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父という存在

父と卒業のお祝いを兼ねた、卒業旅行へ2人で鹿児島に3月に赴いた時の話をしようかなと思う。

私と父は別々に暮らしていて

そんな父と会うたびに、白髪の数が増え

なんとなく徐々に背中が頼りなくなっているように感じる。

父と2人で空港へ赴き、飛行機に乗り、鹿児島の景色をレンタカーを借りた。

海沿いや、田舎町と水車を眺めながら2日間を過ごした。

ホテルから見えた桜島

特別、多くの言葉は交わさないし

仲がいい親子というほどでもない。

でも、父が私に対して何となく心咎めを感じているのがひしひしと伝わってくる。

”そんなに、気にしなくていいよ”

”私、もう乗り越えているから”

そんな風に言いたいけれど、あえて言葉にすると小恥ずかしい。

言葉にして、いつか伝えたい。

でもそれ以上に”ああ、この子は大丈夫”
そういった、絶対的な安心感を感じてもらえるような大人になりたい。

4月から私は社会人になった。同期と比べて落ち込み

自分の意見を言葉にできずモヤモヤを抱えることが増えた。

きっとこれからも、沢山落ち込むことが増えるだろう。

そのたびに父との鹿児島旅行を思い出して、私にはいつでも帰る場所がある。そう思いたい。そう噛みしめて頑張りたい。

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