

この部分の歌詞では、前半は何をしても言葉が届かないという残酷でネガティブな印象がありますが、そこから「けど」と「でも」といった逆接で後半へつなげることで、何があっても届けたいという強い意志を持ったポジティブな歌詞になっています。

結果より過程が大事というのは綺麗ごとかもしれません。ですが、過程が見えた方が想いが伝わること多いも思います。そんな相手になら、もう少し待ちたいなともなりそうですよね。

②相手に何を言われても

「手のひらが熱いほど心は冷たいんでしょう?」
冗談でもそんな残酷なこと言わないでよ
別に言えばいいけど
全人生を賭けても ちゃんと覆さしてよ

2番のAメロです。

手のひらが熱いほど心は冷たいなんていうのはあくまで冗談ですが、それでも彼は傷ついてしまいます。何気ない一言が、とても残酷に感じる事も時にはありますよね。

しかし、彼はそれを全人生をかけても覆すと決意します。相手にどう思われようと、そしてどう言われようと、自分の想いは変えない。そんな強い意志をここでも感じます。

しょうもない冗談を気にしてしまうことからも彼にとって相手がとても大事な存在であることが分かります。また、全人生をかけてもという歌詞からも、相手とずっと一緒にいたいという気持ちが伝わってきますね。

③言葉は記憶から消えてしまうけど

言葉はまるで雪の結晶
君にプレゼントしたとして
時間が経ってしまえば大抵
記憶から溢れ落ちて溶けていって
消えてしまう でも

絶えず僕らのストーリーに
添えられた字幕のように
思い返した時
不意に目をやる時に
君の胸を震わすもの 探し続けたい
愛してるよりも愛が届くまで
もう少しだけ待ってて

ラストのサビの部分です。
この部分はSubtileの意味でもある「字幕」という言葉が使われていて、とても歌詞のメッセージ性も強く感じます。最高ですね。

もらった言葉のほどんどは時間が経てば記憶からも消えてしまうかもしれません。しかし、それでも字幕のように心に刻まれた言葉は消えずに残り続けます。そして、彼はそんな言葉を探し続けたいと思っています。

もしかしたらそんな言葉は見つからないかもしれませんが、きっと彼は諦めずに探し続けるのでしょう。

④どんな時でも

言葉など何も欲しくないほど
悲しみに凍てつく夜でも
勝手に君のそばで
あれこれと考えてる
雪が溶けても残ってる

曲のラストです。

言葉もいらないし悲しみに凍てつくよな夜であったとしても、彼は相手のことをそばで考え続けます。きっとその結果として、雪が溶けるような時間が経ったとしても、その想いは相手の心にも残り続けているのだと思います。

もしかしたらそれは言葉ではない何かなのかもしれません。想いというのは言葉であるとは限りませんからね。

相手のことを分かったような気になるのではなく、分からないなりに分かろうとする姿勢は本当に大事です。そんな姿勢をどんな状況でも大事にした彼は、きっとハッピーエンドだったのだと思います。

まとめ

Subtitleはドラマ「silent」の主題歌で、耳が聞こえなくなってしまった元恋人との恋愛がテーマの曲です。

普段使っている言葉も耳が聞こえない人にとっては残酷であったりします。どれだけ頑張っても聞こえなければ相手には伝わりませんから。

そんな悲しい世界の中でどれだけ時間がかかろうと、そしてどんな状況であろうと何とかしてその想いは伝えようとしているSubtitleの歌詞は本当に素敵です。残酷さの中でも希望が満ち溢れています。

「でも」や「だって」といった逆接の言葉は相手が言ったことに対して多用するのはよくないかもしれないです。しかし、自分自身に使う分には何も問題ありません。どんどん使ってネガティブをポジティブに変換していきましょう。

Subtitleの好きな部分を挙げたらキリがないのですが、今回は逆接をピックアップして悲しい世界にも希望を持てることを伝えたかったのでこれくらいにしておきます。

以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました。

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